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インテリアとアウトドアがシームレス。美しき同性愛とその邸宅 映画『シングルマン』
アートに造詣が深いデザイナー、トム・フォードが監督
『シングルマン』は、2009年公開のアメリカ映画。監督は、グッチやイヴ・サンローランも手がけた世界的なファッションデザイナーとして知られる、トム・フォード。彼は、『007/慰めの報酬』以降のジェームズ・ボンドのスーツも担当しているほか、そのブランドイメージ全般を司る“クリエイティブディレクター”という肩書きのはしりとしても知られています。
ブリ
公共空間のインテリアも”カスタム”で他と差別化?
2020年2月18日から21日まで幕張メッセで開催された「国際ホテル・レストランショー」では、前回書いたLIXILブースのほかにも住宅インテリア関連で沢山の魅力的なブースがあった。
この展示会は事業者向け。だから本来はホテルやレストラン向けの家具が展示される。しかし、そのまま家庭でも使えそう、というよりもむしろ、ちょっとセレブな家にお呼ばれした気分になる家具が目立った。
公共施設の場合、「オリ
”薄型テレビをタイル壁に掛ける”は定着したか?
前回の記事を引き継ぐ形で、本題の2020年2月18日から21日まで幕張メッセで開催された「国際ホテル・レストランショー」について紹介する。
地道な進化。エコカラットからエコカラットプラスへちょっとオシャレなリビングにするなら「テレビバックに壁掛け」というイメージは、いまでも引き継がれている。壁面に使用するのはLIXILのエコカラットというトレンドも。
「主役の背景にエコカラット」は、最近では寝
ハコよりも中身を吟味。コレクションと一緒に移住する時代?〜Molteni&C(モルテーニ)新製品
2月5日、アルフレックスジャパンがモルテーニの新作発表会を開催した。
キッチンブランドDadaが拓いたソフトコントラクト冒頭、アルフレックスジャパン代表の保科さんが登壇し、モルテーニの近況をご説明された。
アルフレックスジャパンがモルテーニブランドを扱い始めて10年。モルテーニ東京ショールーム開設5年。そして、一昨年12月にオープンしたダーダ東京(Dada)の旗艦店も丸一年を経た。
近年は、キ
日本人はアアルト好き。〜artek tokyo storeがオープン
東京ステーションギャラリーでの「アルヴァ・アアルト もうひとつの自然」展も記憶に新しい2019年4月27日(土)、東京・表参道にアルテックにとって日本初の直営店となるArtekTokyo Storeがオープン。
ミラノデザインウィーク2019でも発表されたフィンランドと日本の国交樹立100周年を記念し両国の伝統とモダンを融合した特別コレクション「FIN/JPN フレンドシップコレクション」をはじ
LDKワンルーム時代。囲炉裏好きな日本人にピッタリかも?なキッチン
2019年4月19日、トーヨーキッチンスタイルが東京・青山で新製品発表会を行った。
トーヨーキッチンスタイルはいまやその名の通り、キッチンのみならず、住むにかかわるライフスタイル全体をコーディネートする姿勢を打ち出している。
今回の発表会も、キッチンという設備の新製品お披露目とみれば従来のiNOシリーズにどことなく和のテイストもある菱形模様の面材「METALLIC DIAMOND」を新たに追加
量産とカスタムの狭間>工業デザインとクリエイターの相克
2月14日、東京・渋谷ヒカリエホールBで開催された「DESIGNER'S TILE LAB DTL Communication Day」の模様を記す。
LIXILのタイル部門INAXが、トラフ建築設計事務所の鈴野浩一さんとコラボレーション。デザイナーズラボを立ち上げた、そのお披露目会だ。
今回このデザイナーズラボを企画したLIXILの木野さんは、
「タイルの今を知ると、デザインが愉しくなる。
プランニング事業への展開[NENGO(ネンゴ)](3・完)
「仕立てる賃貸」からはじまる”人単位”NENGOにとってPORTER'S PAINTS事業の成功は、フィールドを一気に広げるチャンスになった。施工よりも上流にあたるプランナーとしての事業にも着手する。リノベーション事業や、国内初の中古不動産売買専門サイト「おんぼろ不動産マーケット」を通じた不動産仲介事業を手がけることで、ワンストップでのサービスも可能となったのだ。
それが更に広がり街づくりに至る
人の視覚と自然界の神様に乾杯。[NENGO(ネンゴ)](2)
NENGOが取り組んでいる塗料PORTER'S PAINTSは、顔料の種類が多いのも特徴だ。16色もあり、とくに茶系が多い。そのため、室内空間全体を包み込むような、居心地の良い、自然な暮らしの色が作りやすいのだという。
それを実現しているのは、顔料自体が天然由来の草木や砂、土などを使っているため、光の当たり方によって見え方が自然に移ろうから。そんな話を聞きながら眺めてみると、4K/8Kだのといか
哲学的⇔CUTEの振れ幅。イタリアFLOSの新作照明
日本FLOSが、ミラノサローネを前に赤羽橋のショウルームをリニューアルした。
近作を中心に万遍なくディスプレイされている印象だが、今回初披露となる2019年春発売予定の2つが大きな目玉。
ひとつはWIRERING。その名の通り、WIRE=電線と、RING=光源の組み合わせで構成されている。ゴムバンド状のケーブルで留められたアルミニウムのリングにLEDが仕込まれ、両者は接点を通じて電気を伝える。
DADA TOKYO(ダーダ東京)〜リビングからキッチン方向へのベクトル
今年創立50周年を迎えたアルフレックスジャパン。当初より家具というよりもライフスタイルを売るブランドとして歩んできたが、ついに2018年12月17日、キッチンブランドDada(ダーダ)の旗艦店をMOLTENI&C TOKYO(モルテーニ東京)の隣にオープンさせた。
発表会では代表取締役社長の保科卓さんが登壇し、このたびキッチンブランドのDada(ダーダ)を加えることでトータルなライフスタイルを扱
空間におけるL/M/S〜押野見邦英さん講演録
2018年11月14日、マスターウォール銀座で開催された新作LSチェア発表会で、k/o design代表の押野見邦英さんが講演された内容が興味深かったのでまとめておく。※写真は一部を除き当日投影された映像の複写である。
空間におけるL/M/Sという話。押野見さんはおもむろに、喜寿を迎えるにあたり自分に活を入れようと訪れたニューヨークのエースホテル(ACE HOTEL)のエピソードから話はじめた。