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真咲ともか
2022年8月31日 07:24
私は某仕事の請求書を作成し毎月郵送している。 郵便局が土日休みになったからか請求書が届くことが遅くなり相手の会社が困っているらしかった。「来月からはPDFで送ってください。」と言われはて?と、なった。 聞いたことはあったが作り方は分からない。 新施設長は私にマイクロSDを渡し資料をスキャンするやり方を教えこのようにすると、PDFが作れると教えてくれた。
2022年8月30日 07:16
昨夜、利用者が不穏だったらしい。自宅で不穏な場合は朝引きずって登所し他害の可能性が高くなる。 その日の朝、やはり様子が変で念の為、職員が個別対応をした。利用者が不穏な時は散歩やドライブが有効な時もある。 昼食に間に合わように、その利用者が外出から戻ってきた。 戻る前に、「もうすぐ施設に戻ります。」と同僚から連絡をもらっていた為利用者の席を移動し狙われやすい利用者の前
2022年8月29日 07:17
とある車椅子の利用者はご家族と二人暮らしだ。 そのご家族は夜勤がある方で利用者は一人で留守番をしたり、過ごすことも多い。 送迎で来る職員はちょうどいい相手なのだ。 何がちょうどいいかというとちょっとしたお願いごとをするのにちょうどいい相手なのだ。 飲み物を冷蔵庫にしまってほしいとかクーラーの調子が悪いから見てほしいとかポストから郵便物を出してほしいとか宅配の牛乳
2022年8月27日 07:50
ご家族に陽性者がいて自宅待機をしている利用者がいる。 その利用者は先日新施設長宛にLINEをした。動画が添付されていたらしく新施設長は全職員のグループLINEにその動画を転送した。 「皆さん、このたびはご迷惑をおかけして申し訳ありません。私は元気です。」「自宅でも頑張っています。また会える日はよろしくお願いします。」動画では、利用者がそのようなことを頭を下げながら話し
2022年8月26日 07:09
その日は午前中、仕事でポスティング作業だった。職員一人に対し、利用者複数人で決められたエリアを配る。大抵は車1台に2グループが乗り、駐車場から移動してポスティング作業を行う。 私達グループが終わった後同僚Aさんから、利用者のタオルを落としたみたいだと話がある。みんなで探したが、見つからなかった。それをAさんが新施設長に報告したら「自分からご家族に連絡します。」と話があった
2022年8月24日 07:15
中途障害の利用者に聞かれた。「なんでここで働いているの?」これは前の職場でも何回も聞かれたことがある。 健常者として生まれ障害にも福祉にも関係ない人生を歩んでいてむしろ学校ではリーダー的存在で交遊関係も広い。仕事もキラキラとした人前に立つ仕事。 たまたまかもしれないが私が出会ったり、担当になった中途障害の方はそんな方が多かった。 好き好んで障害者になったわけで
2022年8月23日 07:15
前施設長は今月から休みに入ったわけだが休みだからといってノータッチなわけではない。 保護者によっては新施設長の方が前施設長よりも付き合いは浅くやはり前施設長の方に連絡したり、相談してしまうこともあるようだ。 ある日、リーダーと二人事務室にいるとリーダーが「あ、施設長から電話だ。」と言った。 会話の内容までは聞こえないが施設長が何やら元気そうに話しているのは分かったしリー
2022年8月21日 08:45
姉は月一回以上土曜日勤務がありそんな日は我が家に子どもを預ける。 その日は私も父も仕事だった。私と父は二ヵ月に1回必ず土曜日勤務の日があるのだ。あとはランダムで土曜日に仕事の日もある。 私も姉も両親も基本的には月~金曜日の日勤だが全員が時々土曜日勤務がある。 四人家族中、三人がその土曜日に仕事だったのだからお疲れ様、といった感じだ。 私はその日は職員会議でい
2022年8月20日 06:53
今から数週間前の話だ。徐々に感染者数が増えてきたので施設側から話があった。もしも施設内で感染者がいて施設を閉所する場合正職員は特に体調に変わりがないなら製品作りを行ってほしい、と。 私がまだ入職する前緊急事態宣言の時に施設は閉所して正職員はやはり製品作りを自宅でやったそうだ。 「家でやる方が大変。時間がかかる。」「毛糸のくずで机がやられるし、部屋に舞う。」そん
2022年8月19日 07:19
気温が30度くらいに下がり久しぶりに利用者と公園を散歩することになった。その公園は日陰が多く夏場の散歩にはありがたい場所だった。 考えることは一緒なのだろう。 私達の車の隣には障害者施設Aが、逆隣には障害者施設Bが散歩に来ていた。思えば前の職場で働いていた時も来た。 ここの公園は小さい頃も家族で来たが高校生の頃に友達とも何度も来た思い出の公園だ。 大人になっ
2022年8月18日 07:22
最近、某利用者の絵に注目している。 様々な絵や写真を見せると上手に真似て描けているからだ。ジャンル違いの絵を真似られるというのはとてもすごいと思う。 保護者は「うちの子は絵なんて描けない。」と言っていたがむしろ利用者の中で上位の方だった。 片っ端から絵や写真を見せて何をどこまで描けるか見たくなる。 ある日、私は日本地図が目に止まった。地図は書けるだろうか?
2022年8月17日 07:24
お盆休み明けは抗原検査をしてから来るように、と利用者も職員も二つ検査キットをもらった。以前、職場から一つもらっていたのでこれで計3個もらえたことになる。 「もしも落としたらどうしますか?」「唾液と間違えて鼻に入れたら?」と、リーダーが心配し「ただ唾液入れるだけですよ~。しくじりませんよ~。」と、私は言った。 そんな言葉を言えた私はまだ何も知らなかった。
2022年8月15日 08:22
電話が鳴り、リーダーが出た。私はもう帰るところだった。 「真咲さん、ポスティング会社から電話です。」 帰る足を止め、電話に出る。電話はかかってくるのは珍しい。 話によると請求書が届いていないらしい。 私はポスティング作業の担当で作業や配る場所を振り分け作業完了メールを送り請求書を作って投函までが仕事となる。「いつ頃投函されました?」私は三日前と答えた
2022年8月14日 07:19
秋に障害者アートコンクールがある。 今月からちょこちょこと絵を描く練習をしている。 自由に絵を描くというのは利用者にとって難しい。 まずは見本の絵に色塗りをするところから始まる。枠線をはみ出さずに絵を描くというのもまたなかなか難しい。 私は色塗りの見本としてラズベリーに色を塗った。これは仕事用に塗ったもので好みの色合いとは異なる。 また某利用者