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生きる、生活系

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2023年5月の記事一覧

「哲学」のはじめ方

「哲学」のはじめ方

というわけで、毎度恒例マシュマロガチ回答のお時間です。今回の相談は先日のひろゆき論争をきっかけに本マガジンにたどり着いた22歳男性から。早速見ていきましょう。

これはシンプルながら極めて本質的な問いで、一読して自分も唸ってしまいました。どうすれば自分の哲学を持つことができるのか。つまり質問者は「哲学のはじめ方」を問うているわけです。

これほどラディカルな問いも中々珍しいと思います。ぶっちゃけた

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生きているだけで実は奇跡だという話

生きているだけで実は奇跡だという話

人生はクソなことが多く、日本は衰退の一途をたどる。
そういう状況下で「生きているなんて奇跡」だなんて言ったら、気分を悪くする人もきっといるでしょう。
私もそう。
人生なんざ結局「親ガチャ」、「能力ガチャ」に当たった人が圧倒的に優位に生きることができる。
それに比べ、何の才能もない自分なんて生きる意味なんてあるのか…。
と絶望することが多い。

でも、「生きている」ということだけについて考えると、今

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田舎に暮らさなくてよかった

田舎に暮らさなくてよかった

私は現在、札幌に住んでいますが、札幌に住む前は田舎に暮らそうかなぁという構想みたいなものがありました。
けれども、今振り返ると、田舎に暮らさずに都市部に住んでよかったと思いました。

なぜなら、私はゼロから何かを作ることができないから。
今の時代、田舎に移住するためにはクリエイティブな能力がある程度必要になります。
以前の記事でも書きましたが、

田舎移住で成功する人は、何もない中から新たに何かを

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「仕事がデキる」という言葉に感じる胡散臭さ

「仕事がデキる」という言葉に感じる胡散臭さ

「仕事がデキる人」という言葉を聞くと、日本人ビジネスパーソンはその人に対して崇拝の念を抱くことでしょう。
仕事がデキる…
仕事がデキる
仕事がデキる…

でも、性格がひねくれまくり、歪みまくりの私はどうもこの「仕事がデキる」という言葉に対して胡散臭さを感じるのです。
ついでに言うと、「ビジネスパーソン」という言葉にも胡散臭さを感じているのですが、胡散臭さを感じつつ、ビジネスパーソンという言葉を多用

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乖離しかけたもの

乖離しかけたもの

 ここしばらく、自分の感情や考えをきちんとまとまった言葉として綴るという作業を怠ってきた。
 正直に述べると、いろいろなことをふわっとさせて見て見ぬふりをしてきた、ということになるのかもしれない。
 ここ最近、Instagramの個人アカウントにばかり、いわゆる“リア充”的な投稿を繰り広げている。内容は事実である。美味しいご飯屋さんに行った時の記録や備忘録的に投稿してはいるのだが、リアルタイムでは

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能力主義は正しいのか?

能力主義は正しいのか?

私たちは当たり前ですが遺伝子というものを持っています。
遺伝子は設計図のようなものといわれており、遺伝子をもとに人間というものが作成されています。
目には目の設計図が、口には口の設計図のように、遺伝子は私たちを形作る重要な存在です。
ここまでであれば体を作るためには遺伝子が必要だよね、という結論になりますが、もう少し踏み込んで能力、才能について考えていきたいと思います。

私たちは遺伝子によって体

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お金持ちになるための必勝法は節約しつつ低リスクの挑戦をすること #43

こんにちはキャルロです。皆さんはお金持ちになりたいですか?僕はなりたいです。今日は絶対にお金持ちになれる人生の必勝法について考えてみたのでお話しさせていただきます。

まず、第一に当たり前のことでしかありませんが、節約はとても大事です。お金が欲しいと思ったら節約から始めるべきです。なぜなら節約すれば100%確実にお金が手に入るからです。仕事のために勉強したり、株に投資してみたりしてもお金がそれで本

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【34】性役割を本気でなくそうとしたキブツの顛末(2)

【34】性役割を本気でなくそうとしたキブツの顛末(2)

〔前回の続き〕
 女性が存分に労働参加できるよう導入された集団保育制の方も長続きしなかった。1950年代以降この手法は次第に廃れていき、多くのキブツで子供は核家族に返されていったという〈注1〉。

 前回述べたように、キブツは「未開の土地に理想の平等社会を作る」という熱意を持つ人々によって創設された。ヨーロッパから移住してきた初期のメンバーは未婚の若者ばかりで〈注5〉、地理的にも歴史的にも伝統や慣

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首都圏育ちの人は人生で一度は地方に暮らしたほうがいい

首都圏育ちの人は人生で一度は地方に暮らしたほうがいい

首都圏で生まれ育った人は基本的にずっと生活拠点が首都圏のままなんじゃないかと思います。
地方から首都圏に引っ越すメリットはあれど、首都圏から地方というのは一般的にはあまりメリットがないように見えますからね。

でも、ずっと首都圏で暮らし続けるのはそれはそれで人生もったいないのではないかと思います。
もったいないという言い方は適切ではないかもしれませんが、生まれてからずっと首都圏に暮らし続けると、地

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就活に失敗しても人生は詰まない

就活に失敗しても人生は詰まない

日本人は本当に不思議な考えを持っていて、新卒で就活に失敗したら(内定ゼロや大企業に内定をもらえないなど)、人生が終わりであると思っています。

新卒だけでなく、中途の転職活動においても、自分の望んだ結果を得られなければ、「人生詰んだ…」と嘆きがち。

SNSにおいても、「新卒で大企業に行けなければ、その後の人生はうまくいかないでしょう。就活には命をかけるべき」みたいなクソみたいことをツイートしてい

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