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徒然亭日乗

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日々の雑感です
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ライターコジマのしくじり事件簿|消えたキャッチコピー。

ライターコジマのしくじり事件簿|消えたキャッチコピー。

キャッチコピーがない広告を掲載してしまったことがある。もともとなかったのではなく、あるはずのものがなくなったのだ。校了までそれに気づかずに掲載された。どこに行ったワタシが書いたキャッチコピー。

入稿するときに、キャッチコピー部分の印画紙が版下から剥がれてしまったらしいのだ。もちろん色校正は出稿された。キャッチコピーがないままだ。それを見逃して戻してしまった。見逃したのはワタシだけではない。代理店

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ライターコジマのしくじり事件簿|イベントの企画担当なのに、当日は調光室に隔離されるというね。

ライターコジマのしくじり事件簿|イベントの企画担当なのに、当日は調光室に隔離されるというね。

「あなたがいるなら、この仕事は降りる」

こんな気持ちになることはたくさんあるだろう。ワタシだってある。多くの人は、その気持ちを胸元にしまいながら何とか仕事をしている。それがオトナというものだ。でも、そうじゃないオトナもいる。実際にこのセリフを言われたことがあるから間違いない。

今回のしくじりも前回と同じ案件だ。科学シンポジウムの企画・制作・運営。あれから数年たち、ワタシもそれなりに経験を積んだ

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ライターコジマのしくじり事件簿|偉い先生を怒らせて、依頼主の部長が謝罪文を書くはめに!

ライターコジマのしくじり事件簿|偉い先生を怒らせて、依頼主の部長が謝罪文を書くはめに!

前職の編集プロダクションに入社して2年目、書く力もビジネスキャリアもほとんどない小僧だったころだ。ある科学シンポジウム企画の一担当者として、登壇予定の大学教授のところへ事前打ち合わせに行った。タイミングよく東京で学会があるので、宿泊先のホテルで会いましようということになった。場所は忘れもしない、竹橋にあるKKRホテル東京である。

事前に登壇OKの返事はもらっていた。会う目的は、スピーチ内容のざっ

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カクコツ特別編|ウェブマガジン編集者に聞く「良いライター・悪いライター」

カクコツ特別編|ウェブマガジン編集者に聞く「良いライター・悪いライター」

わたしが所属する中年草野球チームの遊撃手N氏。仕事はウェブマガジンの編集者です。「実際の編集者はどんな視点でライターを見ているのか?」に興味をもったわたしは、練習後の彼に話を聞かせてほしいと声をかけました。仕事の付き合いがないどころか、ふだんは仕事の話なんてしたことがないのに。はてさて、ウェブマガジンのベテラン編集者が考えるライターの仕事と評価基準とは。

在宅勤務が基本に
なってきた編集部コジマ

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カクコツ特別編|伊達軍曹さんに聞く「良いライター悪いライター」

カクコツ特別編|伊達軍曹さんに聞く「良いライター悪いライター」

ライターになる、ライティングで生計を立てる、ライターとして生き残る。そのためには締め切りを守って読みやすい日本語を書く。自分の付加価値を高めるセルフブランディングも重要になる――。確かにそうですが、自動車ライター/編集者の伊達軍曹さんは、書く業界やテーマを問わずもっと大事なことがあると指摘します。それはいったい何なのか、久しぶりに一献傾けながらお聞きしました。

伊達軍曹の
「伊達軍曹事業部」!?

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おカネの使い方は誰も教えてくれなかった。

おカネの使い方は誰も教えてくれなかった。

おカネの貯め方はオトナが教えてくれた。
おカネの稼ぎ方は社会に出て学んだ。
でも、おカネの使い方は誰も教えてくれなかった。

下手だと嘆いていても仕方ない。
少しでも上手におカネを使いたいと考えるなら、
自分が納得できる方法を簡単かつ身近に見つけたい。

結果としてのモノ・サービスだけでなく
その経緯(プロセス)が付加価値になると仮定してみよう。
そこでは透明性の高い「おカネ使いプラットフォーム」

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健康増進かケガ誘発か。

健康増進かケガ誘発か。

ゴールデンウィークに入って、
久しぶりの草野球(練習)がありました。

近々試合があります。
平均年齢50歳の我がチームでは、
無事に試合が終われば「大勝利」、
万が一、試合に勝てば
「優勝」ということになっています。

シアワセです。

カクコツ特別編|元雑誌編集者に聞く「良いライター悪いライター」

カクコツ特別編|元雑誌編集者に聞く「良いライター悪いライター」

低くて響く美声の持ち主、櫻井正朗さん。元雑誌編集者です。2020年まで『婦人画報』編集部に勤め、現在はフリーライターとして活動しています。雑誌編集とライターという「文字の仕事ど真ん中」に長年いるわけですから、良いライター・悪いライターなんてたくさん見てきたはず。これは話を聞くしかない! と、昭和の文化人に愛された老舗居酒屋『どん底』までお越しいただきました。

