真咲ともか

「初めての体験」や「いつかなくして、今得たもの」を中心に、エッセイを書いています。 最近は短めの文章で「今日の気づき」や読書記録を書いています。

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    3番目の試練~自己紹介~

    私には中学生ぐらいから明確な人生目標があった。 「4年制大学を卒業し、福祉の仕事をする。3年以上付き合った人と27~28歳で結婚する。子どもは2人授かれたらありがたい。」 というものだ。 可愛げがないやけにリアルで真面目な夢だった。     しかし、人生というものはなかなか自分の思い通りにはいかない。 私は15歳で初めて人生で大きな挫折を味わう。 本命の高校に落ちたのだ。   とにかく泣いた。 悔しかった。 私は本命の高校で演劇部に入りたかったのだ。 本命の高校の演劇

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      • 同僚の休みが相次いだ日

        先日 有給をとっていたが  諸事情により仕事になった同僚Aさんがいた。 「申し訳ないですし、明日有給でいいですよ。」 新施設長はそうAさんに言った。   その日、帰る直前の話だったが 遠慮するAさんに対し 私含め全員で 是非休んでくださいと伝える。   「明日は他に職員休みいないから大丈夫ですよ。」   今思えば この新施設長の言葉はフラグでしかなかった。     そして次の日のことだ。 急遽、同僚Bさんが休みになったことを知った。 もともとBさんは休みがちな人

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        • スピッツのデザイン

          私はスピッツが好きである。  公言しているので私に近しい人は知っている。 私はスピッツが好きなのである。 スピッツの音楽だけでなく、アルバムデザインも大好きで アルバムデザインのTシャツは本当によく着ているし(公私共に) 待ち受けもアルバム「醒めない」である。 この、モニャモニャと女の子の表情やバランスが本当素晴らしい。 このデザインのTシャツを仕事に着ていったら 何人かに「その生き物なに?」と聞かれた。   モニャモニャである。 モニャモニャといったら、モニャモニャ

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          • 素敵な日本人 短編集/東野圭吾

            東野圭吾さんの短編集である。 ミステリーだが、殺人事件少なめ。 星新一さんが好きなら、今回の短編集オススメかも。   「正月の決意」は、参拝に来た二人の真の目的に個人的にそう来たか!?と驚かされた。 結果オーライなハッピーエンドで良い。   「今夜は一人で雛祭り」は娘を持つ父親の描写が見事で、お父さんが切ない。 夢を諦めて資産家の元へ結婚かぁ。しかもあの姑つき。私なら嫌やわぁ。 親戚で似たような道を選んだ人がいたが、親族で一週間貸し切り別荘で過ごすと聞いて吐き気したわ。私

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            • 父と母が出会った日

              私の家はオープンで 祖父母の出会いや馴れ初めだけでなく 父と母がどのように出会ったのかを 小さい頃からよく聞いていた。   その話に出てくるのは 決まっておならであった。     母は東北の出身で 五人きょうだいの四女だったという。 下に弟がいた。   東北は東北でも、周りは山に囲まれたようなド田舎で 周りには緑しかなく 小川がサラサラと流れていた。   隣の家は見えないくらい遠く 家の前の道路には一時間に一回車が通ればくらいだった。   周りの山々は非常に安く 今

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              • 永遠の0/百田尚樹

                以前、金曜ロードショーで映画版の「永遠の0」を観て号泣し、次の日に早速小説を買いに行って読んだ一冊。   映画版では宮部さんのなんとも言えない表情で観客に無言の問いかけをしつつ終わりですが(岡田くんの演技がグッジョブでした!!) 小説版だとその続きが描かれていました。 映画を観てから小説版を読んでみてよかった。   小説を読むと、映画版だとかなりはしょられていたと分かりました。 小説の映画化がいかに難しいかを感じます。 映画版でも泣きましたが 小説版は更に泣きました。泣き

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                • M 愛すべき人がいて/小松成美

                  浜崎あゆみが離婚して日本に帰国した際の出来事(数年前)→福岡から上京~1stアルバムのヒットの頃までの内容(デビュー当初)→そして今 といった内容である。 タイトル通り、プロデューサーの松浦さん(M)と出会い、付き合い、別れ、それでもなお繋がっている話。   私が女子高生の頃に歌姫として全盛期だったあゆ。 クラスメートからアルバム「Duty」を借りてハマり、数年前まで全アルバム買ってました。 なんといっても歌詞がね、響くんですよ。   今作では、初期の曲がどんな出来事か

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                  • 曲を聴いて思い浮かべる人

                    先日GReeeeNのライブに行った。 その際GReeeeNは「キセキ」を歌った。 GReeeeNの「キセキ」は大ヒットしたし 今までも何度も聴いてきたのに 私は初めてその曲を聴いて泣けてきた。   私はたった一人、たった一人を思い浮かべた。 前の職場の利用者を。   あぁそうだ。こんな気持ちだったよなぁ。   毎日毎日どんどんどんどん好きになって その利用者も段々と心を開いてくれて 仕事での繋がりだったけど 両想いだったなぁ。 そんな風に思った。   例え転職先で

