書肆 奇縁堂

古本の販売と編集プロダクションをしています。 「奇縁堂だより」と題して本の紹介などをし…

書肆 奇縁堂

古本の販売と編集プロダクションをしています。 「奇縁堂だより」と題して本の紹介などをしていきたいと思います。 代表の編集経験は40年ほどで,プロダクションとして編集の仕事もお受けしています。

マガジン

  • 奇縁堂だより

    テーマを決めて本を紹介する「奇縁堂だより」をまとめたマガジンです。

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    ネットショップに商品を追加した際に作る記事をまとめたものです。

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    春は馬車に乗って 〈名著復刻全集〉

    著者 : 横光利一出版社 : 日本近代文学館発行年月日 : 1982年4月1日版・刷 : 13刷判型 : 四六判頁数 : 318ページ状態 : 外函は少々ヤケ。内函はヤケとシミ少々,本体は良。未読品。○内容肺病により死期が迫った妻と献身的につくす夫の物語。
    ¥1,100
    書肆 奇縁堂
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    性に目覚める頃 〈名著復刻全集〉

    著者 : 室生犀星出版社 : 日本近代文学館発行年月日 : 1981年6月1日版・刷 : 11刷判型 : 四六判頁数 : 354ページ状態 : 外函は少々ヤケ。内函の背も少々やけ,本体は良。未読品。○内容初期の自伝的小説
    ¥1,100
    書肆 奇縁堂
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    夕刊流星号 : ある新聞の生涯

    著者 : 足立巻一出版社 : 新潮社発行年月日 : 1981年11月10日版・刷 : 初版判型 : 四六判頁数 : 245ページ状態 : カバーなし,経年劣化によるヤケあり○ひと言コメント敗戦直後に大阪で発行された夕刊流星号。その短くも波乱に満ちた興亡のドラマを描いた作品
    ¥600
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    春は馬車に乗って 〈名著復刻全集〉

    著者 : 横光利一出版社 : 日本近代文学館発行年月日 : 1982年4月1日版・刷 : 13刷判型 : 四六判頁数 : 318ページ状態 : 外函は少々ヤケ。内函はヤケとシミ少々,本体は良。未読品。○内容肺病により死期が迫った妻と献身的につくす夫の物語。
    ¥1,100
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    性に目覚める頃 〈名著復刻全集〉

    著者 : 室生犀星出版社 : 日本近代文学館発行年月日 : 1981年6月1日版・刷 : 11刷判型 : 四六判頁数 : 354ページ状態 : 外函は少々ヤケ。内函の背も少々やけ,本体は良。未読品。○内容初期の自伝的小説
    ¥1,100
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    夕刊流星号 : ある新聞の生涯

    著者 : 足立巻一出版社 : 新潮社発行年月日 : 1981年11月10日版・刷 : 初版判型 : 四六判頁数 : 245ページ状態 : カバーなし,経年劣化によるヤケあり○ひと言コメント敗戦直後に大阪で発行された夕刊流星号。その短くも波乱に満ちた興亡のドラマを描いた作品
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最近の記事

奇縁堂だより 36【本の紹介 : 吉川英治文学新人賞】

 前回の"奇縁堂だより35"は吉川英治と彼の名を冠した文学賞「吉川英治文学賞」を紹介しました。今回の"奇縁堂だより36"は,「吉川英治文学新人賞」とその受賞者(受賞作)を紹介します。  歴代の受賞者を見ると,人気作家がずらりと並んでおり,まさにこの賞が意図するところの「最も将来性のある作家」が受賞していると言えます。 吉川英治文学新人賞  「吉川英治文学新人賞」は1980年から開催されており,年に1回受賞作が発表されます。  対象となるのは,1月1日から12月31日まで

    • 奇縁堂だより 35【本の紹介: 吉川英治と文学賞】

       8月11日は“山の日”で祝日ですが,国民文学作家とも称された吉川英治の誕生日でもあります。  今回は吉川英治についてほんの少し紹介した後,彼の名を冠した吉川英治文学賞についてとその受賞作を紹介したいと思います。 (吉川英治文学賞新人賞は次回と次々回に紹介します)  というのも,吉川英治作品の紹介を……と思ったのですが,残念ながら前回紹介した直木三十五と同様に,書肆奇縁堂には一冊も在庫がありませんでした。  受賞作家は皆さんご存知の錚々たる方々で,『なるほど!これが受賞

