記事一覧
#23 怒りの前に期待がある 〜イライラから学ぶこと〜
#23 怒りの前に期待がある 〜イライラから学ぶこと〜 この前、いつものスーパーにお気に入りのチョコを買いに行きました。 しかし、売り切れており、少しイラっとし…
#27 実存は本質に先立つ~人の自由の本質とは~
「人間は自由の刑に処されている」と言った哲学者がいました。
フランスの哲学者 ジャン・ポール=サルトルは、人の自由について考えました。
サルトルは「実存主義」という思想を唱えた人物でした。
哲学者でありながら、小説家であり、劇作家でもありました。
そして、彼の思想は多くの人に影響を与えサルトルの葬儀には5万人もの人が参列したそうです。
当時の時代背景には、第二次世界大戦によって、それまでの
#26 欠落したものの美しさ〜ゲシュタルト的思考〜
悩んでいる人や、完全主義の人の特徴として欠けた部分に目がいきがちになってしまうことがあります。
ゲシュタルト(療法)という考え方があります。
ゲシュタルト以前の精神分析では、「過去への志向」や「心の分析的解釈」など問題とされる部分に焦点を当てる考え方が主流でしたが、ゲシュタルトでは「物事の全体像」を捉えていこうと考えました。
どこに焦点を当てるか?
これが、ゲシュタルトでは重要になります。
#23 怒りの前に期待がある 〜イライラから学ぶこと〜
#23 怒りの前に期待がある 〜イライラから学ぶこと〜
この前、いつものスーパーにお気に入りのチョコを買いに行きました。
しかし、売り切れており、少しイラっとしました。
「なんで売り切れてるの。」
「いつもはあるのに。」
「誰か大量に買ってたの?」
などと思いながら、少し不機嫌に帰りました。
「怒り」は自分を守ろうとするための当然のリアクション
であり、自然な感情です。
しかし、過大な怒
#20 気持ちに沿った音楽を 〜同質の原理〜
音楽は心に大きく働きかける力があります。
それは心に溜まったものを吐き出させたり、過去と繋がり癒しを得たり
と人の情動に影響を与えます。
1950年代にアメリカの精神科医であるアルト・シューラーは、
「患者の気分や心理的テンポに適合した音楽を使用することが治療を促進する」
という「同質の原理」を提唱しました。
例えば、失恋した時には無理にテンションを上げようと「元気な曲」を
聞くのではなく「失
#15 虚栄心は人を饒舌にし、自尊心は沈黙する 〜ショーペンハウアー〜
ヤマアラシのジレンマの寓話や幸福論などで有名な、
ドイツの哲学者アルトゥール・ショーペンハウアーの残した言葉には、人の本質を分かりやすく表したものがたくさんあります。
私は、この言葉の数々が大好きで、時には助けられ、自分を考えさせられることがあります。
「虚栄心は人を饒舌にし、自尊心は沈黙する」
人は見栄を張ろうと、取り繕おうとすればするほど、言葉に頼りがちになります。
しかし、自分を肯定的