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シングルパパ起業家はがんばらない

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三姉妹のシングルパパ。株式会社トーフラボ代表。心の健康とつきあいながら、がんばらないで自由に生きていく。
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2018年5月の記事一覧

シングルパパ起業家はがんばらない

シングルパパ起業家はがんばらない

三姉妹のシングルファーザー。大変ですねと言われるけれど、そんなに大変なのだろうか。

朝。まだ眠たい。戦略的二度寝。次に目が覚めると子どもたちはすでに学校に行っている。毎朝お弁当をつくっていたシングルファーザー1年目のころがなつかしい。

晴れ。天気がいいからオフィスまで出かけようか。通勤バスには乗りたくない。リュックを背負って歩く。気持ちがいい。完全リモート制の会社。オフィスに着いてもメンバーは

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シングルパパ起業家はがんばらない(目次)

シングルパパ起業家はがんばらない(目次)

※ 50音順。順番は検討中です。
※ noteに投稿した内容に加筆修正しています。

はじめに
2018年、過去最高にしあわせな自分の新年の抱負
あきらめなくても時間が来たらそこで試合終了ですよ
あるシングルファーザーと料理について
うつと闘わないシングルファーザーのメンタル術
すてきなすてき
すべて自己責任、人生の主導権について
なんでも3倍、ひとり親多子世帯につて
ひとり親と児童扶養手当、きび

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完全リモートワークの会社を2年間やってみて

目を覚ますと雨がふっている。21世紀だというのに、あいかわらず歩くと靴の中が濡れてしまう。出かけたくない。自宅の机で仕事をする。しばらくすると雨は止み、お昼には青空が広がる。ランチを食べるついでにオフィスに行って仕事をすることにする。今日は近いほうのオフィスで。歩いていると通りすぎるバスにたくさんの人が乗っている。朝の雨の時間帯だったら湿度の高い空間にギュウギュウに詰め込まれて運ばれていただろう。

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意識して口に出さないようにしている言葉たち

部屋ば片付けなっせ。外では標準語を話しているつもり(イントネーションはおかしい)のだけど、子どもたちと話すときには熊本弁を使う頻度が上がる。とくに子どもたちになにかをしてもらおうとするときには、「~しなさい」の熊本弁である「~しなっせ」を使うことが多い。ニュートラルなテンションで口にすると、すごくやわらかい印象になると思う。僕は誰に対しても命令形を使うことができない。子どもや部下や後輩など一般的に

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喉元過ぎれば育児を忘れる、子育てにやさしい社会を

夕方を過ぎたころ子育てママさんからLINEが届く。子どもと一緒に爆睡していたので、今夜は子どもが寝てくれなさそう(泣)という内容だった。それは大変だねと返そうとして、ふと思い出した。そういえば自分たち親子にもそういう時期があったじゃないかと。もう完全に忘れていた。そして、その忘れていたという事実に驚いた。子どもが夕方まで寝ていて夜寝てくれないというのは、シングルファーザーになったここ5年以内の話だ

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ひとり親と児童扶養手当、きびしい現状

8月。ひとり親は役所に出かけていき、現況届というものを提出する。同居している家族構成や昨年分の所得など申告する。条件に合えば児童扶養手当(児童手当とは別物)が支給されるようになる。手当の額は所得が増えるにつれ減っていき、所得が決められた額を超えると支給が停止される。児童扶養手当を受給していると、ひとり親医療証がもらえる。これを病院で提示すると、自治体によって差があるのだけど、親も子もひとり当たりの

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独学高校生はいつもねむい

ねむい。ねむい。万有引力はなぜ僕のまぶたにだけこんなにも強く作用するのだろうか。先生に名前を呼ばれた。気がつくと黒板の文字を書き写すふりをしていたノートにぐるぐると現代アート作品が描かれている。教科書のこの問題の答えは?と先生。ノートをはるか昔までたどって解答する。正解すればおとがめなし。ななめ前のクラスメートがちらりとこちらを見てニヤリと笑うと、机の上の紙切れになにか書いている。クラスで誰がいち

