絵に描いた餅

日記などを書きます。 春服がなくて困っています。

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最近の記事

いちいちおちおち(近況)

・第一志望の企業に落ちた。おそらく。まだお祈りメールは届いていないが、まず間違いなくダメだろう。 ・悔しい~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!! ・正直に言えば、自分の人生の中でも前例がないほどに落ち込んでいる。自分にとって特別な意味を持つ企業だったし、製品や業界への理解度も、社風への適性も、求められる能力も、全て基準を満たしていると自分では考えていた。実際に最終面接までは辿り着いたわけだから、あながち的外

    • エイプリルフールの自己紹介

       フィクションは人生を豊かにするし、冗談は日常にささやかな喜びをもたらしてくれる。人々の不安を煽る暗いニュースばかりが取り沙汰される現代社会では、なおのこと、何も考えずに笑えるバカバカしい嘘は貴重だ。だから「嘘をついても許される日を作ろう」というアイディアは、なかなかいいセンいってると思う。  でもさ、4月1日を選ぶのは、迷惑だろ。だって年度初めじゃん。  調べたところによると、エイプリルフールの起源には諸説あるが、どれも信憑性を欠いていて正確なことは一切不明らしい。だか

      • インフルエンス・ウイルス

         支離滅裂で奇抜な動画や画像を指してしばしば用いられる「インフルのときに見る夢」というたとえは、今となってはあまりにも陳腐だけれども、最初に発言した人のセンスは凄まじいと思う。ネットミームとして陳腐化するものはすべて、生まれたときには人々を強烈に引き付ける斬新なアイディアだ。  どうしてこんなことを考えていたのかというと、まさに僕の体の中でインフルエンザウイルスが大増殖していたからだった。そのせいで僕は鼻に変な棒を突っ込まれたりうどんしか食べられなくなったりと、散々な目にあ

        • うるうるどしどし(近況)

          ・この数週間、いろいろな飲み会があって楽しいのだが、ここに書ける内容はあんまりない。仕方がないので、今日考えたちょっとしたアイディアを対話文形式で書いてみようと思う。間違いなく既出のありがちな内容だが、一旦形にすることにも何らかの意義はあるだろう。 ・ちなみに今回のサムネイルは、一瞬マツケンサンバに見えるマツエクサロン。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ・今日のアイディア、その1 A「今回のエレベーター故障、部品の経年劣化が原因らしいじゃ

        いちいちおちおち(近況)

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          選ばれなかったポケモントレーナーたちへ

           Orangestar の新曲『Encounter』を聴いて衝撃を受け、衝動的にこの記事を書いている。  伝説のポケモン・ルギアがモチーフになっているこの楽曲は、僕の思う「伝説のポケモン」に遭遇する瞬間を、そのまま音楽に変換したような作品だった。  あえて題材にするのを避けてきたが、僕はポケモンが好きだ。ポケモンと共に生きてきたと言っても過言ではない。親からは「そんなにポケモンアニメばっかり見ていたらピカチュウになるよ」と言われていたぐらいだ(脅しとしての効果はいまひとつ

          選ばれなかったポケモントレーナーたちへ

          ぜみぜみやばやば(近況)

          ・やる気が出なくて後回しにしていたゼミ論文の締め切りが迫っていて、本当にまずい。あと数日で20000字の論文を完成させないといけないことを考えると、こんなところで記事を書いている場合ではないのだが、23時を回ってから真面目に勉強をする気にはどうしてもなれない。明日の自分が頑張ることを信じて息抜きをすることにする。 ・サムネイルは、先日初めて訪れた北野天満宮で撮影した写真。わかりやすいが、本当にそれでいいのか? と思ってしまう。もっとなんかこう、やりようがあるだろ。 ・今日

          ぜみぜみやばやば(近況)

          読書感想文:『王とサーカス』

           ※物語中盤までの内容に触れる部分があります。  幼少期から、文字を読むのが好きだった。図書室の児童書からお菓子のパッケージ裏まで、文字があったら何でも読んだ。そんな僕を見て、母親はスクラップブックを作ってみてはどうかと提案してくれた。毎朝届く新聞をパラパラめくり、気になった記事を切り抜いてノートに貼り付けるのだ。これがやってみると案外楽しく、しかも親が褒めてくれるものだから、僕は新聞を毎日開く勤勉な小学生になった。  その頃から僕は漠然と、自分は「伝える仕事」をするの

          読書感想文:『王とサーカス』

          よみかきほどほど(近況)

          ・髪を切った。より正確には、髪を切ってもらった。髪を切る専用のスペースに髪を切る専門の人が常駐しているという事実は、現代社会の面白い点の一つだ。散髪中はタブレットを貸してもらえるので、毎月『ダ・ヴィンチ』を読むことにしている。隅から隅まで目を通すことは難しいが、気になる記事は概ね読み切れるのでかなりありがたい。頭が軽くなる分、情報を詰め込んで帰るのである。この等価交換にはエルリック兄弟もニッコリだろう。 ・散髪の後には服とメガネを買いに行った。僕は昔から買い物嫌いで、ファッ

          よみかきほどほど(近況)

