倉貫義人

ソニックガーデンという会社を経営しています。「心はプログラマ、仕事は経営者」がモットー…

倉貫義人

ソニックガーデンという会社を経営しています。「心はプログラマ、仕事は経営者」がモットー。著書に『管理ゼロで成果はあがる』『ザッソウ 結果を出すチームの習慣』『納品をなくせばうまくいく』など。 http://kuranuki.sonicgarden.jp にてブログを更新してます。

マガジン

  • 倉貫書房立ち上げ実務裏話

    • 13本

    納品のない受託開発をしている会社が、「ISBNって何!?」というレベルから出版社を立ち上げるまで。 これから出版社を立ち上げることを検討されている方の参考になれば嬉しいです。

  • inspired books - 本を読んで考えた

    読んだ本の感想。それより本を読んで得たインスピレーションや考えたことなどを書いてます。本の要約はしてません。あくまで自分の考えを中心に。

ウィジェット

  • 商品画像

    ザッソウ 結果を出すチームの習慣 ホウレンソウに代わる「雑談+相談」

    倉貫 義人
  • 商品画像

    リモートチームでうまくいく

    倉貫 義人
  • 商品画像

    管理ゼロで成果はあがる ~「見直す・なくす・やめる」で組織を変えよう

    倉貫 義人
  • 商品画像

    ザッソウ 結果を出すチームの習慣 ホウレンソウに代わる「雑談+相談」

    倉貫 義人
  • 商品画像

    リモートチームでうまくいく

    倉貫 義人
  • 商品画像

    管理ゼロで成果はあがる ~「見直す・なくす・やめる」で組織を変えよう

    倉貫 義人

最近の記事

ブログ書きました。「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)に代わるザッソウ(雑談・相談)」という本を出しましたが、改めて「相談」は強力なコミュニケーションツールだなと感じます。 問題解決ツールとして「相談」を使いこなそう https://kuranuki.sonicgarden.jp/2021/02/talk.html

    • ブログ書きました。ふりかえりは大事、そこにリフレクションの要素を忘れないようにしたい。 レトロスペクティブとリフレクション、ふたつの「ふりかえり」で考える意義 | Social Change! https://kuranuki.sonicgarden.jp/2021/01/reflection.html

      • 新規事業の初期に、デザインや開発のアウトソースを成果物で契約すると、事業を進める上で得られた知見を取り込みにくくなってしまう。要件をしっかり考えることは大事だけど、その後で柔軟に変えて良い建て付けでないと、事業を進める側でさえも変化に対する抵抗が生まれてしまう。そちらの方が怖い。

        • 数年前から言い続けてたけど、今や殆どの人たちがテレビ会議をする際に、会議室からでなくて、一人一台で入ってくれるようになって、本当にやりやすくなった。テレビ会議で、会議室から繋ぐと顔が遠かったり、さらにマスクしてたりして表情が見えなかったりするのは、コミュニケーションを損ねるよね。

        ブログ書きました。「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)に代わるザッソウ(雑談・相談)」という本を出しましたが、改めて「相談」は強力なコミュニケーションツールだなと感じます。 問題解決ツールとして「相談」を使いこなそう https://kuranuki.sonicgarden.jp/2021/02/talk.html

        • ブログ書きました。ふりかえりは大事、そこにリフレクションの要素を忘れないようにしたい。 レトロスペクティブとリフレクション、ふたつの「ふりかえり」で考える意義 | Social Change! https://kuranuki.sonicgarden.jp/2021/01/reflection.html

        • 新規事業の初期に、デザインや開発のアウトソースを成果物で契約すると、事業を進める上で得られた知見を取り込みにくくなってしまう。要件をしっかり考えることは大事だけど、その後で柔軟に変えて良い建て付けでないと、事業を進める側でさえも変化に対する抵抗が生まれてしまう。そちらの方が怖い。

