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2020年6月の記事一覧

意思決定のROIという考え方

意思決定のROIという考え方

こんにちは、樫田です。

ご存じの方もそうでない方もいると思いますが、この数年メルカリという会社でデータ分析という業務を通して意思決定に関わる仕事をしてきました。(知らない方は ⇨ 僕について)

ビジネスはいわば意思決定の塊で出来ています。事業と組織、そのすべてのことが何らかの意思決定を通して動いていると言っても過言ではないでしょう。

僕自身、仕事で分析を行う中でも「意思決定」という領域に対す

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この割れ切った世界の片隅で

この割れ切った世界の片隅で

コロナウイルスが社会に与えた最も大きな影響は、見えづらかった社会の分断を可視化したことではないでしょうか。

ステイホームできない、明日を生きるのすら精一杯な人。パソコンを持っておらず、家では完全に社会から隔離されてしまう人。勉強ができるような家庭環境でない人。外で遊ぶ自分を自慢げにSNSに載せる人。「クラスターフェス」と称し、コロナに積極的にかかろうとする人。感染者を引っ越しにまで追い込む地方の

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笛を使わないということ。

笛を使わないということ。

ジュニアユース練習が終わると
大学生コーチがこんな質問をしてきました。

「 “ 笛を使わないでやろう ”
 には、どんな意図があったんですか? 」

この日は全員が同じ会場だったので
彼にU-14,15を見てもらい、自分はU-13を担当。

練習スペースは大・小の2つに分け
それを時間で交代する形で行いました。

その切り替わるタイミングで提案したのでした。

「 この後の練習は、笛を使わないで

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10歳近く年下の選手からの"お説教"で、僕の仕事は変わった。

10歳近く年下の選手からの"お説教"で、僕の仕事は変わった。

6月以降も、週に4日は在宅で仕事をすることになった。
Zoomでのオンライン会議が主体となるスタイルも、しばらく続く。

ビデオ通話であっても、社外とのやりとりの際は、服装には気を付ける。
打ち合わせに備え、襟付きのシャツをクローゼットから取りだすたび、思い出すエピソードがある。今から9年前のことだ。

その日、僕は10歳近く年下のアスリートから、こんこんと"常識"について説かれた。
それは、仕事

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不安と恐怖、どちらの状態を人は好むのか?

不安と恐怖、どちらの状態を人は好むのか?

※ある媒体に寄稿したコラムを、マガジン購読者の方限定で共有します。

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コロナ禍リモートワークのチームマネジメント③マネジメントの目的に合わせた組織運営の仕組み化:スクラム

コロナ禍リモートワークのチームマネジメント③マネジメントの目的に合わせた組織運営の仕組み化:スクラム

前回はリモート下でもうまくいくコミュニケーションの仕組みをお伝えしました。今回はコミュニケーションのスムーズさを土台とした組織運営自体の仕組み化のトライについてお伝えします。

マネジメントの目的を忘れず、成果に必要な要素を分解するまずはご自身のマネジメントするビジネスやチームのミッション、出すべき成果に照らし合わせて必要な要素をしっかりと分解・定義することが重要です。

「どういったときに、どん

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人は変われる。ただし2年かかる。でも、絶対に変われる。

人は変われる。ただし2年かかる。でも、絶対に変われる。

今の世の中は他人の不安をあおる言葉が多いように思います。

「このままでいいの?」

「圧倒的努力してる?」

「好きなことや、やりたいことで、生きていこう!」・・・

僕はそういうこと言うの好きじゃないですが、無意識のうちに僕自身も日頃のSNSや、note、Voicyなどの発信の中で、誰かを不安にさせてしまっているかもしれません。特に日本人は、遠い将来への漠然とした不安と、他人との比較を心に抱き