      • 「小説」(日本文学)を追加しました。

         小説(日本文学)を新たにショップに追加しました。  純文学からミステリー小説などの大衆小説までジャンルも幅広く,また"古本"から"新古書"まで幅広い年代の小説を追加しています。 おすすめ商品 ・『春は馬車に乗って』  横光利一の体験をもとにした短編小説で,横光の代表作の一つです。  病気の妻とその妻を看病する夫を描いた作品です。病気に苦しむ妻に困れせられることはあったものの,その困難を乗り越える夫婦の物語。  横光利一や川端康成を代表とする「新感覚派」と呼ばれた文体を

        • 奇縁堂だより34【本の紹介:直木賞⑤】

           過去4回に渡り続けていた直木賞受賞作を紹介する「奇縁堂だより」も,今回の5回目で最後になります。  毎回読んでいただいている方,ありがとうございます。  (過去の記事はこちらから→1回目,2回目,3回目,4回目)  直木賞を受賞すると受賞した作品だけでなく,これまでの作品の売上も増えると言われているので,多くの作家が是非受賞したいと考えるのもよくわかります。  その代表例の一人が胡桃沢耕史ですね。彼は受賞することに執念を燃やして,願掛けのために,直木三十五の墓の隣に自らの

        奇縁堂だより 36【本の紹介 : 吉川英治文学新人賞】

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        • 奇縁堂だより
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        記事

          「芸術」に関する本を追加しました。

           写真集や画集などを「芸術」に関する本を新たにショップに追加しました。  画集は,日本人だと"いわさきちひろ"に"岸田劉生",外国人だと"ルーベンス"や"ファブリ"などがあります。 おすすめ商品 ・『増田の蔵』  秋田県横手市増田町。この増田町は,かつて秋田県かでも豪商が多く住む街として栄えた。その頃の名残で,増田町には"蔵"が数多く残されている。これらの"蔵"は,現在の技術では建立が不可能なものが多いという。  そんな歴史と文化を感じられる33の"増田の蔵"を紹介する

          「芸術」に関する本を追加しました。

          奇縁堂だより33 【本の紹介:直木賞④】

           直木賞受賞作の作品を紹介する記事も今回で4回目になりました。(前回までの記事はこちらから→「奇縁堂だより29」,「奇縁堂だより30」,「奇縁堂だより32 」)   今回は第142回(2009年下半期)から第146回(2011下半期)の受賞作5作品を紹介します。  今回取り上げる作品も前回取り上げた作品と同様に,いくつか映画化やドラマ化されています。  原作を読んでから映画を観てもよし!映画を見てから原作を読んでもよし!といったように,どちらが先でも後でも両方とも楽しめる作品

          奇縁堂だより33 【本の紹介:直木賞④】

          「小説」(外国文学)を追加しました。

           小説(外国文学)を新たにショップに追加しました。 今回は新潮文庫とハヤカワ文庫の外国文学の作品を追加しました。 ヘミングウェイやカミュからカート・ヴォネガットやスティーヴン・キングなど幅広い年代の作品があります。 今回はミステリー作品が多めになっています。 おすすめ商品 ・『フランチェスコの暗号 (上下巻)』 ルネッサンス時代の古書「ピュプネロトマキア・ポリフィリ」。本としての体裁は整っているが,内容はどこかおかしい。この本には何か暗号が隠されている。 500年前の

          「小説」(外国文学)を追加しました。

          奇縁堂だより 32【本の紹介 : 直木賞③】

           一回飛びましたが,「奇縁堂だより29」と「奇縁堂だより30」に続き,直木賞受賞作を紹介します。  今回は第123回(2000年上半期)から第135回(2006年上半期)までの受賞作で,在庫がある5作品を紹介します。この辺りの受賞作から,映像化される作品が増えてきています。作品を読んだことはないけれども,映画化された作品やドラマ化された作品なら観たことがあるという人も多いのではないでしょうか。  まだ原作を読んでないという方は,映像とは違った楽しみ方できるともいますので,ぜひ

          奇縁堂だより 32【本の紹介 : 直木賞③】

          「趣味・実用」に関する本を追加しました。

           裁縫や街歩きなどの趣味に関する本や仕事(出版)に関する本,生活に役立つ実用書といった「くらし」のジャンルの本を追加しました。 おすすめ本 ・『「上毛かるた」ゆかりの地文化めぐり』 群馬県の出身者なら誰もが知っている「上毛かるた」。これを読めば,「上毛かるた」についても群馬県の文化や歴史についても詳しくなれること間違いなし!? 追加した商品をまとめたショップのページです↓ 今回追加した商品の一覧 ○『趣味の本づくり』 倉田文夫 ○『「上毛かるた」ゆかりの地文化めぐり

