ひとり哲学カフェfuba

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記事一覧

感情がたかぶるほど冷静に、冷静なときほど感情をたかぶらせることの大切さ

人間は感情の生き物と言われる。 感情が動くことで、行動へのモチベーションが生まれる。 だが、かといって感情の赴くままが一番良いとは限らない。 むしろそれが弊害にな…

勇者の選択 神の意志か、人間の自由か、

かつて世界には、人間を創造した神が存在した。神は人間に知恵と自由を与え、繁栄を約束したが、時が経つにつれ、人間の姿は変わっていった。自己中心的な欲望に溺れ、他者…

「お金のことなんか考えるべきではない」は正しいのか

お金持ちになっても幸せになれるとは限らない。 どれだけ経済的に貧しくても心が豊かであればいい。 お金なんか求めず、自分らしい人生を生きよう。 それって正しいのかな…

感情は使うものであって、使われるものではない

苦しいこと、悲しいことに心が押しつぶされる 楽しいこと、嬉しいことに心がはしゃぎかえる 人間は感情によって気分が浮き沈み、心身の状態に影響を与え、 行動が変容する…

どんな結論もオールオッケー

感情がゆり動かされたとしてもそれは一時的に振り子が振れただけ。 振れた振り子は必ず逆に振り、いつかは元の位置に戻る。 生命の本質から見た、ひとりの人間の営みはど…

NOTEをはじめて1か月後のビフォーアフター

NOTEをはじめてちょうど1か月がたつ。 2週間前のビフォーアフターを読んで、その頃のことを思い出し、比較しながら、今の状況を書いておきたい。 1 【2週間前】予想…

死を自ら問えば、生き方がくっきりしてくる

子どもの頃は、死に対する意識がいつも頭の中にあった。 道路を渡っているとき、車が突っ込んできてはねられるかもしれない。 家にいるとき、地震がおきて屋根がつぶれるか…

時間軸の認識を変えるだけで、時間の使い方が勝手に変わっていく

時間は誰にとっても一律に流れる しかし流れのとらえ方は一律ではない 川に例えてみよう 川は上流から下流へと滔々と流れている 川の岸辺に立ってみる 水面に目を凝らす…

思考力ではなく思行力が大事だなと、つくづく感じた今日このごろ

「よく考えてから行動しなさい」 一見とても正しそうにみえるが、 実はとても危うい物言いだ 逆に言えば、 「よく考えなかったら行動してはいけない」 ということになる。…

勇者、生と死をめぐる冒険

「勇者よ、聞け。 おまえは勇者オルゴの血を引くもの… 世界を闇から救うため、魔王バラモスを倒すのだ!」 アリアハンの王から告げられた使命。それは、16歳になったば…

一日一つ、どんなに小さくてもいいから昨日まで一度もやらなかったことをする

偉そうなことでなくていい 変わったことでなくていい 誰かにアピールするためではなく 自分の心のざわめきに耳を傾けるため 人間が生きるために必要な機能は飽和した。 人…

ドラクエでモンスターを倒すとなぜゴールドが手に入るのか

魔王を倒すために旅立つ勇者一行は、いわば職業軍人だ。 リアルな軍人は、政府などの雇い主からギャラをもらって稼ぎとする。 いわばサラリーマン。 しかし、ドラクエの勇…

耳鳴りはプレゼント。現実と幻覚を意図的にオーバーラップさせる自主トレが意外と楽しい

耳鳴りが最近よく聞こえる。 耳鳴りは物理的な音の感覚ではなく、神経のトラブルから聞こえるように感じる幻覚の一種だ。 他の人には聞こえないものが聞こえるのは、わずら…

定番のライフスタイルからはみ出す時間の大切さ

何もしなければ水は高いところから低いところに流れる。 流れ続けると水の道ができ、その道だけに水が流れるようになる。 水によってどんどん土が削られ、ますます彫りが深…

「毎日NOTE」で身についた?最後の最後に踏みとどまる我慢

今日でNOTEをはじめてから20日連続投稿となる。 毎日、日付が変わるギリギリで何とか投稿にこぎつける。 夏休みの宿題を8/31に着手していた頃とあまり変わらない。 でもそ…

仕事や人生をゲームに見立てると得すること

AIに聞いてみた。 仕事や人生をゲームに見立てると、得すること。 目標達成へのモチベーション向上: ゲームには明確な目標やレベルアップがあり、それを達成することで達…

感情がたかぶるほど冷静に、冷静なときほど感情をたかぶらせることの大切さ

感情がたかぶるほど冷静に、冷静なときほど感情をたかぶらせることの大切さ

人間は感情の生き物と言われる。
感情が動くことで、行動へのモチベーションが生まれる。
だが、かといって感情の赴くままが一番良いとは限らない。
むしろそれが弊害になることの方が多い。

