ふう

読書と音楽、猫が大好きです。

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最近の記事

霊気を彫り出す彫刻家 大森暁生展  群馬県立館林美術館

館林美術館は気軽に行けて、リラックスできるお気に入りの場所です。 今、なんの展覧会やっているのかな?猫の彫刻があるんだ!と思い、予備知識なしにふらっと訪れたのですが、それがすごく良かったのです! 展示室には、様々な動物たちの彫刻が並んでいました。 わたしは、彼らから、静かに凝視されているような感覚になりました。 わたしは、大森暁生さんのことを知らなかったのだけど、解説を読んでいたら、色々なジャンルでコラボしている有名な彫刻家の方でした。 ブランキー・ジェット・シティ、チバユ

    • 読書感想 『マナーはいらない−小説の書きかた講座』三浦しをん

      実は、最近ずっと小説を書きたいと思っている。 読書が好きな人は、誰でも思ったことがあるのではないでしょうか。 中学生の時、友人との交換日記に、小説のようなものを書いていた。 部活のかっこいい、アコガレ男子とのラブストーリー。 中学生の時ハマったのがコバルト文庫で、わたしは、氷室冴子さんの作品が大好きだった。 『なんて素敵にジャパネスク』『蕨ヶ丘物語』『多恵子ガール・渚ボーイ』『さようなら、アルルカン』。他にもたくさん。 細やかな、揺れ動く思春期の気持ちが描かれていて、わたしは

      • 『正体』染井為人

        映画化で話題なのと、知人が好きな作家さんだと言うので、初めて染井為人さんの作品を読んでみた。 少年死刑囚が脱獄し、潜伏先で様々な人たちと関わり合う。 短期間の中でも、その少年と関わり合った人たちは、少年の優しさ、思慮深さに触れ、本当に少年が残忍な犯罪を犯した人物と同一人物なのか迷う。 その少年の「正体」とは。 警察の強引な手口、権力を持つ機関が間違いを認めようとしないこと、デジタルタトゥーの恐ろしさが描かれている。 わたしは、Youtubeなどのネット映像や、マスコミの持

        • 2024年の夏休み

          8月11日(日) 下鴨神社・古本市(京都府) だいぶ前に、森見登美彦さんの『夜は短し歩けよ乙女』という本を読み、いつか下鴨神社の古本市に行きたいと思っていて、今回初めて訪れることが出来た。 この日も猛暑だったけれど、森の中はとても涼しく、楽しく本を選ぶことができた。 糺の森の、普段の静謐で凛とした雰囲気も大好き。 8月12日(月) MIHO MUSEUM(滋賀県) 特に建築に詳しい訳ではなくないが、MIHO MUSEUMの建築デザインを手がけたI・M・ペイという人物が

        霊気を彫り出す彫刻家 大森暁生展  群馬県立館林美術館

          夏の読書感想

          『名探偵のままでいて』小西マサテル 2023年第21回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。 本の帯に、“岡村隆史絶賛“とあったので、ナイナイの岡村さんって、ミステリー好きなの?とまず思った。 奥付けを見たら、著者は“ナイナイのオールナイトニッポン“などに放送作家として関わっていたので納得。 最近、今まであまり手を出していなかった、ミステリーというジャンルに興味が出てきたので、受賞作から選んでみた。 主人公の小学校教師・楓が巻き込まれる、日常の中にあるミステリー。 その

          夏の読書感想

          ぐり🐈‍⬛、病気の記録(2)

          8月8日、ぐりを連れて2週間ぶりに病院病院へ。 体重は、5.6㎏→5.4㎏に少し減っていた。 心配していたほど、痩せてなくてほっとした。 2週間の間、尿石症予防のため、医院より渡されたCLTフードをあげていたが、このフード、あまり好きではないみたいで、今までのような勢いでは食べてくれなかった。 また、夏バテなのか、ほとんど動かずに、ずっと寝てばかりだったので、体力が落ちて弱っているのではと落ち着かなかった。 だから、何でもいいから食べれるものを食べさせた方がいいのでは、と家族

          ぐり🐈‍⬛、病気の記録(2)

          【読書感想】『方舟』夕木春央

          クローズドサークルで起こる連続殺人。 山中の違法地下建築に閉じ込められた、学生時代のサークル仲間7人と、親子連れ3人の計10人。 そのうち3人が次々と殺されて行く。 2つある出入り口のうち、1つは地震のため土砂で埋まって開けることができない。 埋まっていない片方の出口を開けるためには、誰かが犠牲になって死ななければならない。 殺人犯は、地上に脱出できたとしても死刑になるのだから、その人を犠牲にしようと犯人捜しが始まる。 「方舟」は地下建築を表している。 地下3階はすでに完全

          【読書感想】『方舟』夕木春央

          【読書感想】『夢をかなえるゾウ0(ゼロ)』水野敬也

          「夢のない」さえないサラリーマンが、ガネーシャの出す課題に挑戦しながら「本当の夢」を見つけられるようになるまでの物語。 かなり昔から続いているシリーズの最新刊。 バクが、夢を様々なものに例えるのだけど、まるでワインソムリエのようにパターン・バリエーションが豊かだ。 ラスト、釈迦のモノリスに笑った!そういえば、忘れてた。 イラストが、忘れられていた存在の悲哀も同時に感じさせる。 最後に、ガネーシャの教えが要点ごとにまとめられている。 メモをとりながら読書する人になりたいと常々

