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David Bowie, "The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars" (1972)
架空のロックスター"Ziggy Stardust"の物語をハードエッジなロックで表現した音絵巻。アポロ11号の月面着陸に影響を受けた、グラムロック先駆者の偉大なコンセプト・アルバム。
グラムロックとは彼のために生まれた言葉のように感じる。煌びやかなファッションと濃いメイク、歌詞はファンタジー。後にQueenやT-Rex、日本だと忌野清志郎らに影響を与えている。Queenは日本での人気は高いが欧米
Arctic Monkeys, "AM" (2013)
衝撃のデビューアルバムから、試行錯誤を経て発表された5作目。YouTube再生回数10億越えの"Do I Wanna Know?"は必聴。(動画のクリエイティビティに感動。)
全英初登場1位、当時のアルバム最速売り上げ記録を打ち立てた1stアルバムからArctic Monkeysは試行錯誤した。ヘヴィなサウンドからサイケに接近したり、ソフトロックに挑戦したり。なかなかデビュー当時の衝撃を覆すよう
BUMP OF CHICKEN, "ユグドラシル" (2004)
"天体観測"から2年、その人気を不動にしたバンプの2作目となるアルバム。2000年代邦楽のギターバンドブームを牽引したバンドのマスターピース。
実は個人的にバンプとは縁がある。地元の千葉県佐倉市出身のバンドで、佐倉の有名人といえば長嶋茂雄、高橋尚子、そしてバンプだった。私自身、当時まだ小学生であったが、中学高校とバンドを聴くようになって、ほんとにこの世代のど真ん中を歩いてきた感じがある。アジカン
Justin Timberlake, "Justified" (2002)
白人R&Bの決定盤!未だ色褪せない名曲の数々、、、MJの正統フォロワーとしてR&Bの間口を広げた歴史的にも重要な一枚。
それまで黒人の音楽だったソウル、ファンク、ヒップホップ、そしてR&B。。。21世紀に入るとエミネムをはじめ、白人がその舞台に入り始めてくる。そんな時勢に出てきた本アルバムは、当時飛ぶ鳥を落とす勢いでヒット曲を連発させていたプロデューサーチーム、ネプチューンズによってプロデュース
Foster the People, “Torches” (2011)
2011年に現れたインディーロックの救世主!独特の浮遊感と煌びやかなサイケデリアの世界。
2011年頃のロック若しくはインディーズのアルバムとしてはかなりポップで、音楽シーン全体としても久々に売れたロック系のアルバムだったのではと思う。
アルバムを通して非常にダンサブルで、またボーカルシンセが多用されており、これは彼らのサウンドの一つの特徴となっている。この「クヮックワッ」というアヒルのような
Joy Division, “Closer” (1980)
近年の80年代リバイバルブームで再評価される孤高の天才、イアン・カーティスが弱冠23歳で亡くなった後リリースされたポストパンク代表格の最後のアルバム。
80年代リバイバルブームで再び注目されているジョイ・ディビジョン。そのサウンドの特徴は、通常より1オクターブ高く演奏されるベースと無機質なドラムサウンド。ボーカルのイアン・カーティスの暗くて陰鬱な雰囲気と相まって、インダストリアルな雰囲気が漂う。