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                    • 志村流/志村けん

                      志村けんさんの話し言葉で書かれた、成功哲学の本である。 さくさく読める。読みやすい。   「個性は変人。常識は凡人」 「二等賞がホントの一等賞」   等、プライベートの志村けんさんが仕事で大切にしていることがたくさん描いてある。 バカ殿等は緻密な計算や準備の上に成り立つキャラクターなのである。   志村けんさんは仕事において、非常に真面目でストイックである。      それでいて、お酒やタバコ、女性にはだらしない。 その人間臭さがお笑いにも反映されているのだろう。  

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                      • 頬を叩く

                        昼食時 私は利用者Aさんの隣にいた。   言葉は話せないが 何度も何度も自分の頬を叩いた。 おいしい、の意味合いである。 「おいしいんだね、よかったね。」 と、私が伝えても また頬を叩いている。   「よっぽどおいしいんだね。」 そう言うと ニコッと笑い 体を私にすり寄せる。   「まだ食事中~。」 なんて言いながらも 甘えられるのはまんざらでもない。   それから数時間後のことだ。   利用者Bさんが利用者Cさんを突然叩こうとし それを職員が止めた。 その

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                        • イベント販売の打ち合わせ

                          今年、今までで一番大きなイベントの販売に参加する。 事前に説明会があると言い 施設代表で私が出席することになった。   気持ち早めに会場に着いたが 既にたくさんの人が来ていてビックリしたし スーツ率が高くて焦った。 私はスピッツのライブTシャツで着てきてしまった。 ゆるすぎただろうか。   資料は30枚以上に及び 説明会は一時間半だった。   質疑応答の時間に質問が相次ぎ イベントの大きさや コロナ禍の開催の意味を より感じた。   私も質問があった為 最後に個人

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                          • 謝るなら、いつでもおいで/川名荘志

                            ニュースで佐世保小六女児同級生殺害事件を知った時 私は大学生だった。   酒鬼薔薇事件で犯人が中学生で、被害者が小学生だった時も驚いたが 今度は加害者も被害者も小学生で しかも犯行現場は小学校、日中での出来事と知り 私は更に驚いた。   当時、連日報道され 新聞もテレビも佐世保小六女児同級生殺害事件についてこぞって取り上げた。   後に 被害者が 友達がたくさんいる人で明るく活発であり 加害者は逆のようなタイプだと報道された。   また、最初は仲良くしていたし 同じミ

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                            • アンネの日記/アンネ・フランク

                              以前、テレビでアンネやナチスについて特集をしていたのをきっかけに本を購入した。 先に漫画版を読んだ。涙が止まらない。さて、漫画の次はいよいよ本だ…と思ったが 私は購入したもののしばらく手を出さなかった。   まず第一に、私はオチを知っている。 いつか戦争が終わったら…と夢見ている少女が、あと一ヶ月生き延びれば連合軍が助けに来るところで亡くなったのを知っている。   第二に、ネタバレで文庫版は過激だと聞いていた。 性的な描写や家族に批判的な内容も多いらしいことを知ってい

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                              • 最後の会話

                                私が一人でパソコンをしていると 前施設長が部屋に入ってきた。 そして私に言った。   「真咲さんが働き出して早々に施設長が変わってごめんなさいね。」   意外な言葉に驚いた。 新施設長はもともと副施設長みたいな存在だったし 私はその人の方がより信頼しているし 大した問題は今のところない。   まだ前施設長は休みに入っていないし 役職はおりても 態度や言動は変わりないし しきっているし 今はまだ大して変わりはない。   「今のうちに私に聞いておきたいことはない?」  

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                                • 苛々苛々する姿さえかわいい

                                  某利用者は一日を通して不機嫌だった。   おそらくそれは暑さや湿度の高さや便秘や週の最後の登所日ということもあったのだろう。   物を蹴ったり、地団駄をしたり、声を荒げたりした。 また、作業や活動の拒否も激しい。   もともと場面切り替えが苦手で怒りがちだが その日は特に機嫌が悪く 誰が対応しても一日どうにもならなかった。   その利用者はついに苛立ちがピークに達した。   「イライライライラ…!」   声に出して言う人を私は初めて見た。 みんなで大爆笑。 そして

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                                  • 約三年ぶりに元相方と話した日

                                    仕事の件で元職場に電話した。 電話に出たのは、私の相方とでも言うべき同僚だった。   「はい、△△のAです。」 「〇〇の真咲と申しますが」   「お世話になっております。」 「Aさん、お久しぶり!ともかです。」 「気づいてたよ(笑)」   ほんの少しの時間だが 笑いながら話した。   退職してから約二年の年月だが そんな時間を感じさせないくらい 自然体な時間だった。   私の悩みや愚痴を一番聞いてくれた人だった。 力を貸してくれた人だった。 時には意見が食い違

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