結婚するのに月10万円じゃ
暮らせな

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カクコツ|久しぶりに紙媒体に書いたので思ったことを私的備忘録として。

カクコツ|久しぶりに紙媒体に書いたので思ったことを私的備忘録として。

久しぶりに紙(新聞)の仕事をしました。
対談の記事体広告の執筆・制作です。
そこで、大きく2つ思うところがあったので
私的備忘録として書いてみます。

紙面制作の“量的勘どころ”

ひとつは、記事体広告(新聞)の
制作ノウハウを知っている人が
ずいぶん減ったなぁということ。
ノウハウというと大げさですが、
紙面サイズと文字数、
掲載したい要素(写真、図表など)の
“量的勘どころ”ですね。それがほ

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男心とバレンタイン

男心とバレンタイン

わたしの誕生日は12月23日。
有り体にいえばクリスマスイブ・イブだ。
もちろん、プレゼントは
誕生日とひとまとめにされる。
子どものころから、ずっとそうだ。

家人は、自分への
クリスマスプレゼントはいらないという。
「アナタの誕生日を
 “祝った感”が薄くなるから」らしい。
そこまでいってくれるなんて
うれしいじゃありませんか。

家人の誕生日は2月13日。
ちょっと苦しいがバレンタイン・イブ

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カクコツ特別編|広告代理店営業マンに聞く「良いライター・悪いライター」

カクコツ特別編|広告代理店営業マンに聞く「良いライター・悪いライター」

お世話になっている広告代理店の東京支社長であるF氏。もともとはバリバリの営業マンであり、現在もプレーイングマネージャーです。勤務先は、地方に本社がある業界的には小さな代理店ですが、誰もが知るグローバル企業を得意先にもつなどなかなか底力のある企業。広告代理店から見た良いライター・悪いライターとは何か? 話を聞くと制作サイドとは違った視点でとらえていることがわかりました。その視点とは…

(*)インタ

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軽自動車に対する「あおり対策」で、やってみたこと。

軽自動車に対する「あおり対策」で、やってみたこと。

昔、軽自動車に乗ってまして。
燃費がよくてキビキビ走る、
とっても可愛いヤツでした。

でも、ご多分に漏れず、
よくあおられるわけです。
相手はミニバンや
大きな4WD車が多かった。
キビキビ走るけど
速くはないので仕方ない。

仕方ないけど悔しい。危ないし。
何か対処法はないかと考えた結果…

屋根の上にカッティングシートで
「男性マーク」を描いてみました。
男性が乗っていますよアピール。
ミニ

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野球部「応援する会」は、愛人とパトロンで。|カクコツ

野球部「応援する会」は、愛人とパトロンで。|カクコツ

OB会に加えて
「応援する会」を創設高校の野球部OB会から会報が届きました。
〇十年前は高校球児だったので。

母校野球部の創部は1897年。
甲子園出場4回(正式には3回。
そのあたりの事情はいつか)の地方の県立校です。

100年以上続いていれば
4回くらい出れるだろうという指摘はさておき、
その県では「まあまあ」「そこそこ」強い
という評価なんでしょう。たぶん。

会報の主な内容は最近の戦歴

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カクコツ|こんな仕事をしてきました、しています。(ポートフォリオ)

カクコツ|こんな仕事をしてきました、しています。(ポートフォリオ)

ライターの仕事は孤独です。
調べたり取材しているときは仲間がいても、
実際に書き始めたら、
自分1人でゴールしなければなりません。
まさに孤軍奮闘。
それがライターの仕事です。

ライティングの最中は、まだましかも。
集中していますからね。
孤独なことも忘れてしまいます。
1人での戦いが身に染みるのは、
原稿を書き上げた後かもしれません。

「この原稿でよいのだろうか?」
「もっと効果的な表現はな

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