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共感力ある職場を作りたい

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#成長日記

メンバーを主語にした組織目標をたてよう~個人の成長が成果を生み出す

メンバーを主語にした組織目標をたてよう~個人の成長が成果を生み出す

マネジャーが作る組織目標と会社目標の違いとはマネジャーは自分の受け持つチームの組織目標を作ることが求められます。
そして、それをメンバーに伝え、実行していかなければいけません。
ではその目標をどのように作るべきでしょうか。

目標でカバーすべきことはいろいろあります。
事業として出すべき数字。売り上げや利益は当然目標になります。
また、事業戦略を立案する、などのアクションもあるでしょう。
これらは

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効率化を実現するためにはリスペクトとゼロベース思考が大事。

効率化を実現するためにはリスペクトとゼロベース思考が大事。

昨今、私の職場では効率化が叫ばれています。
理由としては、大きく二つあります。
一つ目は「人がいない」ということ。二つ目は「テレワークが進行したこと」です。

一つ目の「人がいない」については、事業環境が厳しくて、増員が難しいこと、残業ゼロが方針となっていることを示しています。
二つ目の「テレワーク進行」については、テレワークが拡大することで、職場で顔を合わせて話す機会が減ったことに加え、在宅勤務

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テレワークだと雑談ができないから意思疎通できないって本当?

テレワークだと雑談ができないから意思疎通できないって本当?

テレワークが始まって約1年半が経過しました。
途中、緊急事態宣言の状況によって、「原則在宅」となったり、「出社率30%以下を目線にコントロール」となったり、いろいろ程度は変化しましたが、テレワークが特殊なことではなく、日常になったのは間違いないかと思っています。

ただ、「なぜテレワークをするか」と考えると、その理由は様々だと思います。

大きく言うと、
・感染症対策
・「働き方」の選択肢
という

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共感力のある職場を作りたい#6~話すときに緊張するのは良いことだ

共感力のある職場を作りたい#6~話すときに緊張するのは良いことだ

私の職場では事業計画を担当していますが、職場力向上のキーワードとして「共感力」を掲げて活動しています。

今までの記事は以下をご覧いただけると嬉しいです。

今までは、私の担当する課の中でお互いの業務を紹介しあう中でまずは話を聞き、頷いたり質問するといった反応をすることで「共感する練習」をしてきました。それによって自分自身の内省につながり、様々な気づきを得てきました。

製造現場へ相談に行くことに

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会話ではまず相手に安心感を与えること。

会話ではまず相手に安心感を与えること。

私の仕事の大半は会話をすることです。

チームをマネジメントするにあたって1on1をしますし、上司からの期待値を確認しますし、関係部署にお願いもします。

これらの会話の出口って何でしょうか?

「相手が行動すること」です。部下が納得して業務を進めてくれる、上司が我々チームの支援をしてくれる、関係部署が改善活動をしてくれる。

全ては相手の行動です。

業務で会話をする時、「私が」要望を伝える、「

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ゴールを設定したときに、そこには誰がいますか?

ゴールを設定したときに、そこには誰がいますか?

仕事をしていると、「ゴールは何か?」を問われることは少なくありません。

プロジェクトのゴールであったり、1時間の打ち合わせのゴールであったり。確かにゴールがないと迷子になって、何をやっているかわからなくなります。ゴールを設定するのは重要なことだと思います。

