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#推薦図書 ビジネスに役立つ本 まとめ

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#推薦図書中心に 、ビジネスに役立ちそうな本をピックアップ
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#読書感想文

【良書紹介】世界でいちばん働きがいのある会社

【良書紹介】世界でいちばん働きがいのある会社

長年働きがいのある会社ランキングを発表しているコンサル会社の元CEOが書いた本。

ここでは「全員型リーダー」の会社が売り上げも利益も増えると書かれています。全員型リーダーという単語が分かりにくいのですが、要は全員が経営者ののように自律的に行動しようということ。

また、邦訳のおまけで日本企業の働き方改革についても書かれていて、働きやすさとやりがいの2軸で分類して、いきいき職場、ばりばり職場、ぬる

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【良書紹介】競わない地方創生 ―人口急減の真実―

【良書紹介】競わない地方創生 ―人口急減の真実―

実務として様々な地域にも関わっているので、内容に迫力がありました。論じている内容も筋が通っています。

弱者は競争するな、一番になる軸を創る、協働という働き方、学習しない公務員が地方を滅ぼす、顧客価値、など章ごとのタイトルなどだけでも良い内容であることが分かります!

ここでは「ポジショニング」と「人」が肝であるという著者の主張だと思います。

個人の想いとしては、特に地方自治体の職員と地域で何か

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【良書紹介】そうだ、星を売ろう 「売れない時代」の新しいビジネスモデル

【良書紹介】そうだ、星を売ろう 「売れない時代」の新しいビジネスモデル

阿智村の事実を基にした小説です。ここまで有名になるためには非常に努力と失敗の積み重ねがあったはずですが、そこを読み物にしているので、読みやすいです。

二番煎じがことごとく失敗しているくだりなどは、現在の観光振興の実態だと思うので、自戒の念を込めて読みました。

また、本書の端々にビジネスの在り方的な内容が書かれていて、参考図書も巻末に出ていますす。なかでも「企業変革力」については再三再四でてくる

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【良書紹介】入門 起業の科学

【良書紹介】入門 起業の科学

著者の田所さんのセミナーに参加するため、予習の意味で読みました。読むだけなら30分で読めます。

自分が気が付いたこと。まずはスモールビジネスとスタートアップの違いをしっかり理解することが必要。そして、ひたすらリーンキャンバスを書きまくること。

また、最大の難関はPMF(プロダクト・マーケット・フィット)で、ここがしっかりしていないと、挫折します。。。とのこと。

その先はこちらに書かれいますが

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【良書紹介】SDGs思考

【良書紹介】SDGs思考

SDGsに関して、世界観から始まり、ESG投資の考え方や企業や組織がSDGsに取り組む大義が書かれています。

また、3つの思考法として時間的逆算思考であるムーンショット理論やバックキャスティング、論理的逆算思考としての演繹的イノベーションやデザイン思考、リンケージ思考としてレバレッジポイント理論やSDsドミノの説明がありました。

「すべての人が自分らしくよく生きる」社会を目指すことがSDGs

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【推薦図書】CRM2.0 心理でとらえる顧客ロイヤリティ

【推薦図書】CRM2.0 心理でとらえる顧客ロイヤリティ

CRM2.0というタイトルが気になって読みました。近年はCRMがCX、CXMと呼び名に変化しています。CRMという用語がどちらかというとソリューションのイメージがついてしまったせいもありますが、中身も変化してきています。 一番大きなことは、顧客ロイヤリティをRFM分析のような定量的なものから心理的な項目を重視し始めたことでないでしょうか。本書ではそれをCRM2.0と名付けて心理ロイヤリティの重要性

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【書評】文系AI人材になる

【書評】文系AI人材になる

今年の締めくくりの書評にふさわしい本です。もしよろしければ、ポチっとして正月休みにお読みくださいませ。

この本では AI 社会になって職がなくなることはないだろうかと心配している人たちに 、文系の人間でも AI 社会になっても生き残っていけるためのスキルを磨くことができることを具体的に示しています。

