📚24【君のクイズ】ってそういう意味だったのね😳
※ヘッダー画像は裏表紙部分です
クイズが隠れていますね、お洒落……
君のクイズ
小川哲(おがわさとし。1986年千葉県生まれ。東京大学大学院博士課程退学)
朝日新聞出版 189頁
小説トリッパー2022年夏季号初出
2022/10/30初版
未だ読んでなかったんか〜っい‼︎
はい、その通りです。
ちょっと前に話題になりましたね。
面白そうだけど、他に読みたい本があるし……と後回しにしているうちにすっかり忘れてました。
でもね、読んで良かった。
知られざる競技クイズの世界‼︎
今、一般人が出演するクイズ番組ってないのかな?
テレビを観ないから判らん。
新聞は読むけれど、テレビ欄はパスしてるしね。
私が知ってるのはアップダウンクイズ、クイズタイムショック、アタック25、アメリカ横断ウルトラクイズ(順不同)くらいかな?
アップダウンクイズはちっちゃい頃に、スタジオで観たことがある。
テレビ収録初体験。
直前にお手洗いに行きたくなってしまい、観覧席ではなく、スタッフ達と一緒にスタジオの隅っこで立ったまま。
これはこれで貴重な機会。
主人公三島玲央は、賞金1千万円がかかる早押しクイズ、第一回『Q-1グランプリ』のファイナリストとして、対戦者本庄絆とともに生放送のスタジオの解答席にいる。
6対6で迎えた最終問題、出題者が「問題……」と言って一息吸った瞬間に本庄絆が早押しボタンを押す。
本庄絆は既に2回間違えており、これが誤答なら失格になる。
誰しもが三島玲央の勝利を確信したとき、本庄絆が解答を口にした。
しかもそれが正解で、三島玲央は敗者になってしまう……
問題が一文字も読まれないうちに、本庄絆が早押しし正解になった謎に、三島玲央が迫って行く。
事件は起こってないけれど、いわばクイズミステリー。
いや、三島玲央の中では充分に大事件だったよね。
初代チャンピオンの名誉と1千万円がすり抜けて行っちゃったんだもの。
三島玲央が謎に迫って行く過程で、競技クイズとは?クイズ番組とは?番組スタッフとは?傾向とは?対策とは?などが読者に示される。
競技クイズなんて言葉、初めて知ったわ。
答えがわかるだけではいけない。
対戦者に勝たなきゃいけない。
それが競技クイズ、深いなぁ……
記憶力がいいだけではなく、知識の量が多いだけでもなく、番組の傾向、対戦者の分析、出題の先を想像する力、選択肢を絞る力、そしてもちろんボタンを早く押す瞬発力が要る。
雑学が好きで役にも立たないことを覚えている私は、「クイズに向いてるんじゃないか?」なんて幻想を抱いてたけど、本当にただの幻想だった。
ミステリーだから当然だけど、結末は書かない。
タイトルが何故「君のクイズ」なのか?も読めばわかる。
三島玲央は『Q-1グランプリ』の初代チャンピオンと1千万円を目指していたのに対して、本庄絆はその先を目指していたとだけ書いておく。
あっという間に読めるし、エンターテイメントとして面白い。
「へぇ〜」と言いながら読むことになるのは間違いない。
【ここから追記4/11AM】
Xにポスト。
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