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世界銀行が2023年も世界全体の景気は厳しいと言っています。

2022/9/15 世界銀行は各国の状況がインフレ対応が大変だから2023年も景気が悪いままの可能性があると発表しました。

最新の研究で、世界三大経済圏である米国、中国、ユーロ圏が急激に減速しており、「今後1年間の世界経済への打撃が緩やかであっても、リセッションに陥る可能性がある」と指摘。足元の世界経済は1970年以降で最も急速に減速しており、消費者信頼感はすでにこれまでの世界的なリセッションの直前よりも急激に低下しているとした。

うん。その原因アメリカさんの利上げなんだけどね…。
インフレ加速するとバブルになって弾けて世界がもっと大変なことになるという理屈は分かるし仕方ないにせよ急激なドル高の対応で各国が四苦八苦していることは事実です。

せめてアメリカ経済が安定してくれればまだ希望があるのですが、アメリカ自体が自国の立て直しに頭を悩ませています。

このままコロナ前の水準にまで市場を回復させつつ対中戦略もやってウクライナ情勢や台湾有事の対応もしてとアメリカは大忙しです。

去年暮れから始めたお金のばらまきの中止と今年からのお金の回収(利上げ)は現在も続いていますが、効果がないとまでは言わずとも順調とは言い切れません。

ロシアが戦争を始めてしまいコロナとは別の懸念も出てきて中国も監視しないといけないしでコロナ以前までの回復に至るまでの時間が長くなってしまっています。

その時間の経過で世界全体がダメージを受けています。
コロナによる経済低迷にロシア制裁とロシア産エネルギー断ちも加わってしまいヨーロッパは大打撃、中国は普通に対中戦略やゼロコロナ政策の失敗で大打撃です。

そりゃこれだけ大きな経済圏が軒並み低迷していたら世界経済は落ち込みますよね。

ただ世界全体での物理的な経済は徐々に回復したり改善されつつあります。
ですが回復にはまだまだ時間が掛かります。
というのもコロナによる供給の妨げが依然多いことや労働者や労働場所でコロナが発生したらある程度止めざるを得ない状況が邪魔をしているのは間違いないでしょう。
アメリカは痛みは伴うけれどもとにかく急いで資金回収してその後の急回復からのインフレ率2%の成長率を目指したいことに変わりはありません。

インフレ率2%というのは国の理想的な経済成長の状態と言われています。
とにかく2%ならなんでも良い訳ではなく物価が緩やかに上昇して給料も緩やかに上昇していく状態であることもセットにしての目標としています。
一時的ではなく継続的にインフレ2%である状態を作り出したいんですね。
日本もずっとこの状態を目指しています…もう30年も…。

ロシアのエネルギーがどうたらとなっていますが、無いなら無いで他から引っ張ってきたり、無いなら無いなりの生活を送ればいいだけのことです。

景気の後退はある程度続くとは思います。
ですがたとえば戦争が終了したりコロナの混乱の終息を迎えたりポジティブなニュースが増えてくれば景気もそれに乗っかってきてくれるはずです。

不味いのはまた中国が台湾や日本を攻略しようと実際に動いてしまったりロシアが核を使ってしまったり北朝鮮が主要国に核を撃ってしまったり大きな国のネガティブな動きがあった場合は一気に世界恐慌に陥ってしまう可能性もあります。

「戦争なんかしている場合じゃないでしょ!」という当然の理屈が通じるならばロシアはウクライナに攻め続けてはいません。

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こういうニュースは何か大きな出来事があると簡単にひっくり返った状態になったりします。

ですがマクロ目線で見て「世界経済が上昇に向かうというよりもまだ少なくとも2023年にはもつれ込むだろうなぁ…」と自分なんかよりもはるかに多くの情報を得ている人たちが言っているのも事実です。

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今はインフレが加速しすぎてしまって各国がこれを抑えるのに必死です。

ドルの利上げの波にどれだけ耐えられるかがキーポイントです。
逆に考えればこの利上げに耐えきった国が真に経済基盤の強い国と言えるでしょう。

未来のドル箱になる可能性を秘めているアフリカへの投資など世界情勢は揺れ動いています。
秘めていることと実際に急成長するかは別問題なので安易にアフリカに投資することは考えものですが、たとえば日本はアフリカに今後3年間で4兆円もの投資をすると発表していますから根拠がない訳ではないのでしょう。


世界経済の鍵は生産性の強化です。
飢餓に苦しむ人の多いアフリカには現在若い労働力が溢れているそうです。

中国に借金してそれまでの原始的な生活よりかはマシになったと同時に安い労働力として酷使されている状態をアフリカは脱却したいようなのでこれからの5年10年で世界全体の見え方が変わる可能性があります。

アフリカが旅行先としてスタンダードになる未来もあるかもですね。

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景気回復と価格の上昇の鈍化は切っても切れない関係です。

スタグフレーション(物価上昇しているのに景気きゅうりょうは低迷していく負のスパイラス状態)に陥りそれが長期化することだけはやめてほしいものですね。

今回はこんなところでノシ

メルカ

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