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キリスト教

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クリスチャントゥデイの編集長が不定期にnote.comを巡ってこれは良いと思ったキリスト教関係の記事をまとめていったものです。
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#エッセイ

わが子に、イエス・キリストについて伝えたい

わが子に、イエス・キリストについて伝えたい

自分の子どもたちにも、イエス・キリストのことを伝えたい。
ぼんやりと、そう考え始めた。
今年の初めの頃だ。

私も夫もクリスチャン。2人とも大学生の頃にイエス・キリストについて聞き、信じてクリスチャンとなった。
自分にとって大切な存在は?と聞かれたら、家族と答えるだろう。それから友人、出会った人々…。

でも、自分を救ってくれた存在、自分の生き方の指針となってくれた存在は?と考えると、答えは自ずと

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信じてるって他人にはわからない

信じてるって他人にはわからない

 何かを信仰するって、馴染みのない人には理解できない感覚だし、信じる人にとってその信仰はいのいのちに関わるものだって、なかなかわからないものなんじゃないかな。

 高校の時、親しい友人にはプロテスタントのクリスチャンだってカミングアウトしてた。
 でもあんま信仰が何かとか、宗教がその人にとってどう言うものか、あんま馴染みはない様子だった。

 高一の時アメリカのある州にクラス全員でホームステイに行

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クリスチャン日記 #1 自己紹介

クリスチャン日記 #1 自己紹介

皆様、はじめまして。 

大城TEDと申します。日本人です。

そしてクリスチャンです。 

(写真は軽井沢のユニオンチャーチ)

…え?クリスチャン?

と思った方も多いかと思います。

キリスト教徒。

(ちなみに私の知る限りプロテスタントの福音派クリスチャンは自分のことを「キリスト教徒」と言わない傾向があります。それは自分たちの信仰を、いわゆる「宗教」とは考えていない、また「キリスト教徒」と

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受洗して1年経ちました!

受洗して1年経ちました!

マルです!本日で受洗して1年が経ちました!🎉

時が経つのは早いなぁ…😳第2の誕生日と言われる洗礼日。去年の受洗式のことは昨日のことのように覚えています🤭
「緊張しすぎて式文の内容全部抜けてアーメン言い忘れたなぁ...( = =) トオイメ」とか「初めて聖餐を受けた時はドキドキしたなぁ」とか懐かしくなりました😊

受洗の記事はこちらから!👇

受洗式の話は今となっては笑い話になりましたが

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クリスチャン日記 雑感#4「ガチクリスチャンにとってのクリスマス」

クリスチャン日記 雑感#4「ガチクリスチャンにとってのクリスマス」



⭐︎こんにちは、大城TEDです。
私は自分でこう言うのも何ですが、「ガチのクリスチャン」だと思っています。

「ガチのクリスチャンってどういうこと?ガチではないクリスチャンなんてているの?」

と思われる方も多いかと思いますが、少し説明させてください。
ここで私が言う「ガチ」とは「福音を信じて新生体験を経た・魂の救いを得た」という意味で、「名目上ではない」ということです。

「うわ、怪しい単語

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牧師が拾ってきた天使

牧師が拾ってきた天使

 ある雨の日曜日、牧師が天使を連れてきた。いや、拾ってきたというべきかもしれない。その頃教会として借りていた貸しホールの隣の、コンビニの横で傘も差さずにうずくまっていたらしい。わたしが見たとき、十日間ろくに食べていなかったというその天使は、ツナマヨネーズのお握りを頬張っていた。

 どこに寝泊まりされているんですか、という問いに、野っぱらで寝っころがっているだよ、と答えた天使は、とてもすごい臭いが

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ハレルヤコーラス【エッセイ】八〇〇字

ハレルヤコーラス【エッセイ】八〇〇字

(画像はオリジナル。拳は次女のふざけて映ったもの。背景は礼拝堂の講壇上部)



