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プロダクト開発まとめ

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プロダクト開発の記事
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プロダクト指標の作り方 - North Star Metric

プロダクト指標の作り方 - North Star Metric

ソフトウェアのプロダクトを対象としたNorth Star Metric(NSM)と呼ばれる指標の作り方を書きます。
🙅‍♀ CACがいくらが適切かといった具体的な話はありません
🙆‍♀ プロダクト指標(NSM)を考えるためのフローの話があります

どうしてKGIがダメなのか(ダメではないです)

プロダクトの成功とは、「ビジョン」「顧客価値」「事業価値」の3つのバランスが取れた状態です。KGI

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「直感的なインターフェイス」の正体を考える

「直感的なインターフェイス」の正体を考える

デジタルプロダクトデザイナーとして、現時点で自分が考えている「直感的なインターフェイス」のポイントをまとめたいと思います。普段無意識に使えているからこそ、言語化できていないことも多いと思うので参考になれば幸いです。

直感的なインターフェイスの定義※「感動する、情緒的な価値を感じる」などのデザインは今回は「直感的なインターフェイス」のスコープからは外したいと思います。

1.普遍性直感的に使えるデ

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ユニラボで働くエンジニアの魅力とは?:テックコンパスの活用とその効果

ユニラボで働くエンジニアの魅力とは?:テックコンパスの活用とその効果

こんにちは、ユニラボでエンジニアリングマネージャーをやっているみね@ユニラボ(@mine_take)です。今日は、私たちユニラボのエンジニアが日々の業務で大切にしている「テックコンパス」についてお話ししたいと思います。

テックコンパスとは?テックコンパスは、ユニラボの組織文化を技術的視点から定義したものです。会社のバリューをエンジニア風に翻訳した概念で、エンジニアの視点を反映させた価値観を明文化

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エンジニアの稼働率を上げれば上げるほど機能リリースが遅くなっていく

エンジニアの稼働率を上げれば上げるほど機能リリースが遅くなっていく

組織内のメンバーを「リソース」として見始めると、それを100%使い切ることにばかり注力してしまいます。リソースの稼働率を下げることは、すなわち、生産性を下げること。マネージャーは、まるで強迫観念に取り憑かれたように、そのような考えに囚われます。

自社でのソフトウェアプロダクト開発において、その対象は特に、開発者に強く向けられます。その理由は明らかでしょう。バックログに積み上がり続けるアイデアをソ

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スタートアップ初期のプロダクトマネージャーが挑戦した3つのこと

スタートアップ初期のプロダクトマネージャーが挑戦した3つのこと

この記事では、私がピアサポートに特化したこころのオンライン相談アプリ「mentally」のプロダクト責任者として、サービスの PMF(Product-Market Fit)達成に向けて取り組んだことを3つご紹介したいと思います。残念ながら、mentally は9月末にサービスをクローズし、10月に代表を除くメンバーが私含めて全員解散となってしまいましたが、ここでの学びが、少しでもみなさまのお役に立

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UX成熟度とは?ユーザー中心組織を作るために段階別にすべきこと

UX成熟度とは?ユーザー中心組織を作るために段階別にすべきこと

こんにちは!株式会社ニジボックスの執行役員の丸山潤です。
今回は組織にUXがどの程度根付いて機能しているのかを表す「UX成熟度」についてお話しようと思います。6段階に分かれる成熟度が上がるほど理想的な組織に近づくと考えられていて、UXを実践していく上では欠かせない指針となるものだと考えています。
また、これまで成熟度の段階を上げる方法はあまり解説されてこなかったと思いますので、今回は成熟度を上げて

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「ソフトウェア開発」と「プロダクト開発」は違う

「ソフトウェア開発」と「プロダクト開発」は違う

 執筆をしていて、時々迷うことがある。
「ソフトウェア開発」と書くべきか、「プロダクト開発」と書くべきか。
手元の行為としては同じでも、この2つの言葉の間には隔たりがある。

 何げなく使っている言葉であっても、突き詰めて捉えていくと違いに気づくことができる。言葉を丸めたまま扱うと、それ以上理解が深まることはない。大事なテーマであるほど、使う言葉に気を払うようにしたい。「ソフトウェア開発」と「プロ

