山本一郎(やまもといちろう)

普段はザンギエフを使っています。オークランド・アスレチックスのファン。1996年慶應義…

山本一郎(やまもといちろう)

普段はザンギエフを使っています。オークランド・アスレチックスのファン。1996年慶應義塾大学法学部政治学科卒、23年新潟大学修士(法学)、一般財団法人情報法制研究所/事務局次長・上席研究員。専門は統計分野、社会調査、制度設計と、投資実務および置物系コンサルティング業務全般。

最近の記事

AMラジオ34局放送休止と潰れる老舗料理店

 これもう16年以降「残す方針でいくなら基金でも作って電波塔などインフラは共通で整備しないと間に合わないですよね」ってずっと話していたまま7年が経過し「やっぱり駄目でした」で一気に無くなる方向という意味ではそりゃそうですよねって話だろうと思うんですよ。  と言っても民放連ほか私どもでほんのり関わりがあったのは19年まででしたから、5年間ほとんど議論としての進展はないまま死ぬべき時期がやってきたということなのでしょうか。  AMラジオそのものに思い入れのある人もいて、個人的

    • 漫画家の自殺と原作レイプ問題

       近いところに着弾したので「焦げ臭いな」と思っていたら、最悪の結果になってしまったので非常に残念に思っています。  一般論として、SNSは自由に書ける反面、関係者が思ったことをそのまま書いてしまうと本人が思った以上に、または間違ったことでも大きく広まってしまうことはあります。そして、仕事として生きている以上、思ったように、感じたように、書いていいことと、そうでないことがあるのです。たとえ、それが自分の子どものようにかわいがっている、思い入れのある原作に関することであったとし

      • 桐島聡さんが末期がんで徳洲会系病院にて自費治療の果てに逮捕って話で

         まあこれで青くなるのは医療行政側であって、あんたのところで治療を受けている無保険自費の患者はテロリストかもしれませんという話は割と最悪なことです。病院の方針に関わらず法制的にしっかりとマイナ保険証など電子化させて本人確認だけはちゃんとやれ、その結果、どうしてもアカン場合はなんか言ってこいって話になるでしょう。  一般論として、特にベッドを埋めて入院する人に関しては、医療側も治療に関する同意事項や入院時の補償に関する本人同意を行わなければならず、誰だか良く分からないけどおカ

        • 『ラサール法』偽情報対策関連新法に関する天気明朗なれど波高し

           そんなわけで、WGが立ち上がっていました。関係諸氏、お疲れ様でございます。  すでに一連の偽情報対策については「ラサール法」や「ラサール東スポ新法」という蔑称までついておりますが、スコープが人によって違うのと、立て付けが微妙に異なる話も出ていたので、整理がてらまとめてみたいと思います。  なお、私(山本一郎)自身は公的には2019年から行われていた笹川平和財団で行われていた偽情報(フェイクニュース)対策の「サイバーフェイクニュース研究会」検討委員のメンバーで、その他情報

        AMラジオ34局放送休止と潰れる老舗料理店

          込み入ったペーパーを15分で作る価値

           もうジジイなので多くを語るのもなんですが、それでも混乱している状況だからこそできることは多いのではないかと思い、日々を過ごしております。まあ、どうせ上を目指すことも無ければ駄目でも路頭に迷うこともないニュートラルな状態だからこそ、無心で仕事ができるというのは幸せなことです。健康、財産、家庭、仕事、能力、全部備わっていないとこうはなりませんから。  で、偉い人から「これ問題になってるから紙作ってこい」と言われるわけです。そこには「忙しいところ悪いんだけど」とか「お前だから頼

          込み入ったペーパーを15分で作る価値

          大紛糾『パルワールド』の生成AIパクリ問題がいきなり日本本土上陸の難

          ※ 騒ぎが拡大しているので、今週内どこかをめどに解説Youtubeでも撮りたいと思います。  Steamで数日で500万ダウンロードを達成して急成長しているぞ的な取り上げられ方をしている『パルワールド』ですが、ゲーム屋界隈では特に知財やマーケを中心に大激震となっておりまして、非常に多難な状態になりつつあります。  「ここまで売ったからには、うまい具合に版権元さん(ポケモン社)もカバーして買い取りなりロイヤリティを取って公式化なりしてくれるんじゃないか」という声もある一方で

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          おとぎの国のセキュリティクリアランス

           「何でこの辺だけお前静かなの」と言われるんですが、理由はただひとつ私には無関係だからですよ。 https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/keizai_anzen_hosyo_sc/pdf/torimatome.pdf  ペーパー的にはできることが全部網羅されていて、及第点以上にまとまってるよねという評価じゃないかと思っています。  細かくポツは論じませんが、個人的に「まあそうなんだけど」と思うのは情報の範囲と秘密保持を求める対象者に関する問題で

          おとぎの国のセキュリティクリアランス

          能登半島地震デマをラサール石井が流し中日スポーツがコタツ記事を書きヤフーニュースがプラチナシートに掲載して岸田文雄総理が公式に否定するフェイクニュース地獄

           某世界的シンクタンクが2024年最大のリスクは偽情報・誤情報などのdisinformation(意図的or党派的なフェイクニュース含む)だよと喝破しザワザワしている横で、能登半島地震での二次避難に関するフェイクニュースをラサール石井さんが流して騒ぎになりました。  その後、騒ぎが大きくなり黒煙が上がっているのを見つけたのか、俺たちの中日スポーツが「ラサール石井さんがネットでガセネタを流して批判されている」というネタ一丁でコタツ記事を放流。  それを、どういうわけかヤフー