キリスト教徒らしく日曜日なので宗教絡み(クリスチャンにとって宗教といえばキリスト教のこと)のエッセイを投稿しようと思う。意外とキリスト教絡みの投稿は反応がいい。

ヘンデル作曲の「ハレルヤコーラス」は有名だ。オラトリオ・メサイア二部最終楽章の合唱で、主イエスが十字架の死の後に復活し、天に昇られる様子を表現している。

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ガリラヤ湖と死海【エッセイ】九〇〇字

ガリラヤ湖と死海【エッセイ】九〇〇字

日曜日なのでキリスト教関係の投稿である。

今、世界中が注目するパレスチナ。パレスチナの語源はペリシテ人だ。

かの地パレスチナにガリラヤ湖と死海というふたつの大きな湖がある。ガリラヤ湖からはヨルダン川が流れ出し死海に注いでいる。死海から流れ出る川はない。不思議なことに死海はほとんど水位が変わらないそうだ。

ガリラヤ湖にはたくさんの魚がいて漁が盛んだ。

死海は塩分濃度が飽和点に達していて魚がい

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聖書の手紙

聖書の手紙

 手紙が好きだ。

 書くのが好き。もらうのも好き。

 自分宛ではない手紙を読むのも好き。

 文学者やその周辺の人々がやりとりした手紙が、研究のために公開されることがある。ちょっと盗み読みみたいで後ろめたい感じがするけれど、作品とはちがう生き生きとした息づかいを感じられて面白い。

 公開を前提にした往復書簡というのもある。多くの人の目を意識しながらも、宛先の一人を思って書かれていて、その絶妙

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三浦綾子「塩狩峠」感想

三浦綾子「塩狩峠」感想

本との出会いはふしぎなもので、その時々に必要な本、読むべき本というものが与えられているような気がする。今回もとても良いタイミングで、読むべき本が与えられた。

読んだ本は三浦綾子の「塩狩峠」である。名前とあらすじこそ知ってはいたものの、読んだことはなかった。今回夫のご家族——いわば私の大切な家族でもある——が日本からわざわざ買ってきてくれた。元々その本をお願いしていたわけではないけれど、もしまだ読

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先輩社員から贈られた聖書

先輩社員から贈られた聖書

昭和50年前後のことだったでしょうか。
定年後の先輩社員Tさんと机を並べて仕事をしたことがあります。
当時の定年は57歳だったと思いますから、Tさんの年齢は60歳の少し前でした。
特別な技能を持っている方だったので、当時としては珍しく嘱託として再雇用されたようです。

仕事のことで教わったことはもちろんありますが、そのことはあまり覚えていません。
社員食堂で昼に食事をした後に、喫茶店に行き週に1~

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【エッセイ】クリスチャンの友人

【エッセイ】クリスチャンの友人

 大学がミッション系だったということもあり、私にはクリスチャンの友人が何人かいた。それまでの私とキリスト教の関わりといえば妹がミッション系の幼稚園に通っていたので、彼女のクリスマスの舞台劇を観に行ったことがあるくらいのものだった。イエス・キリストの降誕劇である。子どもたちの劇はとても可愛らしく、私の心に暖かいものを残してくれた。年月がたち大学生になる頃には、私は自分の生きている意味が本格的に分から

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宗教と信仰について

宗教と信仰について

こんにちは。今回も宗教絡みのお話ですが、別に不穏な話ではない(と思う)のでご安心を。

教会と礼拝私が住む場所は”バイブルベルト”と呼ばれる地域に含まれます。教会がそこかしこにあり、大きなものから小さなものまで、至るところで見かけます。それだけ教会というものが文化や地域に浸透しているのでしょう。

毎週日曜には、教会での礼拝があります。最近は足が遠のいていますが、キリスト教を学び始めた頃はよく行っ

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科学とキリスト教は矛盾しない ~三田一郎著『科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで』

科学とキリスト教は矛盾しない ~三田一郎著『科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで』

 2018年の出版当時から、ずっと気になっていた本書をやっと読んだ。

 著者は物理学者で、カトリックの助祭でもある。あるときから、自身が科学者であることと、キリスト教の神を信じていることは矛盾していない、ということを、一般の人に向けてどう説明したらよいかを考え続け、本書が生まれたという。

「はじめに」のなかに、以下の文章がある。
〈実は科学者のなかには、神の存在を信じている人が少なくありません

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