望月希美

煎茶道歴25年/師範歴13年 講師歴9年 茶育指導士。 お茶のある日常の愉しさを伝え…

望月希美

煎茶道歴25年/師範歴13年 講師歴9年 茶育指導士。 お茶のある日常の愉しさを伝える人。 お茶のある時間が お茶のある日常が 笑顔で心あたたまる やさしいものとなりますように。

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固定された記事

わたしはこんな人。

はじめまして。 望月希美(もちづきのぞみ)です。 煎茶道の道に入り、数えてみるともう人生の半分以上を、お茶と、煎茶道ともに生きてきたようです。 物心ついた頃には…

望月希美
2年前
13

3月、4月に読んだ本

春分の日から始めた 【週に一度でも、好きな本を読む】 少しずつ少しずつ読んでいます。 3月、4月で読み終えた本はこの4冊。 新しく開く本。 何度も開いている本。 読…

望月希美
2週間前
4

旅とお茶と、モモとエンデ

旅行や出張の際、お茶セットを毎回必ず持っていきます。 慣れない場所で。 好奇心を刺激される場所で。 ちょっと一休み、一呼吸置く時間はとても大切です。 帰宅して、…

望月希美
1か月前
5

春分の日からはじめる事

3月20日は春分の日。 春は種蒔きの季節です。 そして、半年後、9月22日は秋分の日。 収穫の季節です。 何か習慣化したいな、と思い、ここ数日考えていました。 【週に1…

望月希美
2か月前
6

トクベツな日のお茶 - 紅茶 -

物心ついた頃から、自宅で飲むものといえば“緑茶”だったわたし。 そんな中、「トクベツな日のお茶」がありました。 お誕生日のケーキ。 お土産でいただいた洋菓子。 …

望月希美
2か月前
12

あなたは、あなた。わたしは、わたし。

同じ時に、同じ空の下で、同じように生きている。 でも、同じではない。 あなたとわたし。 あなたは、あなた。 わたしは、わたし。 つめたくかたい境界ではなく あた…

望月希美
3か月前
6

話せる事は、愛があること。

自分の国や家族の歴史。 それは、自分自身のこと。 ベトナム在住の日本人の方は、30年前からのベトナムのお話をしてくれました。 愛情が深く、朗らかで、あたたかい心が…

望月希美
3か月前
3

良いことが悪いこと?悪いことが良いこと?

何かが起きた時 「あー、もう最悪…!」 「あんなことがあって気の毒だね。」 などあると思います。 また、それとは逆に 「わ!これってラッキー!」 「あんなことが起こ…

望月希美
5か月前
3

行ったり来たり。

人は好きだけれど、いつもいつも誰かと一緒というのはわたしは無理です。 そして、街なかも好きだけれど、情報量が多すぎて無理な時も。 自然の中にいたいけれど、そこだ…

望月希美
6か月前
1

秋を堪能した日

目で感じて 鼻で感じて 耳で感じて 肌で感じて 足の裏でも感じて 久しぶりに、深呼吸ができた日。 葉の落ちた先がが土ならば 植物の根があるならば きっと落ち葉は…

望月希美
6か月前
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いつか。誰かが。

「いつか〇〇したい。」 「誰か〇〇してくれないかな。」 いつか、は、来ないです。 誰か、は、いないです。 誰か、は、してくれないです。 結局、自分でやるしかない…

望月希美
6か月前
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期間限定の屋上のお庭、rooftop28

お茶には、やわらかいコミュニケーションをうみだしてくれたり、普段は話さない・話せない事を話せたり、聞けたり。 今とは違う時や場所、人とを繋いでくれるモノがあると…

望月希美
7か月前
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違うからこそ。

自分の考えや感覚と違う人がいます。 でも、それは自然な事で、そこには正解も不正解もありません。 その差異がなければ、自分と人とをも区別できないのです。 反対の考…

望月希美
7か月前
6

忘れられない授業。

忘れられない授業がわたしにはあります。 20歳の時。 3週間ほど旅行と勉強を含めてアメリカに行った際、LAで受けた授業の終わりでした。 先生がその教室にいる生徒に 「…

望月希美
7か月前
8

御守り

お着物を着る時、アクセサリーはすべて外す。 お茶を淹れる時、手元のアクセサリーもすべて外す。 わたしが普段身に付けているアクセサリーは、祖母や母、大切な人からい…