          能登半島地震デマをラサール石井が流し中日スポーツがコタツ記事を書きヤフーニュースがプラチナシートに掲載して岸田文雄総理が公式に否定するフェイクニュース地獄

          山本太郎と詐欺話法

           れいわ新選組の山本太郎さんが能登半島地震の現地入りをしてしまったうえで、愚にもつかない解決策を総理の岸田文雄さんと石川県知事の馳浩さんにX(Twitter)上でぶん投げるという惨事がありました。  個人的には賛否両論・両論併記の対象というよりは、これらの軽率な盲動については固く戒められるべきと思っていたところ、あろうことか山本太郎さんが一連の愚挙と凡庸な提言をもって政府が能登半島地震対策の方針転換をしたと自画自賛する内容が流れてきて、これはもう単純に「れいわはないわ」以前

          山本太郎、煉獄コロアキ、津田大介、へずまりゅう各氏らが被災地入りして批判されている件で

           なんかガッツchを入れて迷惑系活動家五虎将とか、堀潤加えて六芒星みたいになってますが、地震など激甚災害が起きると売名に打って出るというか、存在証明をしないと沈んじゃう人たちが新興宗教の勧誘的な一発芸に打って出るのが定番になってきてるなあと思うんですよ。  同じハコに入ってしまいましたね。  石川県や、輪島市珠洲市が「ボランティアは募集していません」と宣言しているのに、現地NGOやNPOに呼ばれた体にして被災地に身軽に行こうとし、結果的に物資が足りなくて現地調達したり不要

          山本太郎、煉獄コロアキ、津田大介、へずまりゅう各氏らが被災地入りして批判されている件で

          51歳に、なりました

           旧年中は大変お世話になりました。仕事を抱えたまま一週間出張に出たところ、異国の地で派手にインフルエンザに罹患・発症し、年末ギリギリに帰ってきて何とか家族と穏やかな団欒を過ごすことができました。  新年早々、その影響で大量に積み残された仕事を泣きながら手がけているままに1月4日の誕生日を迎え、私は51歳になりました。  さすがにもうこの歳になると誕生日を迎えておめでとうも何もない気もしますが、あいさつ回りした先々でお誕生日おめでとうと言われ、帰って家族からお祝いをされると

          フローレンスの駒崎弘樹が公金チューチューで批判されている件で

           なぜか年末に駒崎弘樹さんから連絡があり、良く分からない質問をされたけど、まあ興味があるならと思って事実関係をありのまま説明したら、別の話をその次の瞬間に持ち出されて逆ギレされたんですよ。  もう9年も前のことになりますが、いわゆる「ひとり親家庭の貧困問題」に関して、当事者でもある常見陽平さんと駒崎さんの論争が起きた際は、わざわざフジテレビさんにもお願いして仲介の対談をセットした一方、時をほぼ同じくして、現在公金チューチュー騒ぎの実は本丸になっている休眠口座問題では資金管理

          フローレンスの駒崎弘樹が公金チューチューで批判されている件で

          【映画】家族で『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』を観に行った感想(ややネタバレあり)

          ※ 途中から「以下ネタバレあり」の挿入の下に若干のネタバレがありますので、ご留意ください。お気になさる方は、そこで引き返してください。  本当は『ゴジラ-1.0』を観に行く予定が、拙宅山本家幹事長(4歳)が「こっちがいい」と指令を出されたため、急遽観ることになった『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』。  結論からすると「ふざけるなよ」と言いたくなるほどの男の中の男の映画でしたね。突然登場人物が脈絡もなく歌い出し、その辺に歩いていた人たちも一緒になって踊り始め、現代社会

          【映画】家族で『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』を観に行った感想(ややネタバレあり)

          リスクは必ず現実のものとなる、世界は崩壊に向かっていると言っておけば、いつかは必ずそうなる

           昔ケインズが「長期的には人は必ず死ぬ」といったのが有名ですけど、少子高齢化であれ原発事故であれ台湾海峡問題であれ「これはリスクだ」と言うのは簡単だけど、それがどういうメカニズムで起きているのか、そういうリスクが具現化したときにどうダメージをコントロールできるようにするのかを考えるのが政策の役割であります。「リスクがあるぞ、いつか大変なことになるぞ」と言っておけば、実際にそうなったときに「ほら、そうなっただろ」と偉そうにできるのですが、それは無責任な占い師や評論家の話であって

          リスクは必ず現実のものとなる、世界は崩壊に向かっていると言っておけば、いつかは必ずそうなる

          【書評連載】『100分de名著』(NHKテキスト)に公共放送の本気と闇を見た

           月刊『MONOQLO』で書評連載を続けて早ン年、読者の皆さんからたびたび「Webと連動せんの?」と言われていたのを思い出し、先月24年1月号の掲載本をプレイバックしようと思うんですよ。  お題はNHK『100分de名著』でございますね。  世には本の要約サービスがあって同一性保持権で面倒ごとがあったり、隙間時間にAudibleを1.5倍速で聴き読んで理解したつもりになって全部忘れてたり、いろいろあるじゃないですか。  でもNHKが繰り出す『100分de名著』は違う。本

          【書評連載】『100分de名著』(NHKテキスト)に公共放送の本気と闇を見た

          詐欺被害を防ぐには「家族や周囲に相談」というけれど

           特殊詐欺や宗教勧誘などのトラブルに巻き込まれる被害者の人物像について各種調査をしている話はあるが、あんまりちゃんとした数字として出ていないのも事実です。  で、最近になってにわかにホスト規制の話が出て、ホストに貢ぎ過ぎて風俗堕ちする女性や家族が相談に来ているという話があるのですが、この手の社会的ハイリスク女性についてはようやく包括的調査をやるらしいので、その結果(と適切な形での公開)が待たれます。  ホスト規制新法の話は単なる理念法に過ぎず筋が悪いので具体的な解決策とセ

          詐欺被害を防ぐには「家族や周囲に相談」というけれど