就活覇者100人のシンプルな共通点

これまで100人くらいの学生さんに取材して、就職活動についての記事を書いてきました。例えば下記のようなものです。

全員に共通していることが一つだけあって、それはとてもシンプルなんですが、皆さん本当に「ハキハキ」しています。それぞれストーリーは異なるのですが、それを私に話す際の「伝え方」が、驚くほど上手なのです。

上手といっても、いかにも訓練された話し方というのとは違って、対等な「おしゃべりに近いような対話」が成り立つんです。いわゆる心地よい会話のキャッチボールができるということです。こちらが投げたボールがそれた時は、きちんとそれを拾いに自分から移動してくれるのです。

納得して就活を終えた学生の皆さんの話を聞いていると、必ずしもめちゃくちゃすごい成果を上げている人ばかりではありません。もちろん留学経験あって英語ぺらぺらとか、体育会でがんばったとかいらっしゃいます。

でも、一番多いのは、とにかく学生として当たり前のことだけど、それを人より一生懸命やってきたというパターンです。正直、授業やゼミにまじめに取り組むだけで、十分なアピールポイントになるんです。それは、人より深く取り組めばそれだけ発見することも、そこから学ぶことも多いからです。そうした積み重ねが、自分の言葉に深みと自信を持たせてくれるのです。

大学時代、何か目立つことをしなきゃと焦るのではなく、日ごろからいろいろなチャレンジをし、そうして発見したり学んだことを、様々な相手と共有し、対話を重ねることで、自分の考えを整理し、それを表現するという癖をつけておくことが大切ではないでしょうか。


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