AI は、技術がどんどん一般化してきており、誰もが AI を気軽に扱えるようになってきました。

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【書評】なぜ日本企業のビジネスは、もったいないのか

【書評】なぜ日本企業のビジネスは、もったいないのか

日本企業はもっと強くなれる!とこの本の著者である黒田豊氏は断言しています。先日、黒田氏の講演で感銘を受けたので、著書を読んでみました。

端的に言うと、日本企業は①ビジネス・イノベーションの仕組みが作れない、②画期的なアイデアを消してしまう日本的思考と環境、③優れたアイデアを生んでも、グローバル展開できない現状、の3点だと看破しています。技術や人材は揃っているのに生かし切れていないということなので

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【書評】デジタル時代のマーケティング・エクササイズ

【書評】デジタル時代のマーケティング・エクササイズ

マーケティング実務家には非常に役に立つ本をご紹介します。

現在の置かれている状況は変化が激しい訳ですが、今までのように時間をかけて戦略を練って、なんて言ってられません。なので、世間に広まっている理論やフレームワークなどを活用して、短時間で判断する方が手っ取り早いです。

本書では、外部環境分析、内部資源分析、新たな市場の策定、マーケティング戦略の立案、マーケティング戦術の策定、実行計画に基づく施

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【書評】共感経営 「物語り戦略」で輝く現場

【書評】共感経営 「物語り戦略」で輝く現場

リクルートのマネジメント誌に18年間連載された具体例に解釈を加えた形になっていて、非常に分かりやすいです。 昨今のMBA上がり経営者には耳が痛い内容が多く、「共感経営」「物語り戦略」というキーワードがとても心に残ります。

今までの企業経営は分析的手法駆使した競争戦略が一般的なっており、その代表例は「ポジショニング理論」です。もちろん、企業経営の基本として分析的手法は必要ですし、身につけていること

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【書評】DMOのプレイス・ブランディング

【書評】DMOのプレイス・ブランディング

日本国内では近年DMOやDMCなど地域創生を目的に各地でどんどん立ち上げられていますが、本書では、海外のDMOで成功例の紹介だけではなく、プレイス・ブランディングを打ち出しています。

単なる観光系の物産品によプロモーションではなく、一般の地元住民も巻き込んだ概念で、自分は初めて聞いた言葉でした。地域住民が誇りを持てるようにブランディングを行うことが重要ということです。

それに引き換え、日本はオ

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【書評】事例で学ぶサブスクリプション

【書評】事例で学ぶサブスクリプション

国内外のサブスクリプションモデルの計43社も実例が出ているので、サブスクってどんなものを扱っているのかわかる。国内の事例でも知らないものがあったり、すでに休止したものあって、動き早い。

【2020年】仕事のやる気を高めてくれた本を4冊紹介する

【2020年】仕事のやる気を高めてくれた本を4冊紹介する

どんな人でもモチベーションの浮き沈みがあるもの。毎日仕事してれば、マンネリ化は避けられない。

僕は仕事にやる気がなくなってきてるなぁ、と感じたら本を読むようにしている。特に経営者や商品のサクセスストーリー。登場人物の努力と熱量触れることで、自分ももう少しは頑張らねば!と気持ちを新たにできる。

今年もたくさんの本から刺激を受けた。その中でも特に仕事のやる気を高めてくれた本を4冊紹介したい。

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【書評】CX(カスタマー・エクスペリエンス)戦略

【書評】CX(カスタマー・エクスペリエンス)戦略

社名を「CXコンサルティング」としたくらいなので、自分の中ではビジネスのど真ん中になるので、参考となる著作を紹介していきます。

著者の田中さんは野村総合研究所にてCXを中心に活動している方で、CX戦略を具体的に進めようとする企業にとって教科書となる一冊です。

CSとCXの違いを分かりやすく説明していたり、日本企業の事例もあって、よくある翻訳本のような取っつきにくさがありません。

顧客満足度で

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