小川哲

小説「ゲームの王国」に登場するゲーム「人生 」について

[画像出典: https://www.takaratomy.co.jp/products/jinsei/] 「ゲームの王国」 「ゲームの王国」という小説を読みました。 カンボジアを舞台にしたSF小説というユニークな設定に加え、カンボジアの生活感や虐殺の歴史のリアリティ、キャラクターの多彩さが魅力的でとても面白かったです。 またこの…

🎊㊗️読書感想文が受賞作に選ばれました!

✨ななな なんとぉー✨ 秋の読書感想文2020 課題図書 『嘘と正典』早川書房の受賞作 に選ばれましたぁ! ヤッタ一!🙌🙌🙌 パチパチパチ〰👏👏👏 感想文のなかには『ナオキマン』も入っていたし、『チョコっとリラクシュー』も入れていたし、こんなんで大丈夫だろうか?と躊躇もありつつ、著者の小…

早川書房とnoteで開催した、読書感想文投稿コンテスト「#読書の秋2020」のベスト感想文…

早川書房とnoteで10月中旬から11月末まで開催した、読書感想文の投稿コンテスト「#読書の秋2020」。たくさんのエントリーをいただきまして、本当にありがとうございました! 課題図書となった『ユートロニカのこちら側』『嘘と正典』『入れ子の水は月に轢かれ』『月の落とし子』『売国のテロル』の読…

【67-文化】混沌とした時代にこそSFを読もう!|小川哲

文・小川哲(作家) SF作家が予言できなかった事象 時として、SF作家は「予言者」と呼ばれる。実際にSF作家は様々な「未来」を予言してきた。インターネットを予言し、震災を予言し、メルトダウンを予言した。スマホを予言し、人工知能を予言し、月面着陸を予言した。新型コロナウイルス感染症が世界…

書評|ユートロニカのこちら側

 スマートフォンから離れると、不便さと同時に解放された感覚を覚える。世界中の人々をつなぐ糸。止めどなく押し寄せる情報の波。人はスマートフォンを操作するのではなく、スマートフォンと同化した。データ化された人格。データ化は均一化を生み、個性の喪失へとつながる。  小川哲の『ユートロニ…

「嘘と正典」を読んで。

今日は何日だか知っている? そう、11月29日。 つまりは締切が明日となっているお題企画に、 間に合わせることができないということだ。 私は並行して何冊もの本を読み分ける。 そのやり方を今ほど後悔したことはない。 もっと早くこの本を読んでいれば。 感想を書くには最低でも二回は読みたい。 で…

真っ赤な嘘とほんとの境目

昨年の12月頃、直木賞候補作として書店のいちばん目立つところに平積みされていたのをよく憶えている。妖しいモノクロの表紙に半分消えかかったヒゲおじさんの写真。教科書か参考書で見かけたことのある写真の人、誰だっけ?、ブラームス?ドストエフスキー?、いやいや、ちゃんと帯に「マルクスは消…

『嘘と正典』読書感想文

【秋の読書感想文2020】 こんにちは。ミセスチョコです。 noterのみなさんが秋の読書を 満喫されているのを見ていると 本を読みたくなってきますね! もうすっかり老眼がすすみ 単行本を開くとQRコードなみに 字がボヤボヤしていますが ハードカバーなら大丈夫🙆 課題図書56冊から選んだのは 早川…

書評|嘘と正典

 無限に広がる可能性。それを形成する感情や事象。「広がり」に対して方程式を立て、全容の細部を可視化する。小川哲の『嘘と正典』は感性と理性の洪水を読者に浴びせる。  著者は想像を創造する力に長けている。その力を使い、歴史の裏側に光を当てる。収められた『嘘と正典』ではタイムトラベルを…