          【読書感想】『夢をかなえるゾウ0(ゼロ)』水野敬也

          【読書感想】『闇祓』辻村深月

          「闇ハラ(闇ハラスメント)」という言葉は、作者の造語で、心の闇を相手に押しつけ、それによって他者の中にも闇が生まれるということ。 『闇祓』は、闇ハラを振りまく「神林一家」と、巻き込まれた人々が不幸の連鎖に陥り、その「闇」を祓うために闘うというストーリー。 この本を読んで、強く印象に残ったのが、「言葉が通じない」というくだりだ。 外国語ではなく、同じ日本語を使う人間同士なのに、お互いの「普通」「価値観」「正義」の認識の違いが、コミュニケーションを成り立たなくさせ、嫌悪や差別の

          【読書感想】『闇祓』辻村深月

          君に伝えたい言葉

          君を見て、私は「ごめんね」と心の中でつぶやく。 ごめんね、君が生きづらいのは、きっと私の遺伝なのかもしれないね。 私も、生きるのが下手だったよ。 不器用で、毎日次々にやってくるしんどい気持ちを、逃げるようにかわして、なんとかやり過ごしてきたんだよ。 希死念慮。「死にたい」と思う割合は、人口の2~3%らしい。 なんで、よりによってそんな狭いカテゴリーに入る人間になってしまったのかな。 どうせ圧倒的少数派なら、宝くじが当たる側に入ってほしいのにな。 ある日、私は君の登校後、ほんの

          君に伝えたい言葉

          ぐり🐈‍⬛、病気の記録

          猫が大好きで、猫2匹を飼っています。 先住猫のお姉さん、ふう。現在8歳。 サビ猫の雑種。生後3ヶ月の時、県の愛護センターより譲渡。 ちなみに、私のnoteのアイコンはこの子です。 後から家族に迎えた男の子の猫、ぐり5歳。 サバトラの雑種。ふうちゃんと同じく、3ヶ月の時、同じ愛護センターより譲渡。 ぐりちゃんの病院通いが続いているので記録しておく。 2023年の3月、私は転職が決まり、バタバタした日々を過ごしていた。 前職場が送別会を開いてくれた翌日、ぐりの様子がおかしい。

          ぐり🐈‍⬛、病気の記録

          アートアクアリウム美術館GINZAに行ってきました

          6月23日(日)、銀座三越へ。 金魚と紫陽花、溜め息が出る程美しかった。 暑い季節、一時涼やかな気分になることができました。

          アートアクアリウム美術館GINZAに行ってきました

          “創刊50周年記念 花とゆめ展“に行ってきました

          夫が行きたい!見たい!と言うので行ってきました。 夫も私も、漫画好き。 夫は、「スケバンで刑事」「赤い牙」などが好きだったみたい。 共通して好きだったのが、「ここはグリーンウッド」。 私は、「ぼくの地球を守って」「動物のお医者さん」、川原泉さんの作品が大好きでした。 成田美名子さん、清水玲子さんがない!と思ったら、これはLaLa連載でしたっけ。 夫が帰り際、「会場、女性ばっかりだった・・・、何故だ・・・」とぼやいていました。

          “創刊50周年記念 花とゆめ展“に行ってきました

          筋肉少女帯のライブに行ってきました

          6月21日(金)やってきました豊洲PIT‼︎ 今回、初めて筋肉少女帯のライブに行ってきた。 楽しかった!オーケンのトークに、めっちゃ笑った! 私はブランクのあるファンなので、「医者にオカルトを止められた男」「日本印度化計画」「元祖 高木ブー伝説」「踊るダメ人間」「くるくる少女」「50を過ぎたらバンドはアイドル」くらいしか分からなかったのだけど。 「踊るダメ人間」の時、観客の振りがすごかった。 「ダーメダメダメダメ人間~!」のところ、Xジャンプみたいに一斉にジャンプ! ペンラ

          筋肉少女帯のライブに行ってきました

          岡村和義 TOUR OKAZ TIME at KT Zepp Yokohama 5/24/2024

          【はじめに】 このライブレポは、ライブ直後、興奮状態のまま書いたものなので、間違いや抜けがありますが、ご了承下さい! 【ライブに行こうと思ったきっかけ】 わたしが岡村ちゃんのベイベだから。 「アバシー」、「テクニカルサポート」「元気です」のDATEに参加して、「ああ、かっっこいい。やっぱり好きだなあ」と思って、岡村ちゃんを深堀していた時、図書館で『岡村靖幸のカモンエブリバディ』の書籍を見つけたので、早速借りて読んでみた。 この本は、NHKラジオでの放送を書籍化したもの。

          岡村和義 TOUR OKAZ TIME at KT Zepp Yokohama 5/24/2024

          岡村和義「春、白濁」

          この曲、大好き! KT Zepp Yokohamaで行われたライブのアンケートでも、特に好きな曲は、「サメと人魚」「春、白濁」と書きました! わたしは岡村ちゃん大好きな、ベイベです。 若い時、人目を忍んでファンでした。ファン歴はブランクあり。 「アバシー」「テクニカルサポート」「元気です」のDATEに参加して、「ああ、かっっこいい。やっぱり好きだなあ」と思って、岡村ちゃんを深堀していた時、図書館で「岡村靖幸のカモンエブリバディ」の書籍を見つけたので、早速借りて読んでみました

          岡村和義「春、白濁」