Cardi B, “Invasion of Privacy” (2018)
NYのストリッパーからビッグスターへ。現代の2Pacとも呼ばれるパワフルな彼女の1stアルバム。
19歳でストリッパー。欲望渦巻くNYで娼婦をしていた彼女は、貯めたお金でミックステープを作り続けていた。(豊尻手術もしたらしいが。) “NYの娼婦”という肩書きと、彼女のフィルターなしの発言はメディアで受け、アメリカのリアリティーショーへの出演を果たすと、その人気はどんどん増えていったそうだ。
デビュー前から既に多くのフォロワーを持っていた彼女は遂に”Bodak Yellow”でシングルデビュー。女性ラッパーにより単独シングルが全米1位となるのは、あのローリン・ヒル以来19年ぶりの快挙だった。
MVでは胸やお尻をバンバン出して、ラップもセックスの話ばかり、でも1番好きなのはお金。なぜなら娘にお金を使いたいから。。。泣けはしないけど、なんとなくキュンとしてしまう笑 アルバム曲ではないが“Money”という曲では、隠すそぶりもなくそんな率直なCardi Bらしさが満載となっている。
Csrdi Bの記事を漁っていたら、彼女は”現代の2Pacだ!”という記事を見つけた。どうやら有名プロデューサーのTwitterから話題になったようだ。2Pacは90年代Hiphop界に革命を起こしたカリスマだ。
矛盾を抱える宿命であるラッパーと、リリックの素直さ、、、面白い記事なので是非一読していただきたい。
個人的にヒップホップは哲学的な側面とギャングでスキャンダラスな2面性が面白い分野だと思う。Mos Defのような詩人もいれば、Cardi Bのようなスキャンダラスなギャングスタもいる。だから飽きない。
こういうエロいMVもどんどん出してほしいし、これからもHiphopを盛り上げていて欲しい。ちなみにCardi B はバカルディの略語って気付いてましたか?
2022/2/12(Sat) 2022年音楽レビュー#14
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