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野球部「応援する会」は、愛人とパトロンで。|カクコツ

OB会に加えて
「応援する会」を創設

高校の野球部OB会から会報が届きました。
〇十年前は高校球児だったので。

母校野球部の創部は1897年。
甲子園出場4回(正式には3回。
そのあたりの事情はいつか)の地方の県立校です。

100年以上続いていれば
4回くらい出れるだろうという指摘はさておき、
その県では「まあまあ」「そこそこ」強い
という評価なんでしょう。たぶん。

会報の主な内容は最近の戦歴や活動報告です。
最も重要なコンテンツは、
会費徴収の懇願もしくは督促。
どの高校の野球部OB会も
まあ同じようなものでしょう。

今回はOB会費だけでなく、
新たに「応援する会」(後援会)を作ったので、
そこへの入会と会費もお願いします、と。
OB会は文字通り野球部OBが対象ですが、
「応援する会」は選手の保護者や
野球部ではない母校OBも対象にしています。

そのあたりの経緯は
内々に聞いていたのですけどね。

財布のヒモが固くなった?
おじいちゃんOBたち

部員で共用する道具や遠征、
グラウンドの整備補修などなど
高校野球はいろいろお金がかかります。
学校からの予算は限界があるし、
部員の家庭に負担させるのは
できるだけ避けたい。

OBといっても学生や若い後輩は
しんどかろうということで、
われわれおじさん・おじいちゃんOBが
何とかしようと。
こういうことですね。

ところが! 

頼みの綱だったおじいちゃんOBたちの
財布のヒモが、最近は固くなったらしい。
時代ですなぁ。
なんだかんだでお金を集めたくて
(それ以外の理由もありますが)、
「応援する会」の発足に至ったらしいです。

「オレがやった」
「オレが育てた」にウンザリ

40歳くらいだったですか、
久しぶりにOB会東京支部に
顔を出したことがありました。
まあそれが、思い出すのも腹立たしいくらい
面白くなかった。

大御所OBたちの会社・仕事自慢
(~はオレがやったというヤツ)を聞かされ、
隣席の先輩は、地元に持つ不動産の
活用自慢ばかり(苦労話もあったけど)。
「くだらんなー」と思って、
それから足が遠のいておりました。

それが数年前、2コ下の後輩がOB会長に、
1コ下が東京支部長になり、
いろいろ改革したいので応援してください、と。
高校当時のチームメイトですからね。
「後輩OBの酒代くらいは…」ということで、
また顔を出すようになりました。

口よりお金、
昔話より後輩のいま

その後、母校野球部は元プロの
専属コーチを招聘したり、
専門のトレーナーと契約したりした結果、
強くなりました。
大学で野球を続ける後輩も増えました。
OB会としては一定の役割を果たしたと
いえるでしょう。

あとは、有力OB個人の力に依存しないよう、
仕組み化することが課題ですね。

会報には毎号、
会費納入者のリストが掲載されています。
前号ではワタシ、納入を失念して
名前が載っておりませんでした。
今号ではしっかりと名前が。よかった…

おじさんOBとしては、
「口よりお金、自分の昔話より後輩のいま」。
愛人とパトロン(古っ!)みたいだ。

さて、応援する会の会費を払いますか。

最後の甲子園出場は1950年。 そのときに出場した選手が、ワタシが在学時の部長先生だった…


【今日のカクコツ】気を使いすぎると窮屈に。


かつてポッドキャスト番組
運営していました。
「草野球を笑うな!」というチャンネルで、
中年草野球チームのドタバタを
毎週1回配信するもの。
チームメイトをゲストに招いたりして、
自分たちはおもしろ楽しく配信していました。

いまはやっていません。
アカウントをBANされたからです。

BANとは、何らかの理由で
プラットフォームから
アカウントを停止されること。
わたしたちの場合、どうやらチャンネル名が
引っ掛かったらしいです。
「笑うな!」という文言が
視聴者を強要するようなイメージを与えると。

おわかりの方もいると思いますが、
このチャンネル名は、
ジャズピアニスト山下洋輔さんの
エッセイ集『ピアニストを笑え!』
『ピアニストを笑うな!』の
オマージュというかパクリ。

山下氏がミュージシャン仲間と組んでいた
草野球チーム『ソークメナーズ』の
「仕事はルーズになっても
野球だけはマジメにやろう」というモットーに、
とても感銘を受けて命名しました。

…なんていうことは
アップル先生にわかるはずもなく。
『ピアニストを撃て』という
トリュフォーの名画があることも
わかるはずもなく。
機械的にBANですよ。

SEOとかBAN対策は大事だけども
気にしすぎると窮屈になりますよね。
同じようなタイトル、
見たことがあるような見出しばかりが
並んじゃうかも。

それがライターの力量だと思われると
悲しくなります。
タイトルだけでも媒体に応じて、
複数に書き分ける
ことができるように
なりたいものです。


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