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エアーズロックトレイル 8miles -6- 終わり!
ウルルでの壮大な体験、今回でようやく終了します…
朝日が昇るのを見届けた後、私たちは駐車スペースのある広場に辿り着いた。歩き始めて約3時間、ガイドの男性が私たちの到着に備えてフルーツとスナックを用意してくれていた。ここで一旦小休憩。
ここからさらに数時間歩くので、出発前に水を補充する。
地上に伸びた管から出る水をペットボトルに詰める。スイスの女性が一口水を飲んで一言。
「Taste like
エアーズロックトレイル 8mile -5-
ウルルの朝5時、気温0℃。
オーストラリアでは7月は真冬に差し掛かる時期。寒さに凍えながらも、体温で温まったチクチクの薄っぺらいブランケットが妙に優しくて、体を包んでくれる安心感とともに4時間ほど眠ることができた。
昨夜シャワーを諦めたので、起きたら再度挑戦しようと思っていたけど、外で全裸=凍え死ぬ。という結末がありありと想像できたのでやっぱり諦めた。確認したら他の5人もシャワーを使っていなかっ
エアーズロックトレイル 8mile -4-
なかなか終わらない人生に迷った人のウルルバックパック旅。
日が暮れるとウルルの乾いた大地に冷たい風が吹いて「あぁそうだ、ここは冬だった」と改めて気付かされる。
エアーズロックのサンセットを見届けた後、キャンプ場に到着。ひとり一つずつ大きな布の塊を渡され、割り当てられた小屋に入る。
布の塊からシーツと枕カバーを取り出し早速ベッドメイク。
この小屋、まわりが丈夫なテントシートで囲われているだけで、
エアーズロックトレイル 8mile -3-
ちっぽけな自分を再確認するかのような、ウルルでのバックパック旅。
風の谷とも呼ばれるカタ・ジュタを歩いた後、私たちはバスで移動し、ウルルの広大な大地が見渡せる場所で小休憩をとった。
ここでまたスイス人の女性が「あなたの写真を撮りたい」と二人だけの撮影会が始まった。
このアングルじゃダメだね!と場所を変えてもう1枚。
彼女の「カメラを見ないでね」という助言を忠実に守ったけど、体が斜めになって、
エアーズロックトレイル 8mile -2-
ウルル カタ・ジュタ国立公園の中に入った私たちは、ガイドの案内でカタ・ジュタへ向かった。
カタ・ジュタ(オルガ山)は大小36の巨大な岩が群れとなっている場所で、アボリジニにとっての聖地の一つ。その岩の群れのあいだを歩くショートトレイル。
真冬の風は冷たいけれど、太陽が近く感じられるからか、体を縮めて歩くほどではない快適な寒さ。体感温度は5℃くらい。
岩のあいだを抜ける風を全身で受け止めながら
エアーズロックトレイル 8mile -1-
2023年7月、オーストラリア入国。
ただただ現実逃避のために向かった国。メンタルダメージの症状が悪化し、社会復帰の見込みが立たない私が絶望とともに過ごした国。季節は真冬。
気温5℃のメルボルンに3日間滞在し、ウルルへ移動。
クラシックな建物が立ち並ぶ街並みから1時間ちょっとで、赤茶色の土しか見えない大地が広がっていく。小型飛行機の小さな窓に顔を押し付けるほど近づいて、見たことのない景色に目を奪
"世界一優しい裁判官 Frank Caprio"に学ぶこと
テレビの仕事を離れると、テレビを見ることを避けるようになって、ここ1年はもっぱらYouTubeウォッチャーと化している。
最近ずっと見ているのが”Caught in Providence”
アメリカ ロードアイランド州プロヴィデンスにある地方裁判所の裁判長、フランク・カプリオ氏の裁判の様子を見ることができるYouTube。
何の演出も作り込みもない本物のノンフィクション映像。
彼が「世界一優しい