私は製造業で事業企画をしています。今は事業部のマクロ事業計画を担当していますが、その立案過程において、方針としてゴールを示すのが非常に重要

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みんなの違和感を具体化するスキルがチームを進化させる。

みんなの違和感を具体化するスキルがチームを進化させる。

私が昔、ある上司に言われた一言を紹介します。

「君はみんながボンヤリおかしいなと思っている違和感を具体化する特殊能力を持っている」

この上司は面白い人で、独特の表現でフィードバックをくれます。この話は期末面談の時に言われました。一年間一緒に仕事をして感じたことだそうです。

この話をされたのはもう5年くらい前のことでしょうか。

当時、私は今担当している事業計画のような、事業部の事業全体を見る

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結果に至る前の貢献には自分では気づけない。

結果に至る前の貢献には自分では気づけない。

以前、部下と期末面談をする際の心がけを書きました。

そして、先週、部下たちとの期末面談が終わりました。

色々と意見交換ができて、有意義な時間だったのですが、そこで気づいたことがあります。
それは、「みんな自分が仕事で発揮した付加価値に気づけていない」ということです。

業績については、まず自己評価を申告してもらうことになっています。そうすると、例えば目標は「業務マニュアル作成」だったとして、実

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行動する人のミッションに合わせてアイデアを出そう。

行動する人のミッションに合わせてアイデアを出そう。

前回、私の仕事である事業企画業務で、関係部署に目標達成に向けたお願いをするときのマインドセットについて書かせていただきました。

振り返ると、自分の立場で言いたいことをいうのではなく、

「相手の話を聞き」「共感=肯定し」「相手のやりたいことを提案する」
というのが重要です。

「相手のやりたいことを提案する」はもう少し分解できて、

・相手にとって有益なことと会社に必要なことをすり合わせる
・そ

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共感して提案するおもてなし精神で仕事に取り組んで成果を導く。

共感して提案するおもてなし精神で仕事に取り組んで成果を導く。

私は製造業で事務職として事業企画に携わっています。
業績を出すためには、当然設計者や、なによりも工場サイドの活動が不可欠です。

そんな中で私たちのような事業企画をするメンバーは業績や目標を数値目標として示し、「やらねばいけないこと」を説いていくわけです。

例えば経費目標や、原価目標といったものです。「このくらいの予算に納めないと目標利益が出ない」という話をするわけですが、それ自体は必要な情報で

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育てているようで、育てられる。チームマネジメントも子育ても同じ。

育てているようで、育てられる。チームマネジメントも子育ても同じ。

私は今年から課長となり、部下を抱えています。
でも、これがチームを率いる初めての経験かというとそうではありません。

私が32歳、係長になった時に、2名の後輩とチームを組みました。一人は4年後輩、もう一人は9年後輩です。

係長になったときに、上司からは「自分一人で成果を出すのではなく、二人の後輩をうまく使って成果を出せるようになってほしい」と言われ、その通りだと思い、気合が入りました。

自己紹

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部下がいることでアウトプットできる。

成長するためにはアウトプットが大事と言われます。

有名どころだとアウトプット大全でもインプット:アウトプットは3:7といいますよね。

でも仕事でアウトプットする機会ってありますか?

そりゃアウトプットしないと成果にはならないでしょ?と思われるかもしれません。
でも、仕事で求められる成果って、インプットとの比率で行ったらどのくらいになるでしょうか?

個人的な感覚では、仕事で成果として評価され

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1on1での6つの心がけ。

1on1での6つの心がけ。

私の会社では数年前から会社施策として1on1を導入しており、新任の管理職はその研修を受けることになっています。

本日、外部講師の方をお迎えした研修を受講してきました。

1on1については個人的に興味があってセミナー動画を見たり本を読んだりしていましたが、あらためて気づきがあったので記しておきます。

1.部下に関心を持つことが大前提。1on1は傾聴が大事というのは聞いたことがありました。私も研

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どれだけ悪い情報が集まるかが自分の仕事を測るバロメーター。

前回、部下が仕事で不安を感じている、というモヤモヤを話してくれた時のことを記しました。

これは、別の職制は正論を言いがちなために、不安があっても丸め込まれると思って打ち明けられず、私に話してくれたというエピソードで、その理由を私が普段心掛けている以下の点がポイントではないかと考えました。

1.とりあえず話を遮らず最後まで聴くということ
2.正論は言わないこと(そんなの言われなくてもわかってるか

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