          ガラスのハイヒール

           こんな初夢を見た。  ……と書き出せたらよかったのだが、元日の夜は眠りが深かったようで、少しも夢を見なかった。実家に帰った安心感のせいだろうか。いや、大晦日の夜更かしと元旦の初詣の影響で睡眠不足になっていたので、単にそれが原因だろう。家族が嫌いなわけではないが、自分の部屋がいつのまにか父親のゴルフクラブでいっぱいになっている状況では、安心感は感じづらい。  いまさらこんなあるあるを言うのも恥ずかしいが、やはり、帰省したら暇で暇で仕方がない。三が日が過ぎた頃には暇つぶしに

          ガラスのハイヒール

          2023年の小説と音楽

           食べて寝てを繰り返していただけなのに、気付けば今年もおしまいらしい。忘年会を3回やったら3年前のことまで忘れてしまうんじゃないかとか、煩悩の数を128個にしたらトーナメント戦ができるんじゃないかとか、どうでもいいことを考えているうちに紅白歌合戦が始まろうとしている。  せっかくnoteのアカウントがあるのだから1年間を振り返ろうと思うのだが、実生活について考えるのは気が滅入るので、趣味について書いてみることにする。といっても、小説についても音楽についても基本的にミーハーな

          2023年の小説と音楽

          ふきはきふらふら(近況)

          ・暖冬らしいが、そうは言っても寒いものは寒い。寒いと動く気にならず、動かなければ書くことがない。そんなわけでほとんど更新せずの12月後半、近況報告ぐらいはしておこうと思う。 ・本当は煩悩をオマージュして108の短文を投稿したかったのだが、面倒すぎて諦めてしまった。まず「煩悩をオマージュ」という日本語が正しいのか、そこから考えていかなければならない。 ・大掃除をした。水回りからエアコンのフィルターまで、下宿の全てを綺麗にした……と思っていたのだが、レンジフードだけすっかり忘

          ふきはきふらふら(近況)

          Orbital RUNdezvous

           僕が通っていた高校には「周回走」という文化があった。それは体育の授業のたびに、グラウンドの縁を6周、距離にして2400メートルを走るというもので、そこそこの歴史を持つそこそこの公立進学校が自慢できる程度の、そこそこハードな伝統だった。  僕は周回走が大嫌いだった。僕に限らず、あの高校に通っていた生徒のほとんどはそうだったと思う。文句を言いながらもタイムを競い合ってわいわい楽しそうにしている男子もいたけれど、それは全体から見れば少数派で、大多数は心の底から嫌がっているように

          Orbital RUNdezvous

          しわしわごくごく(近況)

          ・僕は「師」ではないのだが、12月になってから急に忙しくなり、更新が止まっている。とりあえず近況を箇条書きにするぐらいのことはしておこうと思う。直近から遡り、思い出せなくなったら終わり。 ・ちなみにこの記事のサムネイル画像は、じゃがいもみたいな石。 ・12月の異称には、「師走」のほかに「極月」というものもあるらしい。ごくげつ。いい響きだ。 ・最近気になることと言えば、やはり大谷翔平の大型契約と飼い犬。「デコピン」に漢字をあてるなら「額平」かなと思う。翔平、一平、額平。並

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          白砂・白壁・白玉

           車を運転するとき、僕はいつも確率の問題を思い出す。「白玉が999個、赤玉が1個入った袋から、玉を1つ取り出して戻す操作をn回行うとき、赤玉を1回も取り出さない確率を求めよ」というものだ。この簡単な問題が教えてくれるのは、1回の操作ではごく低確率でしか発生しない事象であっても、操作を反復すればするほど、発生させないでいるのは難しくなるということだ。引き当てるのが「赤玉」ならなんともないが、これが「交通事故」ともなると命に関わる。  そういうわけで、僕は車の運転をできるだけ避

          白砂・白壁・白玉

          ミイラのミライヨチ

           その看板は、慈照寺に通じる上り坂の途中にあった。まず目を引くのはツタンカーメンのマスクらしきイラスト、それから黒地に黄色でデカデカと書かれた「占の王様」の文字。送り仮名の「い」が抜けていることが真っ先に気になったが、そのあとすぐに、そんなことより不敬すぎるだろと思い直した。墓所の発掘に関わった人々を次々に呪い殺した(諸説アリ)というツタンカーメンを、勝手に「占の王様」にしてしまうというのは、余程の胆力がなければできないことだ。しかも100円なんて、チープすぎる。  古代エ

          ミイラのミライヨチ

          テイク・オーバー・シーズン

           秋と呼ぶには寒すぎて、冬と呼ぶには穏やかすぎる、この季節が好きだ。赤く色づいた葉が風に舞っているのを目にしたり、ひんやりした空気と暖かい日差しが混ざり合った温度を肌で感じたりすると、秋から冬へとバトンが手渡されるその瞬間を目撃しているような気がして、ぴりっと心地よい緊張感が走る。  そんな季節を楽しみながら日々を送っている僕のもとに、ずいぶん前に亡くなった祖父を供養する法事が行われるとの報せが届いた。世間では4連休になることも多い週末、大学では学園祭が行われている中で京都

          テイク・オーバー・シーズン