人間は一人で生きていける存在ではない。
もともと人間の成り立ちからしてそうなのだ。
さらには、高度な社会的動物として着実に歩む現代は
もっともっと一人で生きていくのは難しい。

それは物理的に生きるということのみなら

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勇者の選択 神の意志か、人間の自由か、

勇者の選択 神の意志か、人間の自由か、

かつて世界には、人間を創造した神が存在した。神は人間に知恵と自由を与え、繁栄を約束したが、時が経つにつれ、人間の姿は変わっていった。自己中心的な欲望に溺れ、他者への思いやりを忘れ、自然を破壊し尽くす存在へと成り果ててしまったのだ。

神の心には、深い失望と怒りが渦巻いていた。創造主としての責任を感じながらも、もはや人間を救うことは不可能だと悟った神は、ある決断を下す。それは、人間を滅ぼすための存在

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「お金のことなんか考えるべきではない」は正しいのか

「お金のことなんか考えるべきではない」は正しいのか

お金持ちになっても幸せになれるとは限らない。
どれだけ経済的に貧しくても心が豊かであればいい。
お金なんか求めず、自分らしい人生を生きよう。

それって正しいのかな?って思う。
確かにお金は人生において手段であって、目的ではない。
手段を目的と見間違ってしまうと、ろくなことにならない。

だが、お金とはその人がどれだけ社会に貢献し、
信用を得たかという一つの指標でありうることも間違いない。
人生の

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感情は使うものであって、使われるものではない

感情は使うものであって、使われるものではない

苦しいこと、悲しいことに心が押しつぶされる
楽しいこと、嬉しいことに心がはしゃぎかえる
人間は感情によって気分が浮き沈み、心身の状態に影響を与え、
行動が変容するきっかけになる

仏教が苦からの解放を主題としたように
とりわけネガティブなことに人間は感度が高くできている
これは生き延びるための術として生命が生み出した仕組みだ

しかし、猛獣の襲来に気をもまなくて良くなった現代において
この人間のネ

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どんな結論もオールオッケー

どんな結論もオールオッケー

感情がゆり動かされたとしてもそれは一時的に振り子が振れただけ。
振れた振り子は必ず逆に振り、いつかは元の位置に戻る。

生命の本質から見た、ひとりの人間の営みはどんなことがあっても
一つの決まった役割や結論に収束する。
それは生命そのものを躍動させ、環境にしぶとく適応するためだ。

どんな人間の、どんな行動も、どんな生き様も
振り子が振れるように見えてもそこに収束する。

だったら、人間の営みには

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NOTEをはじめて1か月後のビフォーアフター

NOTEをはじめて1か月後のビフォーアフター

NOTEをはじめてちょうど1か月がたつ。
2週間前のビフォーアフターを読んで、その頃のことを思い出し、比較しながら、今の状況を書いておきたい。

1 【2週間前】予想よりはるかにビューしてくださる
     【今】ビューの数が格段に少なくなった

ビューの数が極端に多い記事と少ない記事があって、個人的なランキングとビューの数はほぼ相関関係がない。たぶんビューは、記事内容如何の前に、まず何かのきっか

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死を自ら問えば、生き方がくっきりしてくる

死を自ら問えば、生き方がくっきりしてくる

子どもの頃は、死に対する意識がいつも頭の中にあった。
道路を渡っているとき、車が突っ込んできてはねられるかもしれない。
家にいるとき、地震がおきて屋根がつぶれるかもしれない。

ただ、それは怖いというよりも、意識せざるを得ないという感覚で
生きているという事実の反対として、仮想現実が過剰に意識されたと
表現するのが、感覚として近い。

とにかく、子どもの頃は感覚だけは日常生活から飛び出していた。

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時間軸の認識を変えるだけで、時間の使い方が勝手に変わっていく

時間軸の認識を変えるだけで、時間の使い方が勝手に変わっていく

時間は誰にとっても一律に流れる
しかし流れのとらえ方は一律ではない

川に例えてみよう

川は上流から下流へと滔々と流れている
川の岸辺に立ってみる
水面に目を凝らすと、石に水があたってしぶきがあがっている
上流側に目をやると、草に覆われた岸辺の向こうに山が見える
目を閉じて水の音を聞く。複雑な音に自らの心を投げ込む
この大量の水はどこから来て、どこに流れ着くのか、と考えてみる
目の前に流れる水は

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思考力ではなく思行力が大事だなと、つくづく感じた今日このごろ