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「文章が苦手」派のお店に試してみてほしいnote活用法

「文章が苦手」派のお店に試してみてほしいnote活用法

「お店の発信にぜひnoteを活用してほしい!」
と話すと必ずと言っていいほど相談されるのが

「文章を書くのが苦手なんです…」

という悩み。

noteは文章のイメージが強いのか、文章を書き慣れていないことによって一歩が踏み出せない人も多いように感じています。

しかしnoteは「書く」だけでなく「まとめる」にも適したプラットフォームで、noteにまとめることによって他のSNSとの相乗効果も見込

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私にとってのマネジメントの本質

私にとってのマネジメントの本質

マネジメントの本質について。私自身、会社を経営していて思うのは、マネジメントというのは、まさしく「なんとかすること」であるし、そのために「管理」や「監視」は手段に過ぎないのだということ。

会社に関わる人たちを幸せにすることが経営の目的なのだとしたら、それに最も適した手段をとるべき。私の経営する会社ソニックガーデンは、プログラミングとコンサルティングという創造性の求められるナレッジワーカーたちがい

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頭でっかちと言われる現象について

頭でっかちと言われる現象について

スポーツを長くやると、特に私のようにしつこく考えるタイプは物事を複雑に考えすぎて袋小路に嵌まり込むことがある。外からは考え方に癖があったり、無駄に複雑に考えたり、こねくりまわしている印象を持つが、本人はそのことに気が付きにくい。むしろ自分だけは考えているという自負すらある。

陸上競技の良い点も悪い点も、いかに複雑に考えようとも、結果で判断できるということだ。どんな正しい論理も、現場で機能しなけれ

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「アスリートに伝えたいこと」 元なでしこリーガー、ゆかサルさんインタビュー

「アスリートに伝えたいこと」 元なでしこリーガー、ゆかサルさんインタビュー

今回は「女子サッカー選手の平均年収を1000万円にする」という目標を掲げる、元なでしこリーガーで起業家のゆかサルさんにインタビューしました。
度重なる怪我で、24歳という若さで現役引退を余儀なくされるも、会社員を経て、現役引退2年後の26歳の時に起業するに至ったそうです。
現在は、メンタルコーチ、タレント、サッカー教室、ウェアのデザイン・販売に加え、アスリートのセカンドキャリア及びデュアルキャリア

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「つくってみたい」が生まれて育つ

「つくってみたい」が生まれて育つ

何かを「つくる」ことが好きな私は、

好きなことを仕事にする。でなはく、
好きなことが仕事になる。という感覚を味わうことが出来た。

「暮らし」を自分の手で開いていく記事をUPしていると、
有難いことに早速本棚の製作アドバイザリー依頼が出てきている。

今回は、下記記事の本棚を「つくる」続編として書くことにした。

本棚を「読む」ところから始まっている。
時間がある時に是非、読んでみていただきたい

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サッカークラブは「ラブレター」を書いているか?

サッカークラブは「ラブレター」を書いているか?

「もらったらお返しする」

この「ルール」に対して
100%否定する人は

そんなに多くはないでしょう。

なんとなく小さいころから
染みついている暗黙の了解。

ルール違反をする人は
嫌われるかもしれません。

「あいつはもらってばっかり」

セコい奴、
というレッテルを貼られてしまうのは、

「もらったらお返しする」

というルールが
人のDNAに埋め込まれて、

「もらったらお返しするのが当

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コロナ禍に売上を伸ばした飲食系ネットショップの取り組みとは?

コロナ禍に売上を伸ばした飲食系ネットショップの取り組みとは?

新型コロナウイルスによって、飲食店の経営環境は大きく変わりました。実店舗に来ていただくことが難しい中で、ネットショップを開設されるケースも増えております。
最初からうまく売上をあげるショップもあれば、ネットショップの運営がはじめてで、やり方がわからないというショップもいらっしゃいます。

今回は、新型コロナウイルスで実店舗が自粛になるという影響を受けつつも、ネットショップで売上を大きく伸ばすことに

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