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「評価」をなくしたら、子どもたちはもっと クレイジーにワイルドに「自分をつくる」ことができる
対話を重ねる中で、どうしても木村泰子さんに聞きたかったのが「評価」についての考え方。会社と学校ではもちろんその意味は違うのですが、評価する立場にある自分自身、評価するってどういうことなのか改めて考えるきっかけになりました。
評価には相当な知見と覚悟と責任が必要
――コロナを機にリモートワークが一気に広がりました。その裏で「評価」の在り方が問われるようになっています。僕も経営者として頭を悩ませてい
「みんなの学校」から学ぶ(2):自分の言葉を獲得しながら「自分をつくる」場所が学校
私たちにとって想定外の事態となっているいま、木村泰子さんとの対話を「みんなの学校から学べることは何か」というテーマで連載しています。その第2弾をお送りします。
10年後の社会で通用する力を獲得するのが学校――先日、あるビジネススクールで教える女性の経営学者の方を取材したんですが、コロナをきっかけに変わりつつある組織におけるリーダーの条件は、「自分の言葉を持ち、言語化できること」とおっしゃっていま
「みんなの学校」から学ぶ(1):怒りや不満を乗り越えられるのが対話
2015年に出会った映画「みんなの学校」には、私たちひとり一人が社会で暮らしていくために大切なことがたくさん詰まっていました。そして、この事実を一人でも多くの方に伝えたいと思い立ち、映画の舞台となった小学校の初代校長である木村泰子さんとともに、書籍を企画したり、勉強会や合宿を開催してきました。いま、コロナ禍で学校も社会も企業もさまざまな問題を抱えています。私自身、モヤモヤを抱え生活するなかで、何か
もっとみる就活覇者100人のシンプルな共通点
これまで100人くらいの学生さんに取材して、就職活動についての記事を書いてきました。例えば下記のようなものです。
全員に共通していることが一つだけあって、それはとてもシンプルなんですが、皆さん本当に「ハキハキ」しています。それぞれストーリーは異なるのですが、それを私に話す際の「伝え方」が、驚くほど上手なのです。
上手といっても、いかにも訓練された話し方というのとは違って、対等な「おしゃべりに近
旅が狂うほど好きになったきっかけ。
初めて飛行機に搭乗したのは、中2の夏休みでした。小6の時、旅行パンフレットで見た沖縄の青さが頭から離れなくなってしまい、いつか絶対に沖縄に行くんだと決めていました。
テストで10位以内に入ったら、沖縄に行かせてほしい。そう両親にお願いし、ガイドブックを脇に勉強して勝ち取った沖縄行きのチャンスでした。
どうやって旅を始めるのか。中学生で、もちろんスマホなんてない時代だったから、迷わず日本交通公社
家出のおかげで初めての家族旅行が実現
子供のころ「家族旅行」に連れて行ってもらったことは一度もありませんでした。高校まで実家で過ごし、大学進学を機に上京しましたが、家族そろって泊りがけでどこかに出かけた思い出が一度たりともないのです。
小学校の修学旅行で旅行の楽しさを知った私は、家族で旅行に行けないなら、一人で行けばいいと思い、中学1年の時、成績が上がったら夏休みに一人で伊豆に行きたいと父にお願いし、詳細な旅行プランを立てました。伊
第一志望・東京芸術大学と書いた初めての進路調査
高校に入学してすぐの進路希望調査。第一希望として記入したのは「東京芸術大学音楽学部作曲科」でした。
当時、とにかくピアノが好きでした。そのきっけとなったのは、中学の時に見た、キョンキョン主演の「少女に何が起こったか」というドラマです。「薄汚ねえシンデレラ!」ってやつです。
どうしてもキョンキョンと賀来千香子が弾いていた「ショパンの革命」が弾きたくて、突然親に「ピアノが欲しい」とお願いしました。