望月希美
7か月前
5

受け繋いでいくもの。

幼少期、母方の祖父母と暮らしていました。 テーブルの上には、写真のようなまぁるいお盆の中に、お湯飲み、急須、お茶の葉が。 ジュース類を自宅で飲むことはほぼなくて…

望月希美
8か月前
2

わたしはこんな人。

はじめまして。
望月希美(もちづきのぞみ)です。

煎茶道の道に入り、数えてみるともう人生の半分以上を、お茶と、煎茶道ともに生きてきたようです。

物心ついた頃には、日常にいつもお茶がありました。
祖母や母が用意してくれていました。

自宅でジュース類を飲んだ記憶があまりなく、ジュースとか炭酸飲料は、わたしの中で外食やイベント時に飲める特別な飲みものでした。

今も、コーヒーとお茶(またはミネラル

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3月、4月に読んだ本

春分の日から始めた

【週に一度でも、好きな本を読む】

少しずつ少しずつ読んでいます。
3月、4月で読み終えた本はこの4冊。

新しく開く本。
何度も開いている本。

読みかけの本はまた別の時に。

エンキョリレンアイ
著者 小手鞠るい

お茶の味
著者 渡辺都

月曜日の抹茶カフェ
著者 青山美智子

求めない
著者 加島祥造

--- 読みかけの本 ---
江之浦奇譚
著者 杉本博司

「オ

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旅とお茶と、モモとエンデ

旅とお茶と、モモとエンデ

旅行や出張の際、お茶セットを毎回必ず持っていきます。

慣れない場所で。
好奇心を刺激される場所で。

ちょっと一休み、一呼吸置く時間はとても大切です。

帰宅して、数日離れた自宅の、いつもの場所で、いつもの器で、いつものお茶を飲んだ時の、「あ、帰ってきた。」とホッとする感じ。

年明けから、ベトナムへ約3週間。
その後、福岡・熊本・宮崎・大分・京都と短期間で回る事がありました。

先々でいつもの

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春分の日からはじめる事

春分の日からはじめる事

3月20日は春分の日。
春は種蒔きの季節です。

そして、半年後、9月22日は秋分の日。
収穫の季節です。

何か習慣化したいな、と思い、ここ数日考えていました。

【週に1回でも、好きな本を読む時間を作る。】

これが今回はじめること。

仕事関係の本はよく読みますが(もちろん興味があって、知りたい事)、それと好きな本は、心の働き方というか、響き方というか、脳みその動く場所というのか…

様々違

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トクベツな日のお茶 - 紅茶 -

トクベツな日のお茶 - 紅茶 -

物心ついた頃から、自宅で飲むものといえば“緑茶”だったわたし。

そんな中、「トクベツな日のお茶」がありました。

お誕生日のケーキ。
お土産でいただいた洋菓子。

そんな時には決まって、紅茶でした。
(海外の紅茶、リーフ、ティーバッグ問わず)

ティーポットとティーカップ。
それだけで、ソワソワワクワクしてしまう。

そんな「トクベツな日のお茶」です。

少し成長して、外食時のデザートなどでも紅

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あなたは、あなた。わたしは、わたし。

あなたは、あなた。わたしは、わたし。

同じ時に、同じ空の下で、同じように生きている。

でも、同じではない。

あなたとわたし。

あなたは、あなた。

わたしは、わたし。

つめたくかたい境界ではなく
あたたかくやわらかい境界を

わたしは、わたし。

あなたは、あなた。

あなたとわたし。

同じではない。

でも、同じ時に、同じ空の下で、同じように生きている。

話せる事は、愛があること。

話せる事は、愛があること。

自分の国や家族の歴史。

それは、自分自身のこと。

ベトナム在住の日本人の方は、30年前からのベトナムのお話をしてくれました。

愛情が深く、朗らかで、あたたかい心がとっても伝わってくる方。

こんな時、数年前に知り合えたアメリカの方からの言葉を思い出します。

「あなたは自分の国の事も、家族の事も話せるのね。
それは愛があるという事。
そして、そういう人はとても信頼できる人なんだよ。
あなたの

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良いことが悪いこと?悪いことが良いこと?