        • 数年前から言い続けてたけど、今や殆どの人たちがテレビ会議をする際に、会議室からでなくて、一人一台で入ってくれるようになって、本当にやりやすくなった。テレビ会議で、会議室から繋ぐと顔が遠かったり、さらにマスクしてたりして表情が見えなかったりするのは、コミュニケーションを損ねるよね。

        マガジン

        • 倉貫書房立ち上げ実務裏話
          13本
        • inspired books - 本を読んで考えた
          15本

        記事

          積読があると居心地が良くないのだけど、どんどん積読を消化していき、残りの本がわずかになると、それはそれで心細くなる。仕事のタスクも同感。TODOがあることは、実は幸せなことなのかも。そういえば、経営していても考えるべき問いが常にあるけれど、それってしんどいけどありがたいことだな。

          積読があると居心地が良くないのだけど、どんどん積読を消化していき、残りの本がわずかになると、それはそれで心細くなる。仕事のタスクも同感。TODOがあることは、実は幸せなことなのかも。そういえば、経営していても考えるべき問いが常にあるけれど、それってしんどいけどありがたいことだな。

          自分の強みを活かすことも、やりたいことがあることも、好きで得意で役に立つことを仕事にするのも大事。だけど、そんな言葉に囚われすぎて、人生の振れ幅を広げる機会を逃してしまうのは惜しい。苦手なことや大変な経験も、一生懸命に向き合ったら、いつか話のネタになるのは人生の財産かもしれない。

          自分の強みを活かすことも、やりたいことがあることも、好きで得意で役に立つことを仕事にするのも大事。だけど、そんな言葉に囚われすぎて、人生の振れ幅を広げる機会を逃してしまうのは惜しい。苦手なことや大変な経験も、一生懸命に向き合ったら、いつか話のネタになるのは人生の財産かもしれない。

          日々の仕事に取り組むときに成長できるかどうかと考えていると、仕事に身が入らない。仕事に向かうときは成果を出すことに集中した方が良いだろう。仕事を終えたあとで振り返って、成長できたかどうか、改善できることはないか見直すことで、経験からの取れ高が大きくなる。それが、ふりかえりの意義。

          日々の仕事に取り組むときに成長できるかどうかと考えていると、仕事に身が入らない。仕事に向かうときは成果を出すことに集中した方が良いだろう。仕事を終えたあとで振り返って、成長できたかどうか、改善できることはないか見直すことで、経験からの取れ高が大きくなる。それが、ふりかえりの意義。

          ブログ書きました。毎年ふりかえってると、ずっと同じことを言ってるような、少しずつ変わってきているような。でも、書くことで自覚的になりますね。 コミュニティと会社の両立を目指した実験と結果 〜 多様性を受け入れて活かし合う組織 https://kuranuki.sonicgarden.jp/2021/01/inclusion.html

          ブログ書きました。毎年ふりかえってると、ずっと同じことを言ってるような、少しずつ変わってきているような。でも、書くことで自覚的になりますね。 コミュニティと会社の両立を目指した実験と結果 〜 多様性を受け入れて活かし合う組織 https://kuranuki.sonicgarden.jp/2021/01/inclusion.html

          経営していると、技術や知識で解決できる技術問題よりも、人や組織の関係性から生じる適応課題に向き合うことが多い。いくら適応課題に取り組んでもスキルアップしない気がして心配になるけれど、人間的には磨かれているはず。それは成長というより成熟。そう思えば日々の困難にも向き合っていけそう。

          経営していると、技術や知識で解決できる技術問題よりも、人や組織の関係性から生じる適応課題に向き合うことが多い。いくら適応課題に取り組んでもスキルアップしない気がして心配になるけれど、人間的には磨かれているはず。それは成長というより成熟。そう思えば日々の困難にも向き合っていけそう。

          自立と孤立は違う。会社に依存しない自立した個人になることは大事だけれど、だからといって一人で生きていけというわけではない。セルフマネジメントも、自分一人で仕事できるだけでなく、周りに働きかけて成立する。自立することは、一つだけに依存しないだけで、むしろ社会との関わりが大切になる。

