マガジンのカバー画像

将来大人になる子たちへ

44
こどもたちにも教えてあげたい話題を集めています
運営しているクリエイター

#エッセイ

もし、わたしがよその家の子供だったなら。

もし、わたしがよその家の子供だったなら。

どれぐらいの分量のものを我慢してきたのか

あまりよくわからないけれど。

我慢って、じぶんでは感じられない時がある。

わたしの癖なのか、心を保つ術なのか。

ここにいるわたしとは違うわたしを

想定してしまうところが小さい頃からあった。

小学生の頃、母とふたりで空港まで車で

行くことがよくあった。

旅行のためじゃなくて、ただ空港にふたりで

行って、旅する人々を眺めていたり、そこで

もっとみる
あなたにとって簡単なことは、誰かにとっての難しいことかもしれない

あなたにとって簡単なことは、誰かにとっての難しいことかもしれない

自分がどうしようもなく無力に思えるときがないだろうか。
才能がない、かといってそれを埋めるほどの努力もできない。自分に一体何ができるというのだろう……。

幼いころの、根拠のない全能感を背負って生き抜くには、世界は広すぎる。自分よりも才能がある人、努力ができる人に出会って自信を無くして、それでも何か自分にできることを探して生きてゆくのが、大多数の人には精一杯の生き方だ。

小学校までの私は、自分の

もっとみる
『母と子の絆』(お母さんに言えなかったこと子どもに聞けなかったこと)を読んで思ったこと

『母と子の絆』(お母さんに言えなかったこと子どもに聞けなかったこと)を読んで思ったこと

私のnoteにお越しいただきありがとうございます。

candy@です。

この本も今回の引っ越し先の新しい図書館との出会いがなかったら、読んでなかっただろうなと思います。

とても心に染みたので、初めてですが読み終わった感想を書いてみます。

読書感想苦手だし、初めてなのであまり期待しないでくださいね〜(笑)

作者は石川結貴さん

1961年生まれなのでほぼ私と同世代の人。

この本は子どもの

もっとみる
絵のおはなし

絵のおはなし

私は絵が大大大大……大好き!!

それは物心つく頃からのこと。

1番初めに楽しい、すきって強く感じたのは

クレヨンを描いた上から水彩を塗るはじき絵。

それと、水に画用紙を浸して

水彩絵の具をのせてにじみを楽しむ水彩画。

どちらも4歳の時

幼稚園で教えてもらって

強烈な印象が私の心に残った。

なんて楽しいんだろう。

無我夢中で線を描いては色をのせた。

色が広がっていく様子をじっと

もっとみる
まっさらな心で子どもを見る

まっさらな心で子どもを見る

数年前のこと。

区内の幼稚園から
仕事の依頼がきました。

年少クラスに
入園する子で
多動傾向の子が一人いるので
その子の支援についてほしい
とのことでした。

結婚前まで
幼稚園教諭として
働いていましたが
結婚と同時に退職し、
その後、
10年くらい
仕事から離れていました。

幼稚園への復帰は
考えていませんでしたが、
クラス担任ではなく支援員、
半年間という
期限付きだったこともあり、

もっとみる
クリントイーストウッドは僕らを大人にしてくれた

クリントイーストウッドは僕らを大人にしてくれた

「僕の昭和スケッチ」93枚目

<「マカロニウエスタンの頃」画/© 2021 もりおゆう 水彩/ガッシュ>

戦後の貧しい時代に庶民の娯楽の筆頭は映画でした。
しかし、昭和も40年代に入ると生活は少しずつ上向いて行き、何処の家庭にもテレビがあるようになると、この新しい無料映像コンテンツによって映画は斜陽の兆しを見せ始めます。
昭和20年代、30年代とうって変わり、映画館が立ち見で一杯になるような事

もっとみる