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仕事のコツ その4 年度の目標設定で殆ど決まる貴方の給与 早期に経済的基盤を確立する 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 今回は結構現実的な話です。
この仕組みでガシガシ遠慮なく階段を楽しみながら成れの果てまでシンプルに駆け上りました(笑)

 私の最も基本的な仕事のコツは、安心して仕事に打ち込める環境を整えることです。

 経済的基盤が揺らいていると判断が鈍りまくります。

 私の場合は職業としてのサラリーマンという仕事を選びました。そして経済的基盤を確立するには王道のの給与を上げることです。特に年金にも関わりますから基本給を上げること、一般的的には昇格することだと…

 私が社会人になった頃に普及し始めたMBO(目標管理制度)。
 (MBOは「Management By Objectives」の略)

人事評価の客観性と透明性を担保する為に導入された仕組みでした。それ以前は上司のさじ加減で組織人事が回っていた様です。
 私の入った鉄鋼会社は、何と3年間の育成指導期間が有り、そこでは目標管理制度と同じ仕組みが取り入れられていました。その意味では育成指導と目標管理制度は同次元、詰まり未熟な社員への管理の仕方ということだと言う扱い。
 ですから今でもサラリーマンの成れの果ての役員レベルでは大人扱い所謂個人の目標管理制度は無い場合があります。実際私には有りませんでした。とは言っても管掌部門のバランスシートと損益は四半期毎に決算され、それと株価がまぁ目標管理ということかと(笑)

 なのでサラリーマンの成れの果てに辿り着く前までは目標管理制度の中で暮らしていました。

 目標設定が1番の肝。部門の管掌役員の仮想目標設定を先ずは考えます。
 その上で事業企画時であれば事業計画確定、体制整備、アライアンス契約群締結完了等の重要イベントを網羅性を担保しつつ挙げて、自分自身が担当すると思われる部分を特定し”精緻“に”実行可能“な計画を立てます。マイルストーンを具体的に設定します。私の場合は、

大体A3見開き1枚の進捗管理表。
これだけ。

持ち歩く時は70%程度縮小してA4にしていました。パソコンやスマホが普及してからは鍵の掛かる自席に1枚だけ最新版を印刷して眺める感じでした。
 エクセルが使える時代になってからは、更新時刻が2000年01月04日08:00であれば、それをタイムスタンプにして

進捗管理 200001040800

といったファイル名で更新毎に新規保存していました。ファイルサイズはゴミなので連綿とエクセルファイルがフォルダに溜まって行きました。
 まぁ極めて古典的な進捗管理手法なのですが、そもそもサラリーマンのやっている仕事はその程度の単純な管理で充分でした(笑)。

 具体的には、左からアクションアイテムを大項目、その中を中項目、その中を小項目に分類し、右側に3年間のスケジュールを入れてローリングすることをしていました。
 これだけを毎日始業時と終業時に目を通し適宜加筆訂正して進捗管理します。

 今ならセキュアなAIを秘書代わりにしてもっと簡単に管理できるんでしょうけど、まぁ手入力も慣れてしまえば1分位の仕事なので…

 これが出来てしまえば、後は目標管理はこの全体像から達成確実な内容を抜き出して、逐次人事が仕事して毎年改訂してくる(笑)新しいフォーマットに転記すれば良いだけです。

 手慣れてくれば楽勝ですよ(笑)

 現場が色々新しいシステムを導入して頑張って管理の合理化をしますので、その時は素直にそれを尊重し可及的速やかにこの進捗管理表をそのシステムに展開します。
 どうせやらなければならないので、そういう時は最速で展開する作業はするようにしていました。

 多分今や古典のマイクロソフトさん?のセールスフォースなんてのも掠(かす)ったんですが、最早成仏してしまっていて駆使することも有りませんでした。

 まぁ人生、今のところ有限なので、全てを楽しみ尽くすのは諦めて割り切って楽しむ感じ…

 ちと面倒なのは、異動時や転職時。特別な抜け道は無くて、周囲と良く会話して想像力も最大限働かせて逐次改善していくしかありません。必ず上司は居ますので、困ったら遠慮なく相談しました。あざと可愛く甘えます。
 トップになったら株主さんの過去のご意向の履歴を確認するってところでしょうかね。サラリーマンの成れの果てになっている頃にはもう手慣れていて困ることは有りませんでした…

 詰まりこの手法は成れの果てになっても有効でした。サラリーマンの仕事なんてその程度なんです。
 

 実はこれは既報の話の具体的な実現手段、仕事のコツという位置づけです。

 この仕事のコツでサラリーマン人生を楽しみ尽くしました。

つづく


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