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就活に失敗しても人生は詰まない

日本人は本当に不思議な考えを持っていて、新卒で就活に失敗したら(内定ゼロや大企業に内定をもらえないなど)、人生が終わりであると思っています。

新卒だけでなく、中途の転職活動においても、自分の望んだ結果を得られなければ、「人生詰んだ…」と嘆きがち。

SNSにおいても、「新卒で大企業に行けなければ、その後の人生はうまくいかないでしょう。就活には命をかけるべき」みたいなクソみたいことをツイートしている人が一定数います。

当たり前ですが、就活で失敗したり、うまくいかなかったりしただけで人生が詰むことはありません。
その時点では失敗であったとしても、人生というスケールで見てみると、失敗ではなかったという可能性もおおいにあります。

例えば、就活には失敗しても、その後勉強をし、弁護士や会計士、医者になって高年収を得ることができますし、仕事のスキルを身につけ、個人事業主や会社経営をすることができることだってあります。

今は終身雇用も年功序列もオワコン化し、給料も社会保険でガッツリ抜き取られるなど、会社に勤める価値は過去に比べ下がっています
そのような社会状況の中で、いちいち就活に価値を置きまくり、人生終わっただの、勝ち組になれなかっただのというのは思考をアップデートできていないと言えるでしょう。

日本人は正社員に対する信仰がいまだに強いですが、今後は今以上に会社に勤めることの価値は下がっていき、個人で働く人の割合が増えていくと思います。

そもそもですが、会社勤務という働き方自体、もう終焉に向かっている気がします。
産業構造やライフスタイルが変化しているのにもかかわらず、かたくなに1日8時間週5日労働、休みはたったの2日という勤務形態を続けている。

世界の多くの企業ではは既に週休3日や1日6時間労働のワークスタイルに舵を切っているのに、日本はいまだに「文明開化」せず。

こんな「文明開化」していない国の就職活動で人生が左右されるなんて茶番以外のなにものでもありません。
就活、会社のブランドに価値を置いている人間の方がむしろ人生詰んでいるのではないでしょうか。

会社に勤めることの価値が下がっている現代において、就活に失敗して人生が詰むということはほぼありえません。
もし、詰んでしまったという人は、就活ではなく、その人自身のマインドに問題があると言えます。

「大企業が勝ち組」とか「就活に失敗したら人生終わるwww」みたいな意味不明な言説に惑わされず、自分が何をしていきたいのかを考えて生きていく必要があります。

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