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わたしに足りないものは・・・


長女の受験は上手くいかなかった。2浪目に突入だ。
来年はなんと受験生が3人になってしまう!
(高校受験と大学受験と)
気が狂いそうだけれど、狂うわけにはいかない。


美大に受かるのは、こんなにも狭き門で、何年もかかるものなのに、
美大を卒業してもすぐにその道で食べていけない人も多い。
だから浪人しながらバイトもして、そうやってやっていくのだろう(今後もそうゆう道を進んでいくことになるし)
気が遠くなってくる・・・ 


さて受験生だらけの家の中、NetflixやYoutube、TVを止めた。
(勉強や絵に集中できる環境づくり)
家の中ではラジオか音楽は流れているけれど。(家事や読書がはかどっていい。)
退屈だから、と娘たちとのランニングも続いている。
多分に”PERFECT DAYS”の平山さんにも影響されている(笑)
シンプルに、静かに、日々を過ごせたら・・・


今日、読み終わったのは小川哲さんの『君が手にするはずだった黄金について』


エッセイなのかな?小説なのかな?
登場人物はご本人に重なるし、エピソードは実際にあったことなのかな?架空の出来事なのかな?
嘘と真が重なり合って、交差して、今までに読んだことのないタイプの小説だったけれど、面白かった。



占いのことだけれど、わたしも気持ちが弱っているときには、(占い師さんのところに行きこそはしないけれど、)占いにすがってしまうところはある。(朝の星座占いでさえ・・・自分の星座が12位だったあかつきには、朝からもう今日はダメだ・・・なんて気持ちに影響される。)
けれどこの小説を読んで、インチキだ、と思える気がしてきた・・・
だって、同じようなことがわたしが買って読んでいた占いの本に、本当に書いてあったのだ(笑)
わたしってなんて簡単に、ことばを受け取ってきたのだろうか。
弱っている時だから、それで気持ちが救われたらそれはそれでいいのかもしれないけれど。
占いにのめり込んで、何万円も使ってしまうほどだと大変だ。




冷静に多方面から物事を分析できたら、そうすると今まで見えなかったことも見える気がしてくる。


観察して分析してみる。
そんな視点が自分には足りないものだ。
感情に流されて生きてしまっている。


なんていうか、生きていくためのノウハウ本ではないのに、小説なのに、そんな気づきをもたらしてくれた1冊。



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