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#23 怒りの前に期待がある 〜イライラから学ぶこと〜

#23  怒りの前に期待がある 〜イライラから学ぶこと〜


この前、いつものスーパーにお気に入りのチョコを買いに行きました。
しかし、売り切れており、少しイラっとしました。

「なんで売り切れてるの。」
「いつもはあるのに。」
「誰か大量に買ってたの?」

などと思いながら、少し不機嫌に帰りました。

「怒り」は自分を守ろうとするための当然のリアクション
であり、自然な感情です。

しかし、過大な怒りはストレスとなり自身や他人の心や体に
大きな影響
を与えます。
そして、人間関係を崩してしまう原因にもなります。

怒りの仕組みを理解することは、自身の感情を理解すること
怒りの感情をコントロールすることにも繋がります。

まず「怒り」とは、期待に対する裏切りから生まれる感情です。

つまり、腹が立つ前には対象に対しての「期待」があるということです。

そして、この期待は自身が勝手にかけている期待です。

私自身、「このスーパーに来れば絶対にあのチョコが置いてある。」
という期待をかけていました。

しかし、この世界は自分の思い通りに全てができているほど都合のいいもの
ではありません。

いくら品揃えが豊富なスーパーであっても、商品が売り切れている
ことなんていくらでもあるでしょう。

今回は期待をかける対象がスーパーでしたが、人間関係における
トラブルにおいても、この期待が怒りに変わることが多くあります。


〇〇であってほしい、〇〇であるべき という期待を裏切られた
ときに人は怒りや悲しみの感情を抱きます。

期待とは裏を返せば「信頼」とも考えられます。
なので、期待を抱くことが悪いのではなく、自分が誰にどんな期待を
かけていたのかを理解することが大切です。

これは、他者から怒りを向けられたときも同様に
例えば、仕事で上司に怒られたときに、「うざったい」で終えてしまうのか
「自分ならできると思う期待があったのか」と捉えるのかでは
その出来事から感じるものが変わってきます。


怒りの裏側にある、期待を考えることは、自分や他者の思いや価値観を知る
きっかけにもなります。

他人に怒りの感情をぶつけるだけではなく、怒りの裏にある期待について
考えてみる習慣が怒りをコントロールするきっかになるのかもしれません。




Li(y)s 心理カウンセラー 北原正一郎
荒川区東日暮里 東京23区 カウンセリング/メンタルトレーニング
HP
 https://www.liys-mental.com
予約フォーム
 https://www.itsuaki.com/yoyaku/webreserve/staffsel?str_id=7900330752&flg=2


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