登場人物全員のキャラが濃い。その中でもズバ抜けて完全に頭がイっちゃってる奴もいて、そいつらのグロ描写が特に面白い。最初の方は主要人物の母親や祖母の若い頃のエピソードもあるが、正直そこは読み飛ばしても楽しめる。本書がドラマ化することを切に願う。とにかくチャターラが最高すぎる。
佐藤究のテスカトリポカの読書感想。メキシコと日本を舞台に、麻薬密売人と心臓密売人の人生が交錯し、アステカの神話を基にしてストーリーが進む。裏の世界の話がメインで描写がきついところもあったが、自分としては、コシモの独特な時間感覚が新鮮だった。