何かが起きた時
「あー、もう最悪…!」
「あんなことがあって気の毒だね。」
などあると思います。

また、それとは逆に
「わ!これってラッキー!」
「あんなことが起こるなんて嬉しいね!」
などもあるかも。

それでも、それからしばらく経って…

良いこと、と思っていたことが、大きな問題になることも。
深い深い落とし穴だったりすることも。

悪いこと、と思っていたことが、大きなターニングポイントにな

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行ったり来たり。

行ったり来たり。

人は好きだけれど、いつもいつも誰かと一緒というのはわたしは無理です。

そして、街なかも好きだけれど、情報量が多すぎて無理な時も。

自然の中にいたいけれど、そこだけにはいられないし、ずーっと一人というのは、話したい・聞きたい・知りたいのわたしには向いていないのかも。

ヨガをしながら、木々が揺れる音や風の音、鳥の鳴き声、羽ばたく時の羽の音、ふっとみた先の山々の色、空の色。

葉っぱの香り、落ち葉

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秋を堪能した日

秋を堪能した日

目で感じて

鼻で感じて

耳で感じて

肌で感じて

足の裏でも感じて

久しぶりに、深呼吸ができた日。

葉の落ちた先がが土ならば
植物の根があるならば

きっと落ち葉ははかなかったな。

次の季節のための、別の生命のための
暖となったり、栄養となったりしてくれるから。

いつか。誰かが。

いつか。誰かが。

「いつか〇〇したい。」

「誰か〇〇してくれないかな。」

いつか、は、来ないです。

誰か、は、いないです。

誰か、は、してくれないです。

結局、自分でやるしかないのです。

きっかけは誰かが与えてくれるかも。

何かがやる気にさせてくれるかも。

コツやポイントは教えてもらえるかも。

でも、それをできるようにするのは、自分だけです。

お医者さんも、お薬も、治すためのきっかけや方法は与え

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期間限定の屋上のお庭、rooftop28

期間限定の屋上のお庭、rooftop28

お茶には、やわらかいコミュニケーションをうみだしてくれたり、普段は話さない・話せない事を話せたり、聞けたり。

今とは違う時や場所、人とを繋いでくれるモノがあると、確信しています。

それは、自分のこれまでの体験や経験があるからですし、講座やイベントなどを行って、それを目の前で見てきたからです。

そして、お庭にも「繋ぐ」という事があると感じています。

家庭のお庭には、自然と人とを繋ぐ。
思い出

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違うからこそ。

違うからこそ。

自分の考えや感覚と違う人がいます。

でも、それは自然な事で、そこには正解も不正解もありません。

その差異がなければ、自分と人とをも区別できないのです。

反対の考えや感覚を聞いている時。
「こういう風に考える・感じる人もいるんだ。」
とも思う。

少しモヤッとしてしまう時も、何故なんだろう?と考えると、自分が大切に思う事と“違う”だけだったりします。

そうやって、改めて、自分の中の大切にして

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忘れられない授業。

忘れられない授業。

忘れられない授業がわたしにはあります。

20歳の時。
3週間ほど旅行と勉強を含めてアメリカに行った際、LAで受けた授業の終わりでした。

先生がその教室にいる生徒に
「あなたの幸せはなんですか?」
と聞きました。

みんなそれぞれ
・家族と過ごす事
・友達と遊ぶ事
など答えていました。

一通り話を聞き終わった先生が

「あなたが朝、自然に目が覚めること。
ご飯を美味しく食べられること。
大切な

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御守り

御守り

お着物を着る時、アクセサリーはすべて外す。
お茶を淹れる時、手元のアクセサリーもすべて外す。

わたしが普段身に付けているアクセサリーは、祖母や母、大切な人からいただいたもの。
友人が作ったもの。
節目に自分で買ったもの。

わたしの中では全て御守りです。

でも、お着物を着る時。
お茶を淹れる時、それらを全て外します。

ただでさえ、不安が強い。
緊張。
プレッシャー。

直前まで吐き気が酷くて

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受け繋いでいくもの。

受け繋いでいくもの。

幼少期、母方の祖父母と暮らしていました。

テーブルの上には、写真のようなまぁるいお盆の中に、お湯飲み、急須、お茶の葉が。

ジュース類を自宅で飲むことはほぼなくて、日本茶、麦茶、水、祖母お手製のどくだみ茶とかしそジュースとか。

毎食時、おやつの時、人がいる時。
必ずお茶があったんです。

大人になって茶畑に行った時。

頭の中に似た風景が出てきて、中学生の時に逝去した父方の祖父がいたような…。

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