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海外で体調崩した時の対処法 海外旅行·海外出張の極意 その3.1 水 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 海外生活してる中で体調崩した時の対処法を載せて欲しいとのことで…

 フリークエントフライヤーだった(過去形。何故なら今は現役ではないリタイヤ組なので(笑))私が実践してきたことをご紹介しますね。

0)海外では体調は崩さない

1) 海外では体調崩した時の為の備え


2)海外では体調崩した時の為の情報の整理 
 万が一に備えて事前に情報源を準備しておく

3)大使館・総領事館の活用
 最終手段のお話です。

  ということで3.0xシリーズでは、そもそも海外で体調崩す前のお作法をお伝えしました。

 そして3.01に抗生剤の話で台湾でのウイルス性の風邪に罹患しその直後に細菌性の風邪にも罹患した件をお伝えしました。一応再掲しますね。

 今のところ私が唯一抗生剤を利用したのは台湾出張の時。高雄市のサイエンスパークで半導体関連の仕事をし、予定より早目に業務完了。

高雄市における半導体産業発展の歴史
Economic Development Bureau, Kaohsiung City Government

 その為現地パートナーさんがその日の午後半日、市内を案内して下さいました。台湾の秋葉原たる電子市場など、大好きな混沌さでした。

 その夜に現地で流行していた風邪に罹患し急激に最悪の体調になりました。初めは乾いた咳や透明の鼻水、微熱でしたが直ぐ一気に悪化、痰が絡み、鼻水まで粘度も高く緑色。熱も上がり頭がぼんやりとしてきました。

 風邪の8割以上であるウイルス性の風邪は、症状を和らげる薬を投与して、体力を回復させて自己免疫力で治すのが基本との理解。普段は市販のかぜ薬で対処します。しかし今回ばかりはどうやら細菌性の風邪を合併したものと判断しました。抗生剤投与を決意。先ずは汎用の抗生剤として知られるフロモックス錠を使うことにしました。

フロモックス錠100mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)|日経メディカル処方薬事典

 流石抗生剤。この時は即効性が有り、約24時間後の帰りの飛行機の搭乗の時までには小康を得ていました。助かりました。ある意味で典型的な風邪の時の抗生剤の用法でした。

 ということで先にネタバレしたのですが、次に下痢についてのお話をさせて頂きます。

 イスラエル駐在時にパレスチナ自治区の政府高官宅にお邪魔した時のことでした。レモネードの水に当たって一気に腹具合が悪くなりました。その辺りはこちらをご覧になって下さい。

 激しい腹痛でした。その3.00にも書きましたが、

管理に一工夫必要なのが生理現象全般。

 ハマると厄介ですので、ともかく早め早めの対処が決め手。くしゃみ、咳、鼻水、おなら、小、大、それ以外にも自分の性に依存した生理現象も早め早めに処理することです。

 ということで、今回はウイルス、細菌、寄生虫が原因かと。9割は細菌性ということで抗生剤の出番なのですが…。出先でしたのでその場で即トイレに駆け込み兎も角体内から出せるものは出し切ることをしました。

これが良かった。

 ホテルには2~3時間後に戻れたのですが、その頃には大分治まっていました。そこで経口薬。先ずは一番奥の腸向けにビオフェルミンを投与。そして少し時間を空けて手前の胃向けにパンシロンGも投与しました。勿論ホテルにあるペットボトル入りのミネラルウォーターで。幸いにも自己免疫力と市販薬で何とかなってしまいました。
 ポイントは下痢になったら兎も角一旦

体内のものは即出し切るること

だと理解しています。下痢を無理に止めると体内でウイルス、細菌等が増殖しちゃいます。抗生剤投与するにしても少しでも細菌量を減らして解決する、詰まり問題の難易度を下げてあげることが重要だと。量が多いとある統計的確率で抗生物質が効かない耐性菌が生まれてしまう確率も高まってしまいます。

 以下に厚生労働省の下痢症についての詳説が有りますので、お目通しください。

下痢症について (含ファクトシート)

 ということで早め早めの対処が功奏し短時間に小康を得たというお話でした。

つづく

蛇足
 イスラエルネタ含めて宜しければこちらもお楽しみ下さい。









 

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