灰色猫

日々の生活の中で気づいたことをまとめていきます。 守備範囲は、各種芸術(美術、落語、そ…

灰色猫

日々の生活の中で気づいたことをまとめていきます。 守備範囲は、各種芸術(美術、落語、その他)など。 社会課題の解決などにも関心があります。

最近の記事

帰ってきた橋本治展

神奈川近代文学館の橋本治展にいく。 元町中華街駅の、元町方面改札からでてエスカレーターで延々登ってゆき かなりの高さになって外に出ると港の見える丘公園まではあと少し。 長く急な階段を登らなくてすむため、楽をしているなあと思いながら ついこのルートをたどる。 外に出ると、そこはアメリカ山公園で、 こちらも見晴らしのよい気持ちのよい庭園。 そこをでて外人墓地脇を抜けると、港の見える丘公園の イングリッシュガーデンがあり、ちょうどバラの季節でもあり、 大変な賑わいとなっていた。 そ

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      JAXA講演会場にて

      • 番外編:JAXA講演会場でSORA-Qを見てくる

        今回はいつもと違うテーマ。番外編と言うことで。 地元でJAXA講演会があり、でかける。 春先に、SLIMという小型月着陸実証機(正確に名付けたのだろうが・・小型月着陸機でいい気がする)の月面着陸成功にあわせたイベントにもいったので、内容は多少かぶるかな、と思いながらも参加。 結論からするといってよかった。 会場では、小型探査機(野球ボールくらいの大きさの球体で、探査の際は真ん中が割れて展開し両サイドが車輪なるもの)SORA-Qの簡易ヴァージョンが操作できるブースがあり、実物

        • 「笑点」新メンバーに晴の輔さんとは

          「笑点」というTVの長寿番組をご存じだろうか。 この番組は故立川談志さん発案によるものということだが、その談志さん(初代司会者)以来、立川流から初めてメンバーになったのが志の輔さんの総領弟子、晴の輔さんである。 聞いたときには、あ、そうきたか、へえ、と驚いた。 まずは、笑点メンバーにこれでようやく東京での落語会派の4団体が出そろったということ。 加えて、立川流にとっても談志さんの孫弟子世代からTVで名前と顔を売る落語家が出てきた、ということ。 立川流の家元・立川談志さん没後

        帰ってきた橋本治展

          青森県美術館にて「奈良美智: The Beginning Place ここから」

          青森県立美術館は、十和田、弘前の美術館とあわせて巡るつもりだった。なかなか実現しなかったのは、どういうルートを組んでも電車とバスではまわりにくいから。そして結局、今回、弘前の訪問を断念することで実現した。 青森県立美術館を訪問したのは昨年の秋。 奈良美智の大規模な個展が催されていた。 奈良美智は、横浜美術館での大規模な個展(2016)を観ているが、その頃も人気作家で、関連グッズの売れ行きが尋常ではなかったと聞いた。 今回は氏の出身地、「ホーム」ともいえる青森県美での大規模な

          青森県美術館にて「奈良美智: The Beginning Place ここから」

          落語「紺屋高尾」の解題

          トルーマン・カポーティの「クリスマスの思い出」という小説をご存じだろうか。あるコラムで、年の離れた(祖母と孫くらいの)バディものという紹介に惹かれて手にした本だったのだが。 凝った装丁と挿絵の本である。ごく短い小説なのに、この一編しか収録されておらず、独立した一冊になっている。 紙の質感は、挿絵の版画に見合った手触りと厚さで大変趣味がいい。 切れのよい文章。作家自身が愛し、よく自作の朗読に選び、そして多くの聴衆の涙を誘ったという作品世界。それに見合う装丁をと、この作品を愛

          落語「紺屋高尾」の解題