          「趣味・実用」に関する本を追加しました。

          奇縁堂だより 31【本の紹介 : 星野富弘】

           4月28日,画家であり,詩人であり,エッセイストでもあった星野富弘さんが78歳の生涯を閉じました。  星野さんは,大学を卒業し体育教師として赴任した中学校で,2か月後に部活の指導中に誤って墜落し,頸髄を損傷しました。治療のため9年間に及ぶ病院生活を送りますが,手足の運動機能は回復しません。  星野さんは,動かない手の代わりに口に絵筆を咥え,絵を描き始めました。水彩で四季の草花を描き,これに詩を添えた作品は多くの方から好評を得,画家・詩人としての人生がスタートしました。

          奇縁堂だより 31【本の紹介 : 星野富弘】

          奇縁堂だより 30【本の紹介 : 直木賞②】

           昨日から5月に入ったということもあり,スギ花粉もだいぶ少なくなりましたね。花粉症の私にとって一年で一番大変な2ヶ月がようやく過ぎ一安心です。GWを花粉のことを気にせず過ごせると思うと気が軽いです!  さて,前回に続いて今回の「奇縁堂だより」も直木賞受賞作の紹介をしていきます。  今回は102回(1989年下半期)から122回(1999年下半期)の間に受賞した作品のうち,在庫のある5作品を紹介いたします。  今回紹介する作品から時代は"平成"に入ります。(正確には前回の記

          奇縁堂だより 30【本の紹介 : 直木賞②】

          「政治・経済」の本を追加しました。

           「政治・経済」のジャンルの本を新たにショップに追加しました。  政治に関する本では,民主主義についてもう一度考え直す,もしくは民主主義を捉え直すことができる本が多いので,興味のある方は是非。  『金持ち父さん貧乏父さん』もおすすめです。人生100年時代となり,年金制度も今後どうなるかわからず,定年後も働かざるを得ない状況になりつつある昨今。"お金"や"お金を稼ぐ"ことについて考える良い一冊だと思います。  状態が良い本が多いですので,気になった本があったら是非確認して

          「政治・経済」の本を追加しました。

          奇縁堂だより29【本の紹介 : 直木賞①】

           前回,待ち歩きを兼ねて直木三十五のお墓と旧邸宅にいった記事を投稿しました。  その流れで,今回から数回にわたり「奇縁堂だより」で直木賞受賞作品を紹介していきたいと思います。 直木賞とは  新進・中堅作家によるエンターテイメント作品いわゆる大衆小説(長編小説もしくは短編集)に贈られる文学賞が直木賞(正式には直木三十五賞)です。    直木賞は,文藝春秋社の社長だった菊池寛が友人であった直木三十五の名を記念して芥川賞(純文学作品が対象)と共に1935年に創設されました。  

          奇縁堂だより29【本の紹介 : 直木賞①】

          「小説」を追加しました。

           小説(日本文学)を新たにショップに追加しました。 今回は2000年代以降に出版された,比較的新しい(新古書)といえる小説を多く追加しました。 おすすめ商品 ・『掬えば手には』 大学生の梨木の特技は,"人の心が読める"こと。そんな梨木が心を読むことができないバイト仲間の常盤さん。いったいなぜなのか? 切ないけれども最後は心が温まる物語です。 ・『アメリカひじき・火垂るの墓』 多くの人が知るアニメ映画『火垂るの墓』の原作です。戦争に翻弄された清太と節子の物語です。 表題

          「小説」を追加しました。

          「新書」を追加しました。

          ショップに商品を追加しました! 集英社新書、岩波新書など9社の新書を追加しました。 追加した商品をまとめたページです↓ おすすめ作品 ○『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」』  アイヌ文化を紹介する内容で、アイヌ文化に関する入門書です。ゴールデンカムイを読んだことがない人でも十分に楽しめる内容です。アイヌ文化を含め、民族や民俗に興味がある人におすすめです。 ○『日本人は人を殺しに行くのか』  日米同盟など日米関係を語るに頻繁に持ち出される言葉の一つに"集団的自

          「新書」を追加しました。

          奇縁堂だより 号外【作家・直木三十五】

            前回の「奇縁堂だより」を更新してからかなりの期間が空いてしまいました。おそらく半年くらいでしょうか?  決して飽きたわけではなく,編集の仕事の方をがありがたいことに事に忙しかったことと,また次回のネタをどうしようかと考えていたら,こんなにも期間が空いてしまいました。  これから,以前のように文学作品を紹介する「奇縁堂だより」を更新していこうと思っているので,ぜひ読んでいただけると嬉しいです。  さて,ここからが今回の記事の本題です。   みなさんは,横浜市金沢区に

          奇縁堂だより 号外【作家・直木三十五】