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アジャイル開発(スクラム)のバックログ管理:PBLからスプリントへのスムーズな移行法

アジャイル開発(スクラム)のバックログ管理:PBLからスプリントへのスムーズな移行法

スクラムでプロダクトバックログアイテムが作られ、スプリントバックログに入るまでのフローを紹介します。これからプロダクト開発を始める方や、スクラムの改善を進める方の参考になれば幸いです。

簡単に自己紹介です。
五反田にあるベンチャー企業のユニラボでBtoB向けのSaaSを簡単・スピーディーに探すことできるアイミツSaaSというプロダクトでのEM(エンジニアリングマネージャー)をやっています、みね@

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スクラムでの開発チームの生産性の指標について -Four Keys と9つのメトリックス-

スクラムでの開発チームの生産性の指標について -Four Keys と9つのメトリックス-

この記事は 開発生産性 Advent Calendar 2022 の9日目の記事です。

今回はエンジニアリングマネージャーとしてスクラムチームの生産性をどの様な指標で測っているのか、実際に計測をして得た知見を共有したいと思います。

簡単に自己紹介です。
五反田にあるベンチャー企業のPRONI株式会社でBtoB向けのSaaSを簡単・スピーディーに探すことできるPRONIアイミツSaaSというプロ

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PMFまでの引き算の経営

PMFまでの引き算の経営

PMFに集中するための”引き算”スタートアップを起業したらまず向き合うPMF(プロダクト・マーケット・フィット)という深い深い闇。

そのもがき苦しむ過程で生まれた経営スタイルについてこんなTweetをしました。

スタートアップの起業では、初期はPMFだけが大切とさえ、よく言われます。
世の中はPMFに至るためのノウハウで溢れており、かくいう私自身も、必死に書籍やWeb記事を読んだものです。

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「PdMはWhyをやれ!」ところでどっからどこまでがWhy・What・Howなの?

「PdMはWhyをやれ!」ところでどっからどこまでがWhy・What・Howなの?

そりゃあそうだろ、という方も多いのかもしれません。
ライフイズテックPdMのみことです。

前職でスクラムマスターの方に、「アジャイル開発ではPdMはWhyだけやればいいんだよ〜」と言われていましたが、当時から「Whyって何?」と思っていました。

わからないので周りを参考にしようかなと見渡してみるとPdMはそれぞれがたどってきたキャリアパスも異なるため、

自分でデザインまでの人

自分でワイヤ

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プロダクトマネージャー1年生の業務知識の学び方

プロダクトマネージャー1年生の業務知識の学び方

この記事は、プロダクトマネージャー(PdM)として業務を開始した自分が、PdMの業務知識を学ぶために、この一年間で取り組んできた内容をまとめたものです。

はじめに株式会社Mobility Technologiesで、タクシーアプリ『GO』の法人向けサービス『GO BUSINESS』のプロダクトマネージャー(PdM)を担当しております。Tannyです。

私は2021年の7月にPdMとしての業務を

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アイミツSaaS開発チームの開発生産性を数値でふり返る -Four Keys指標-

アイミツSaaS開発チームの開発生産性を数値でふり返る -Four Keys指標-

五反田にあるベンチャー企業でPRONIアイミツ SaaSというtoB向けのSaaSを簡単・スピーディーに探すことできるプロダクトの開発でのEM(エンジニアリングマネージャー)をやっています、みね@PRONI(@mine_take)です。

5月からアイミツSaaSの担当になり、体制も新たに新チームでスタートをしましたので、新チームの3ヶ月(6月〜8月)の活動を数値でふり返りたいと思います。

※以

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Mobius Outcome Delivery フレームワークとは

Mobius Outcome Delivery フレームワークとは

こんにちは、NTTレゾナントテクノロジー アジャイルデザイン部の上田です。今回は以前ワークショップの記事でも取り上げた「Mobius Outcome Delivery」について紹介します。私たちのチームでは昨年末に「Outcome Delivery Practitioner 研修」に参加し、プロダクト開発やアイディエーションに活用しています。今回はOutcome Deliveryの概要やMobiu

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