見出し画像

筋肉少女帯のライブに行ってきました

6月21日(金)やってきました豊洲PIT‼︎

物販の行列
晴れてたらお散歩が楽しめたのですが

今回、初めて筋肉少女帯のライブに行ってきた。
楽しかった!オーケンのトークに、めっちゃ笑った!
私はブランクのあるファンなので、「医者にオカルトを止められた男」「日本印度化計画」「元祖 高木ブー伝説」「踊るダメ人間」「くるくる少女」「50を過ぎたらバンドはアイドル」くらいしか分からなかったのだけど。
「踊るダメ人間」の時、観客の振りがすごかった。
「ダーメダメダメダメ人間~!」のところ、Xジャンプみたいに一斉にジャンプ!
ペンライトもキラキラきれい!
まさに、50を過ぎたらバンドはアイドル!
他のバンドのライブと比べて、歌よりオーケンのしゃべりが多かったなあという印象。

「これだけファンの人がいたら、かなりの票を集められる!都知事選に出る!」と言ったり、
(Mrs.Green AppleのMV騒動とかけて)「コロンブス」とぶっ込んできたり、
(aikoの裁判とかけて)「洗脳されて・・・」とか、ちょいちょい挟んできて面白かった。
「疲れるから、もう、布団でステージで歌いたい」と言って、「ステージ上で、ベッドで歌っていた人」のことに触れていたけれど、あれは岡村ちゃん(岡村靖幸)のことを言ってたんだろうか・・・?
オーケンは、「ロックじゃねー!これは自己表現だー!」と叫んでた。

あと、ライブ会場で隣の席の青年とお喋りできたことが楽しかった。
札幌出身の30代の青年。就職で上京してきたとのこと。
中学生の時に「さよなら絶望先生」のアニメで大槻さんを知って、それ以来のファンだとか。
筋少意外にも”特撮”のライブにも行ってるらしく、こっちの方がよりハードでオーケンは少し苦しそうだって。ぴあのエッセイにもあったけど、オーケンふりしぼってるんだな…!
隣の青年は、おばさんファンがギャーギャー喋りかけてうるさいな、と思ってたかも。
話、合わせてくれて、気を使ってくれてありがとう!
ファン層は、私より年上の人もいたけれど、この青年のように若い人たちもいた。
親子ファンもいて、幼稚園くらいの男の子が、顔にヒビを入れて、特攻服を着て、オーケンコスをしていたのがかわいかった!

よく見えるいい席でした

筋肉少女帯を知ったのは・・・

中学3年生の時。
クラスの仲のいい友達が聞いていた。
何これ!?こんな種類の音楽初めて・・・!
まるで、新種の生き物を発見したかのような新鮮な驚きだった。
岡村ちゃんを知った時もそうだった。
当時聞いていたのは、渡辺美里(から後に岡村靖幸)、大江千里、TM  NETWORK、B‘Zなど。
私が知っているどのジャンルにも当てはまらない。
私は、オタク気質なので、一度興味を持つと深堀するクセがある。
オーケンの詩の世界観も、厨二病を拗らせて、授業中に窓の外を見て「空が青いなあ」なんて、厭世的になっている自分にとって、強く惹かれるものがあった。
当時、筋少はよくテレビに出ていたらしいが、うちは家が厳しくあまりテレビを見ることができなかったので、筋少の情報入手はもっぱらラジオだった。
筋少と対極にあるものとして、当時人気だったDreams Come Trueをいじるトークがあって、実際に電話で吉田美和さんとオーケンがやり取りとしていたのは貴重な回だと思う!
「“ケンヂ“を“ケンジ“表記にすれば、おしゃれになると思う!」と吉田美和さんは、笑いながら提案していたっけ。
高校では、誰も知らないことを知らない自分でいたいと、背伸びして洋楽のハードロックを聴くようになっていった。
こんな私だから、「香奈、頭を良くしてあげよう」の歌詞が、このズレてる男に気持ちが(私は男性ではないけれど)刺さった。
今となっては、この愚かさを笑ってしまえるほど、ほどよく鈍感になったのだけど。
筋少から離れてずいぶん経って、ふとしたきっかけで、燃え殻さんの『ボクたちはみんな大人になれなかった 』を読んだ。
燃え殻さんは、私と同世代。
この本に散りばめられた当時の空気感、そして筋少。
なんだか、懐かしいなあとしみじみしてしまう。
また、あるとき「うつヌケ」という本を読んだ。
うつ病から抜け出すまでを描いた漫画なのだが、そこでオーケンが心を病んでいたことを知る。
昨年の春頃、職場(高校の図書館)で辻村深月さんの本について、生徒と話していたときに、「凍りのくじら」を薦められた。
主人公の少女が、精神のバランスを壊していく彼氏に「子供じゃ無いんだ、赤ちゃんなんだ」と心の中でいうのを読んで、あれ?と思う。
「これってオーケンの歌詞では?」と引っかかった。
調べてみたところ、辻村深月さんはオーケンファンを公言していて、辻村さんとオーケンの対談をネット記事に見つけた。
2023年末、毎日のほほんとノーストレスな日々を送っていた私に、久々に大きなストレスが降りかかってきた。
寒風に吹かれながら、その時聞きたいと思ったのは筋少の曲だった。
しんどい時は明るい曲なんて聞いてもちっとも慰めにはならない。
私の代わりに叫んでくれる人が欲しかったのかもしれない。
今年の春頃、勤務先の学校で「いじめている子に、いじめられている子の気持ちが分かるような本は図書館にありますか」と先生から依頼される。
教育関連の書籍を調べていたところ、「続 学校に行きたくない君へ」をいう本を見つけ、その中にオーケンの記事を発見する。
一連のオーケンとの再会、これはセレンディピティなのかもと思って、今回のライブに行くことを決めた。

おまけ

先月の岡村和義のライブ以来、斉藤和義さんにもはまっているわたし。
そういえばば、オーケンとせっちゃんも年近いよなと思って、調べていたら、同い年だった!
特攻服を着てオーケンと一緒に写るせっちゃんの画像を発見。
これはレアだ!いいもの見つけた!

オーケンもせっちゃんもかっこいいなあ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?