          自立と孤立は違う。会社に依存しない自立した個人になることは大事だけれど、だからといって一人で生きていけというわけではない。セルフマネジメントも、自分一人で仕事できるだけでなく、周りに働きかけて成立する。自立することは、一つだけに依存しないだけで、むしろ社会との関わりが大切になる。

          リーダーとマネージャーの違い

          リーダーとマネージャーの違いって、役割を定義したり仕事内容で比較したり色々と言説あるけれど、リーダーは自分のやりたいことを先導していく人で、そのためには何でもやるはずで、それは管理という意味でなく「良い感じにすること」のマネジメントをしている。リーダーは一人でもリーダーになれる。 一方でマネージャーは、リーダーのように自然発生的に生まれるよりも、マネジメントすることを仕事として持つプロフェッショナルなので、誰かに任命されることでなるもの。マネージャーの仕事は管理することでは

          リーダーとマネージャーの違い

          心理的安全性を生み出す「問題 vs 私たち」と「提案より相談」

          いかにチームで「問題 vs 私たち」の構図をつくることが大事で、心理的安全性は結果に過ぎない。問題や成果に向き合えさえできれば、対立でなく協力になる。 率直なフィードバックや意見の対立も、相手を負かすためや、自分の意見を通すためではなく、問題を解決し成果を出すことのためという共通認識をつくること。 心理的安全性のような新しいキーワードを自社に取り入れるためには会社や上司に対し「提案より相談」をすること。提案は現状に対する否定と取られかねない。 味方をつくるには相談から入

          心理的安全性を生み出す「問題 vs 私たち」と「提案より相談」

          リモートワークで起きた唯一の弊害

          ソニックガーデンは、コロナ以前から全社員リモートワークをやっていたけど、個人的に変わったことは、在宅勤務するようになったこと。 以前は、リモートワークでどこでも働けるので、出張やワーケーションで、かなり色々と旅をしていて、一人で内省できる時間が多かった。 それが、ずっと家にいるようになったことで、毎日のように仮想オフィスに出社して、社員たちとコミュニケーションするようになった。

          リモートワークで起きた唯一の弊害

          「お金」について考えてみた

          お金についての話。お金の話は、あまり大っぴらにするのは、なんとなく憚られる。お金は大事だし、なくては現代社会を生きてはいけない。だけど、年収や貯金について、殊更に人に言うことはないだろう。 だから、これまではお金について直接的に誰かに話したこともなければ、自分の考えを表明したこともなかった。先日、とある人のお金に関する考え方の話を聞いた。それまで、お金はお金だと思っていたものが、違う側面があることを知った。 そこで今回は、お金について徒然なるままに考察してみる。 お金の

          有料
          200

          「お金」について考えてみた

          「ない」ことを伝える

          「納品のない受託開発」だったり、オフィスなくして全社員リモートワークとか、管理ゼロとか、何かをなくしたり、やめてしまうことで、生産性や創造性を高めてる。 「ない」ことは、メディア受けするインパクトがあんまりないし、アワードなどで良さを伝えるのも難しい。ビジュアルに見せられないし、一言で伝えにくい。 「ない」ことは、装飾がなくてゴチャゴチャしてないシンプルな状態だから、本質だけを捉えてるとも言える。どんなことも、本質的であることは大事にしたい。 増やすより減らす方が美しい

          「ない」ことを伝える

          祈りの本質は何か、経営者にとって祈りの意味とは

          ゆるすこと、祈ることについて。過去の許せないことに対して、祈りましょうと言われても、実は思いつかなかった。他の人の話を聞いて、そこまで引きずるほど許せないことがあるんだな、という驚きもあった。 ゆるすためには、その前に怒りがあるのだと思うが、それほど怒ることがない。いや、正確に言えば、怒ることはあるけれど、それほど怒り心頭になるほどのことがないし、多少の怒りがあっても、すぐ忘れてしまう。 本稿では、怒り、許し、祈りについて、考察したい。 怒りの感情を持ち続けることは不毛

          祈りの本質は何か、経営者にとって祈りの意味とは