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海外で体調崩した時の対処法 海外旅行·海外出張の極意 その3.9 先輩が機内でブラッディマリーを数杯飲んで仕上げて泥酔 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 海外生活してる中で体調崩した時の対処法を載せて欲しいとのことで…
 フリークエントフライヤーだった(過去形。何故なら今は現役ではないリタイヤ組なので(笑))私が実践してきたことをご紹介しますね。
0)海外では体調は崩さない

1) 海外では体調崩した時の為の備え


2)海外では体調崩した時の為の情報の整理 
 万が一に備えて事前に情報源を準備しておく

3)大使館・総領事館の活用
 最終手段のお話です。

 ということで3.0xシリーズでは、そもそも海外で体調崩す前のお作法をお伝えしました。
 3.1以降海外で体調崩した時の対処法の実例をご紹介しています。
 3.1では台湾でのウイルス性の風邪から細菌性の風邪を併発し、抗生剤を使用した例を再掲させて頂きました。次いでイスラエル駐在時にパレスチナ自治区の政府高官宅にお邪魔した時の例をご紹介しました。

 3.2は北米に駐在していた時の便秘の話です。生理現象は兎も角早め早めに処理するというお話でした。

 3.3は、北米で下唇の内側を自分の歯でバックリ切ったお話。

 3.4は、英国ロンドンの骨董市で有名なポートベローマーケット/Portobello Road Marketでの腹痛時の話。

 3.5は、シリコンバレー駐在時に大型の工事区間で幹線合流の一時停止をしていたところゴミ収取車に追突さむち打ち症になったお話。

 3.6は、シリコンバレーでC型肝炎と診断され、その分野の権威の米国人医師を受診したというお話です。

 3.7は、シリコンバレーで前歯の端が欠けて小さな金の詰め物をしていたところが外れてしまい歯科を受診したというお話です。

 3.8は、シリコンバレーで3歳の子供が風邪をひいた時のお話です。 

 今回は、先輩が機内でブラッディマリーを数杯飲んで仕上げて泥酔時のお話です。 

 ITセキュリティを通じて社会貢献しようと世界中を飛び回っていた頃のお話です。

 鉄鋼会社から所属していた半導体事業の部門ごと国内最大のIT企業に移籍しました。その移籍先でサービス事業の企画部門でセキュリティプラットフォームを差別化ポイントにした事業企画の展開を期待されていました。セキュリティのリテラシーが高いネットワークサービス本部の本部長に談判し、同本部に事業企画部を作ってもらいました。
 そこでは企画から事業化へ、経済産業省の事業開発予算も活用という流れを企画しました。
 まずは標準化。TCG(Trusted Computing Group)に参画。米国ワシントンの研究所に予算を入れて部長を1名常駐。自社の仕様を標準化に盛り込みました。


 また、保有していたネットワークサービスのプラットフォーム(基盤)に、まずはセキュリティ必須の典型的なアプリケーションである医療を載せてプロトタイプを作ることにしました。経済産業省と連携して予算を確保して実証実験の予算を2期頂きました。そしてその出口として受け皿となる会社を用意しました。

 その辺りは、宜しければこちらのその10前後もお楽しみ下さい。

 この仕事では研究所でセキュリティ分野の研究を担ってい専門家の方とご一緒させて頂きました。その方はとてもユニークな方で大学時代は合唱部の部長さんまでやられた音楽通。カラオケも大好きで銀座にある各大学の合唱部さん御用達のお店に良くご一緒しました。御本人はお酒を楽しみながらこれまた音楽通のお気に入りのフロアレディさんと会話を楽しまれていました。その店のカラオケのレベルは半端ない感じで、私も幼稚園からピアノはやっていて音感には自信が有りますが、それでもちょっと気が引ける程でした。

 その先輩はお酒をこよなく愛され、ほぼ毎日夜お酒の席をご一緒した時期も有りました。銀盤という日本酒が特にお気に入りでした。注文は一升瓶で頼み、それが空になるとそれをひっくり返し、

酒の一滴、血の一滴

と呪文(笑)を唱えて底面に円周に沿ってある凹凸を爪でぐるぐるとなぞって振動を加えて瓶内のお酒を最後まで取り出すといった荒業を楽しまれるとても愉快なお酒の嗜み方でした。

【公式】銀盤酒造株式会社

 当然お酒は滅法強く底なし。しかし、気持ちよくなるのは結構早く、そこからひたすら楽しく会話されるという飲み方。

 この方と世界中を飛び回ったのですが、ほぼ毎回機内で泥酔されます。気圧が低目だと酔いが回りやすいのか…

 食事前から日本酒を嗜まれ、食事中も日本酒。しかしそんなに日本酒は機内には用意されていないので、程々にされてカクテルに。お好きだったのはブラッディ・マリー。

 ブラッディ・マリー (Bloody Mary) とは、ウォッカをベースとする、トマトジュースを用いたカクテルです。

 このbloodyという英語。

 実はウインザーを根城にヨーロッパ中を半導体のセールス&マーケティングで飛び回っていた1990年代後半、イギリス人の現地スタッフからbloody goodという言い回しを教えて貰い、特に気の合う仲間内限定でスパイスの効いた言い回しとして楽しんでいました。因みにこの言葉はお行儀悪い言葉で学校では使ってはいけないのだそうです。(笑)

bloody good
《be ~》〈英俗〉すごく良い

bloody goodの意味・使い方|英辞郎 on the WEB

 このカクテルも流石にキャビンアテンダントさんからもうブラッディ・マリーは有りませんと言われる始末。仕方なくワインを頼まれるのですが最早泥酔状態。着陸する頃には呂律(ろれつ)が回らなくなりだすのです。

 そこからが大変。年齢的に先輩ですから柔らかくミネラルウォーターを勧め、兎も角肝臓に仕事をしてもらうようにしました。

お酒には薬より何よりお酒にはお水
飲んだお酒の量と同じ体積の水

を飲んで頂くように手を変え品を変えてプライドを傷つけないように忖度しながら酔いが覚めるのをお待ちするという作業を続けたのでした。海外ではホテルの部屋には必ずミネラルウォーターが置いて有りますが、私の部屋の分もお持ちしてお水で飽きたらお茶にしてでも水分を摂取して頂きました。
 
 ということで、
お酒にはお水
というお話でした。
 

蛇足
 先輩は、同じキャビンアテンダントに続けてお酒を頼むとドクターストップならぬキャビンアテンダントストップが掛かるので上手くキャビンアテンダントを散らしてお酒を依頼していました。

流石酒飲み

超蛇足
 それでも航空会社の泥酔要注意のブラックリストに載ってしまい、以降は適当なところで柔らかくお酒は程々にと諭されていました。(笑)

超々蛇足
 流石酒飲みの執念。ブラックリストに載ってしまった航空会社は避けてその後も海外出張を楽しまれていました。

超々々蛇足
 出張ベースでは仕事が回らなくなり、ワシントン事務所に単身の駐在をお願いしたのですが、車ではなく公共交通機関を使って通勤されて、お酒を楽しまれていたとか(笑)

超々々々蛇足
 流石は研究員。毎週必ず1日は休肝日を作り末永くお酒が楽しめるように自己管理されていました。ここはきっちりしていました。

脱帽。

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