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教育方針は違ってていい、複数の世界

クレイジーな人が好きで、よく特集記事やインタビュー記事を読んだりしている。そうすると彼ら/彼女らの特徴というのが見えてくるのだけど、クレイジーな人というのはどうやら子どものころから世界がひとつではないことに気づいていたようだ。彼ら/彼女らは小学校にいても突き抜けた行動をとっている。環境はどうでもよくて、その環境の中でどうふるまうかが大切だ。わが子も家で自由にやってる分、家と学校のふたつの世界を経験

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スシが食べたい。語られなかった背景

スシが食べたい。語られなかった背景

スシが食べたい。言い続けていれば叶うもので、どれくらい寿司をおごってもらっただろうか。一時期はあらゆるメディアで「スシが食べたい」と表明していた結果、Googleで「寿司 食べたい」と検索するとトップに表示されていた。福岡のITコミュニティ内でも「スシが食べたい人」「スシの人」と認識されるようになった。スシが食べたい欲を突き詰めれば仕事にもつながる。Twitterで「寿司が食べられる話がありますよ

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あるシングルファーザーと料理について

あるシングルファーザーと料理について

家に帰ると「おかえりきょうのごはんなに?」と聞かれる。「おかえり」と「きょうのごはん」の間にひと呼吸の間もない。完全にセットになっているのだ。これが毎日繰り返される。育ち盛りの子どもたち。脳内の80パーセントくらいは食べることで占められていそうだ。激しいときには、晩ごはんを食べ終わった瞬間に「明日の晩ごはんなに?」と聞かれることさえある。僕のほうはというと、毎日午後になると今夜はなにをつくろうかと

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ふつうすぎる僕らがブレーキを踏まないためのコツ

いつのころからだろうか。思い切った行動や変わった行動をしても驚かれなくなった。またやってるよという目で見られる。見てる側は慣れているかもしれないけれど、こちらは毎回ドキドキしている。なにしろ天然の変人ではなく、誰よりもふつうな人間なのだ。大勢の前で突然マイクでしゃべりだしたとしても、奇行ではなくてそういうパフォーマンスなので、いつでも緊張しながらやっている。自信もなければ勇気もない。ただみんなと違

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若い人に口を出さない、おっさんの自分語り禁止令

将来は予測できない。自分が何歳まで生きるかなんて、それこそ予測しようがない。父は僕のちょうど倍の年齢で亡くなって、父と同じだけ生きるとしたら、ああ人生の半分まで来たのだなと強く感じたのを覚えている。人生も半分を過ぎると、若者が多いITコミュニティ内ではどこへ行っても年長者になることが多い。前職のベンチャー企業でも年齢だけは上から数えたほうが圧倒的に早いポジションにいた。

人生を半分過ぎてから気を

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サイゼリヤで婚活パーティー

サイゼリヤで婚活パーティー

ひとりで飲食店に入るのに抵抗がない。まあ、牛丼屋やらファミレスやら、ひとりでも誰も気にしないような店にしかいかないからかもしれない。今日もひとりでサイゼリヤに入る。席に通されてハンバーグ(ライスは付けない)を注文。セルフサービスの飲み物を取りに行くときにすべての荷物を持っていかなければならないのが、ひとりサイゼリヤの不便なところか。運ばれてきたハンバーグをひとくちほおばって、なんでひとりで食事をし

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すてきなすてき

おもしろいコンテンツを見つけたらシェアしたくなる。いまどきは誰でもそうだと思う。ただ僕はちょっと気をつけていることがあって、シェアするときにかならずひと言コメントを添えるようにしている。この記事のどこが気になったのか、自分はどう感じたのか。自分なりの切り口でコンテンツを紹介する。リアルで友だちに伝えるときにはそうするものだと思うのだけど、僕はSNSでシェアするときにもひと言コメントを欠かさない。う

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