佐藤究

今年もミステリーの季節がやってきた〜週刊文春ベスト10

12月2日発売の週刊文春、年末恒例のミステリーベスト10が掲載されている。例年、これらの企画を眺めて、気になったミステリーを数冊読む。 例年1−2冊は既読のものが含まれているのだが、今年は新作ミステリーを読んでいない。チェックしたものはあるが、未読である。結果的には、それらを読むことになりそうなリストであった。 国内部門の1位、米澤穂信の「黒牢城」。2位の点数140点を大きく離し、227点でトップである。戦国時代を舞台にしたミステリーで、ちょっと気になって「ほしい物リスト

スキ
3

#読書の秋2021#テスカトリポカ 締切前に読み終わった!喜

夏休みの宿題は、いつも、最後の日にまとめてというのは、もうどうしようもない事なのかな(笑) 締切1日前にして、#テスカトリポカ 読み終わりました。 うん十年ぶりに課題図書という本と向き合いました。 そして、うん十年ぶりの読者感想文に取り組んでます。←今、ここ 大人になって、宿題も課題もなくなり、本といえばドラマや映画の原作本を読み漁り、昔あった、小学校の図書室で新刊と出会って読みたくなる、なんて経験もなくなって、その貴重な体験がなくなったことにも、気がつきませんでした。

スキ
14

【読書の秋2021】『テスカトリポカ』を読んで〜直木賞/クライムノベル/Netflixドラマ化求む

とんでもない作品を読んでしまった。スケールがデカ過ぎた。 2021年上半期(第165回)直木賞・第34回山本周五朗賞のダブル受賞となった佐藤究の『テスカトリポカ』。 本書は、メキシコの麻薬カルテルに君臨した麻薬密売人バルミロが、潜伏先のインドネシアで日本人臓器ブローカーの末永と手を組み、日本で子どもの心臓の密輸ビジネスを目論むという衝撃的なクライムノベル。 おぞましい暴力や底のない人間の欲望が描かれ、ひたすらに恐ろしい犯罪小説なのだが、その世界観にどんどんのめり込んでし

スキ
34

佐藤究「QJKJQ」読書感想文

「テスカトリポカ」で直木賞受賞した 作者の長編ミステリー。 ミステリーとはいうものの、これ、ミステリーなのか、純文学なのか? 日本の小説? 舞台は西東京市で、生粋の日本人ばっかり出てくるけど、 なんだか、海外の小説みたいな、 いや、地球なのか、なんなのか、、 という、不思議な空気のある本でした。 江戸川乱歩賞受賞作というのは頷けます。 江戸川乱歩を初めて読んだ時の不思議な感覚を 思い出します。 主人公は高校生女子、猟奇殺人鬼の一家に生まれ、親も兄も人を殺していると

スキ
17

11/26 文芸にゅうす

 五回連続の重版を達成した『同志少女よ、敵を撃て』のpvがyoutubeで公開されました。セラフィマ、かっこかわいいな。 女性作家による刑事小説に対しての宮部みゆきさんの書評。たしかに女性作家が増えてきたのに対して、女性作家の『刑事小説』というのは少なかった気がします。個人的に宮部みゆきさんが好きなのでピックアップしました。 ハヤカワミステリマガジンによる特集「ミステリが読みたい!2022年版」で国内編第一位に『黒牢城』米澤穂信が国内編第二位に『テスカトリポカ』佐藤究が選

スキ
4

【書評】テスカトリポカを読んで

いい人ばっかり出てくる小説はほっこりする。 いい人が出てくる小説はきゅんとする。 悪い人が出てくる小説はワクワクする。 この小説はというと… 悪い人しか出てきません! と誰かが言っていました。 それで気になって読み始めたのですが、本当に悪い人しか出てきません。 すごい小説に出会いました。 550ページ超えのこの小説、ワクワク、ドキドキしっぱなしで読み進める手が止まらないこと! あっという間に読み終えてしまいました。 悪い人が悪いことやって悪い人と繋がっていく話。

スキ
9

ANK読み終わり ネタバレあり

読み終わりました。なかなか深い進化論の話でした。人類学に少しでも興味があればあっという間に引き込まれますよ。 霊長類の進化の歴史(SFな部分もありますが)を楽しみながら読めました。冒頭の暴動(ここがSFなんですが)も、あるかも!って思っちゃいました。 写真は昨日の静岡流用です。今日は違うウイスキー飲んでます。サントリー季!

スキ
2

「テスカトリポカ」をどう捉えるべきか

日々の読書に記録を、メモ程度の備忘録として残していきます。 テスカトリポカ / 佐藤 究(著/文)2021年の直木賞を受賞した大型エンターテインメント小説であるわけだが、まず表紙からして不気味すぎる。直木賞を受賞した作品ということで目には入ってきて、一度本屋で手に取ってみたが、表紙からして危うい空気がぷんぷんだったので、元あった場所にしっかりと戻した。しかし、それから、数か月間、折に触れて、Twitterでこの作品に言及する文章を目にし、やっぱり読んでおこうかという気持ちに

スキ
5

ANK

あと少しで謎がとけるとこまできました。 いつものカナディアンクラブです。

「夜が明ける」西加奈子 想像力の敗北 夜が始まり殺戮が開始される

No1:夜が始まり、殺戮が開始される。夜の闇の中で夜が始まり、殺戮が開始される。夜の闇の中で。 現実にフィクションが敗北し、フィクションは放棄される。小説がフィクションというその想像力を自らの手で棄て、小説家が小説家であることを断念する。現代の日本が、真昼の光の中で、その凄まじい暗黒の相貌を隠すことなく誇示し、巨大な口を開け、その暗黒と戦う唯一の戦士である小説家を頭から噛み砕き、その想像力を飲み込み、勝利の咆哮をする。 「夜が明ける」は怖ろしい小説だ。ここで言う〈怖ろしい

スキ
53