思考力ではなく思行力が大事だなと、つくづく感じた今日このごろ

「よく考えてから行動しなさい」
一見とても正しそうにみえるが、
実はとても危うい物言いだ

逆に言えば、
「よく考えなかったら行動してはいけない」
ということになる。

何でもあたりかまわず行動していて、
時には内省も必要だ、という人には
この言葉は少しはためになるかもしれない。

しかし、今の時代、
むやみやたらと行動することがしきりに危ないと
控えられる世の中だ。

あえてリスクを冒す必要はな

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勇者、生と死をめぐる冒険

勇者、生と死をめぐる冒険


「勇者よ、聞け。 おまえは勇者オルゴの血を引くもの… 世界を闇から救うため、魔王バラモスを倒すのだ!」

アリアハンの王から告げられた使命。それは、16歳になったばかりの私に課せられた、あまりにも大きな試練だった。父オルゴは、かつて世界を闇の淵から救ったとされる伝説の勇者。しかし、私が生まれる前に魔王討伐の旅に出たきり、二度と戻らなかった。

「父のように…」

私は決意を胸に、仲間を集め、旅立

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一日一つ、どんなに小さくてもいいから昨日まで一度もやらなかったことをする

一日一つ、どんなに小さくてもいいから昨日まで一度もやらなかったことをする

偉そうなことでなくていい
変わったことでなくていい
誰かにアピールするためではなく
自分の心のざわめきに耳を傾けるため

人間が生きるために必要な機能は飽和した。
人間の幸せのために必要な役割は枯渇した。
機能を求めた人間は、逆に機能に飲まれはじめた。
役割を疎んだ人間は、逆に役割を求めはじめた。

心をざわつかせるものが無くなった昨今
心をざわつかせるものへの渇望が生まれた。
誰かのためでなく、

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ドラクエでモンスターを倒すとなぜゴールドが手に入るのか

ドラクエでモンスターを倒すとなぜゴールドが手に入るのか

魔王を倒すために旅立つ勇者一行は、いわば職業軍人だ。
リアルな軍人は、政府などの雇い主からギャラをもらって稼ぎとする。
いわばサラリーマン。

しかし、ドラクエの勇者は誰かに雇われているわけではない。アリアハンの国王に激励はされたが、給料は全くもらっていない。
稼ぎはモンスターを倒して獲得するゴールドだ。

モンスターがなぜゴールドを持っているのか。
ゲームだからツッこんでもしかたないのだが、ここ

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耳鳴りはプレゼント。現実と幻覚を意図的にオーバーラップさせる自主トレが意外と楽しい

耳鳴りはプレゼント。現実と幻覚を意図的にオーバーラップさせる自主トレが意外と楽しい

耳鳴りが最近よく聞こえる。
耳鳴りは物理的な音の感覚ではなく、神経のトラブルから聞こえるように感じる幻覚の一種だ。
他の人には聞こえないものが聞こえるのは、わずらわしい一方で面白くもある。
何にしても人間の外界を知覚する感覚の不確かさを心に刻み付けてくれる。

そんなとき、私は耳鳴りを現実の音だと思い、外界から知覚する音を幻覚だと思うということを試している。
なぜそんなことをするのか。
最初は耳鳴

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定番のライフスタイルからはみ出す時間の大切さ

何もしなければ水は高いところから低いところに流れる。
流れ続けると水の道ができ、その道だけに水が流れるようになる。
水によってどんどん土が削られ、ますます彫りが深くなる。
人間のライフスタイルも毎日同じような生活をしていれば、それがはたから見てどんなに変でも、本人は違和感を感じることはなく過ぎていく。

そこから脱却する一つの道は、
まだ実現せぬライフスタイルをありありとイメージして、
それが実現

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「毎日NOTE」で身についた?最後の最後に踏みとどまる我慢

「毎日NOTE」で身についた?最後の最後に踏みとどまる我慢

今日でNOTEをはじめてから20日連続投稿となる。
毎日、日付が変わるギリギリで何とか投稿にこぎつける。
夏休みの宿題を8/31に着手していた頃とあまり変わらない。
でもそういうキャラクターだと受け入れること、
その上でどう自身に対策できるかを斜め上から自分を見て考える
そんな心の持ちようが大事だと改めて思う。

連続投稿したって中身が伴わなければ意味がないという考えもある
ただ、そうしてせっぱつ

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仕事や人生をゲームに見立てると得すること

仕事や人生をゲームに見立てると得すること

AIに聞いてみた。
仕事や人生をゲームに見立てると、得すること。

目標達成へのモチベーション向上: ゲームには明確な目標やレベルアップがあり、それを達成することで達成感や報酬を得られます。人生や仕事にも目標設定とその達成による報酬を設定することで、ゲーム感覚でモチベーションを高く維持しやすくなります。

困難を乗り越えるための創意工夫: ゲームでは、困難な状況を打開するために、様々なアイテムや戦

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