記事一覧
その44 子どもの未来を引き出す探究型教育(2765文字)
1 はじめに
日本の公教育は、子どもの可能性を引き出せているのでしょうか。
大きな大きな問いです。
2 今昔 公教育
今も昔も変わらずに、先生達は、基礎・基本を大切に授業をしています。
子ども達を「基礎・基本」の型に押し込めようとしていると捉えることもできます。
「基礎・基本」から、学びを得られる子にとっては、有益な授業になるでしょう。
イメージとしては、土台から順番にブロ
その42 これが教頭先生の仕事?からの 少しだけ組織論(3151文字)
1 はじめに
学校組織を眺めていると、どうも「組織」に見えないことが多々あります。
「組織」になり得ない「集団」と表現できます。
この両者の違いは、目的意識の有無だと仮定しています。
では、目的とは何でしょうか。
子どもを育む、教員も育む、子どもの幸せの為、自己実現の為等この他にも様々あると思います。
組織として仕事をすることに乏しいのが、学校現場だと感じています。
組織論に
その40 夏休みのプール開放は、時代錯誤ですか?(824文字)
1 はじめに
小学校では、夏休み期間中のプール開放が行われない傾向にあります。
その理由は、地球温暖化による夏の暑さ(熱中症対策)や働き方改革になります。
なかでも、今回は、働き方改革にスポットを当てて、夏休み期間中のプール開放について考えてみました。
2 プール開放とは
主に、小学校では、子ども達への水泳指導を目的に、夏休みが始まって、一、二週間を、プール指導期間にしていました。
その39 やっぱり、学校組織は「フラット」じゃない…?(1699文字)
1 はじめに
やっぱり、学校組織は「フラット」じゃないのかもしれません。
「なべぶた型組織」として、すべての教職員が、横並びだったはずなのに、精神的な側面や、具体的な側面では、ほぼフラットでないことが見えてきました。
2 こんなことがあります。
小学校には、林間学習というものがあります。
この林間学習では、複数の教員が引率します。
引率イコール仕事なのですが、仕事でありながら、各
その37 ピラミッド と なべぶた(4236文字)
1 はじめに
組織について考える際に「ピラミッド」や「なべぶた」のように例えられることがあります。
「ピラミッド」とは、その形の通り、一番頂上が最上位の上司になります。
そして、下段に行くにつれて、構成する人数が増えていきます。
一番下は、一般社員と表現できます。
それぞれに、基本的には明確な役割認識、役割分担、役割がある組織のことです。
「なべぶた」とは、これもその形の通り
その36 30万人の学び場を求めて 〜すべての子どもが学べる算数・数学〜(3600文字)
1 はじめに
学び方改革が、進むところでは、着々と…進んでいる日本の公教育。
しかし、文科省の令和4年度調査では、不登校児童生徒数が、前年比5万人増加し、30万人に迫ろうとしていることが明らかになっています。
不登校理由を一言で正しく表現することは難しい前提のうえで、文科省調査では「不安・無気力」が主たるもののようです。
今回のnoteでは、算数・数学の授業から、すべての子どもが学べる学
その35 自己選択、自己決定の学び?(1337文字)
1 はじめに
子どもが学ぶなかで、大切にしたいと思った考え方に「自己選択・自己決定」があります。
2 「自己選択・自己決定」とは?
一昔前まで、よく見られた授業とは、次のようなものだったと思います。
体育館での跳び箱の授業を想像してください。
授業の始まりに、先生が児童に対して
「今日は、◯◯跳びやります。大事なのは、手は、ここに着きます。足は、こうします。跳ぶためのコツは、こ