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話せる事は、愛があること。

自分の国や家族の歴史。

それは、自分自身のこと。

ベトナム在住の日本人の方は、30年前からのベトナムのお話をしてくれました。

愛情が深く、朗らかで、あたたかい心がとっても伝わってくる方。


こんな時、数年前に知り合えたアメリカの方からの言葉を思い出します。

「あなたは自分の国の事も、家族の事も話せるのね。
それは愛があるという事。
そして、そういう人はとても信頼できる人なんだよ。
あなたの国の歴史はアメリカよりも長いから大変かもしれないけれど、家族の歴史すらも話せない人が多い。
愛のない人は信頼できないでしょ?」


知っている事と、話せる事はまた違います。

自分の言葉で、自分に纏わるルーツを話せる。

◯◯年に…、◯◯時代に…とかそういう事ではなく。


母方の祖父は…とか、父方の出身は△△で、百姓をしていたみたい、とか。

自分に纏わるストーリーも織り交ぜて。

例え、会った事がなくても、直接的に関係がなくても。

わたしの曾祖父は漁師です。
曾祖父から曾祖母への求婚の話、わたしはとても大好きなんです。

そして、それはとっても特別な、たった1つストーリーです。

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