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かなえたい夢 国土強靭化 その2 地震も激しいけど… そもそも宇宙は別次元の激しいプラットフォーム 物差しは累乗の世界

 令和6年能登半島地震

新年早々の震災。
心からお見舞い申し上げます。

かなえたい夢は国土強靭化ということで…

 その1では、そもそも、安定した物質たるFe(鉄)の高温な状態からダイナミックに対流しながら冷めつつある地球。産業革命以降は二酸化炭素の排出量が増えて、二酸化炭素の布団を纏(まと)い冷却は緩和られている…そんな地球の表面の薄皮たる陸に住んでいる人類。
 対流している動きに沿って陸も動くのですから、まぁ揺れて当たり前。地球46億年の歴史から見れば、現在の地球は、相対的には安定している状態ですよね。つまりそもそも宇宙は別次元の激しいプラットフォームで、地上での今の災害はある意味可愛いいレベル…

 そうは言っても例えば地震についても減災に向けたソリューションは大分整備されていて、本邦でも国土強靭化という括りで包括的に対策するという動きになっています。

 ですがその実施は道半ば。今回の北陸地方の地震について間に合ったとは言い難いのですが、本邦は、地震被害は確実に減少する方向に乗っかっているということを共有できればと思っています。私有財産も持主の考え方次第というレベルまで来てるというところまで。

 そして今回は、私有財産も持主の考え方次第というところを少し深堀りしてみます。

 海外特派員の目から客観的に見た本邦の地震に対する取組みのレベル感。それは驚く程高評価なのです。例えばこんな感じ…

良く網羅的に理解して下さっていると思います。実際その1でご紹介したITを活用したソリューションへの理解も海外の方々はとても高いという印象でした。例えば、アジアでも地震に悩んでいるインドネシア、

ネパール、

といった国々の指導者の方々は、日本の取組みを1つのリファレンスモデルとして参考にされ良く研究されていています。日本よりも遥かに低予算での取組みなのですが、その分日本の取組みの研究は驚く程精緻でした。専門家を招待して先端的な知見の収集と意見交換いった具体的な動き。その中で本邦の専門家の方々も惜しみなくノウハウまで公開している姿は、国際協力のお手本と言える素敵な光景です。

 このように各国の専門家が広範に調査した結果として押し並(な)べて日本の取組みを専ら参考にされている日本の今の国土強靭化なのです。

 グローバルに認められている本邦の国土強靭化への取組み

ということを是非ご理解頂ければ思っています。

 ですから後は淡々とこの良く考え尽くされた国土強靭化の流れを確実に実行すれば良いだけということです。

 進捗しているとは言え、また道半ばです。

 公共部門が担っている例えば交通網に関してもこんな状態ではあります。

 民間部門でも企業レベルでは、事業継続計画(BCP  BusinessContinuity Planning)の整備というプロセスの中で系統的な取り組みが進みました。

 実際この分野にもIT企業としてコンサルティングのレベルから実際の落し込みまで包括的にお手伝いするという立ち位置で深く携わりました。ですからどれだけ広範に企業が短期間でこの計画を策定し確実に実施したかはインサイダーの立場から良く知っています。

 そして残るは民間部門でも特に個人レベルの分野です。

ここが最大の課題。

 企業の事業継続計画の中ですら良き企業市民として従業員に限らず一般市民に対してもできるだけの貢献はするというスタンスでの取組みまであります。しかし最後は個人のリテラシーと経済状況の問題に帰着してしまいます。

 今回もその取り組みの進捗状況が被災の深刻さの大きな要因になっている事が明らかになりました。

 今回の被災地域でも県レベルでの個人資産たる住宅への取組みも用意はされていました。例えばこんな感じ…

石川県耐震改修促進計画

https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kenju/shisaku/taishin/documents/taishinnkeikakuu.pdf

ですが…足らなかった…

 先ずは実態を把握し直す所からでその取り組みも機能しています。個人の方も是非このレベルでの情報共有をして頂ければと、思っています。

 その上で、自分の身の丈に有った方法での減災対策実行は、

今でしょ

という思いで当事者意識をお持ち頂けたらと追記した次第です。

減災を心から願って止みません。

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