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歴史あれこれ

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歴史ウラ話集。表の歴史に隠れたような歴史のこぼれ話が大好物です。 妄想や独自の見解話などの収集帳。
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#織田信長

今回は大阪人として物申す!

今回は大阪人として物申す!

「殿、決してお忘れあるな。わたくしはどこまでも、殿と一緒でござる」

石川数正は自ら裏切ったのか、それとも家康の命でスパイとして送り込まれたのか。
どちらの説を採るのか、ある意味楽しみにしていましたが、なるほどこうきましたか。

大坂の繁栄ぶりや秀吉の言動を冷静に観察し、自らの独断で相手の懐に入り込んだわけですね。
捨て身の言動には迫力すら感じました。
演者の松重豊さん、とても「孤独のグルメ」での

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正信キタ~~~!

正信キタ~~~!

待ちわびました!
我らが松山ケンイチ・本多正信がついに復活しました。

実際にはいつ正信が復帰したのか、詳細な史実は残っておらず、この先の家康にとって重要な補佐役となる存在だけに、どこで復帰させるかは脚本家の腕の見せどこでもありました。

何度もここかもしれないというタイミングはあったのですが、やっと待ちに待ったシーンが訪れました。

二人の直接のやり取りは少なかったですが、それでも「あうんの呼吸

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家康、「たぬきおやじ」覚醒

家康、「たぬきおやじ」覚醒

「信長を殺す」

家康が家臣たちに告げた胸のうちは、あまりにも唐突でサラリと言い放ったものでした。

というか、急に穏やかになった家康にどうにも違和感は大アリだったのですが、最後にオチましたね。

数々の辛酸を舐めてきたきた家康は、とうに堪忍袋の緒は切れて、心の奥底には真の怒りが煮えたぎっていたのでしょう。

それでも表情には一切見せない。
そんな芸当を会得したのはこのあたりからなのか。

ここに

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武田勝頼は「桶狭間」を夢見たのか?

武田勝頼は「桶狭間」を夢見たのか?

勝頼(真栄田郷敦)はどうして退かなかったのか??

ここは速攻で退いて、仕切り直すのが当たり前なのに、父の信玄を超えたかった?
そして、「桶狭間の戦い」を夢見たのでしょうか?

もしかしたら、父の信玄に反発していたのかもしれないとさえ感じます。

過去に戦国2世について書かせていただきました。

父があまりにも偉大すぎて、重臣たちの気持ちが離れていたようで、確固たる信頼関係が築けていなかったとされ

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急に強くなってどうした家康!

急に強くなってどうした家康!

家康が覚醒です。

信長に対して強い態度に出ていたのには驚きました。本来の家康のイメージとして、みんなの前で「たわけ!」と興奮するなんてどうにも考えられません。

しかも、織田家家臣がボンクラすぎる。
明智(酒向芳)は無能。
どうしても「麒麟がくる」の長谷川博己さんを連想するので、あまりにもお粗末で、ただのイケズな嫌な奴にしか映りません。

秀吉(ムロツヨシ)はもうハッキリ言って異常者。
精神的に

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家紋に見る道三の夢

家紋に見る道三の夢

レキジョークルでは、次回活動予定として1泊して「犬山城」~「岐阜城」という戦国の城をハシゴする計画が進行中です。

犬山城下を流れる木曽川で船上食事し、「鵜飼い」も鑑賞する予定なのです。

「犬山城」は国宝であり現存天守12城に数えられる貴重な城の一つですし、「岐阜城」は斎藤道三と織田信長とで天下取りの夢を繋いだ城です。

今からどちらもワクワクして、いろいろ調べている最中ですが、レビューを読んで

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忠敬先生の足跡  1   『4-16・17三保村』

忠敬先生の足跡 1 『4-16・17三保村』

 昨年、映画🎞『大河への道』を拝見して、感動しました。伊能図を手がけたことで有名な伊能忠敬の半生を描いたというより、名も無き、忠敬のお弟子さんたちの🗾日本地図にまつわるエピソードを描いた映画でした。

 伊能忠敬も凄い方なのですが、忠敬を慕い🗺日本地図を完成させるお弟子さんたちにも拍手を贈りたいです。

 伊能忠敬は、延享2年1月11日(新暦・太陽暦では1745年2月11日)生まれです。さす

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信長の城から見えるもの

信長の城から見えるもの

毎週録画している番組の一つにNHKの「歴史探偵」があります。

歴史の謎を最新鋭の技術と、現地でのレポートにより深く掘り下げ、真実に迫る内容に身を乗り出して観るほど感心させられます。

今週は信長の最後の城となった「安土城」をVR再現したものでした。

当時、この城は初めて尽くしの城だったので、人々はさぞかし驚愕したことでしょう。

私たちが一般的に「城」と認識しているは「天守閣」だと思いますが、

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信長の基礎を作った父と傅役

信長の基礎を作った父と傅役

先日、谷俊彦さんの記事で、信長の傅役・平手政秀ゆかりの名所を訪ねて、彼への思いを馳せておられました。

彼の死の謎や信長との関りについて触れておられるのを読み、私自身もこの平手政秀にはかねてから様々な妄想を巡らせていたので、再度、考えさせられる機会を与えていただいたのです。

名古屋市にある「綿神社」に政秀が奉納した自らの手彫り狛犬があったそうです。

そこから感じた政秀の思いを深く考察され、信長

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気になるジーサン《平手政秀》 [2/2] 「合理性」と「社会性」

気になるジーサン《平手政秀》 [2/2] 「合理性」と「社会性」

散歩中に偶然見かけた神社(名古屋市北区の綿神社)の由緒書に、以前から気になっていた平手政秀が「信長の奇行平癒」を祈願して自ら彫ったこま犬1対を奉納した、との記述を見つけ、政秀の邸宅跡地・志賀公園まで足を伸ばしました。

数日後、政秀の首塚がある、市内西区の東雲寺を訪れました。平手町/志賀公園から西北西に2 kmあまり、ざっくり、清州城(当時は尾張守護代・織田大和守家の居城)と那古野城の、ほぼ中央あ

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気になるジーサン《平手政秀》 [1/2] 「奇行平癒」に狛犬奉納

気になるジーサン《平手政秀》 [1/2] 「奇行平癒」に狛犬奉納

ご近所に、ずっと気になっているジーサンがいます。

歴史上の人物なので生まれた時からジーサンだったわけではないでしょうが、歴史ドラマにたまにチョイ役として顔を出す時は必ず、既にジーサンになっているので、私たちがこの人で脳裏に想い浮かべるのは当然、ジーサン顔です。

名古屋市北区の地下鉄黒川駅から北方向に、散歩と称して徘徊中、とある神社入口の立て札に、ふと目が止まりました。
「綿神社」とあります。

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信長の正室「濃姫」の妄想止まらず

信長の正室「濃姫」の妄想止まらず

試写会に行ってきました!「LEGEND&BUTTERFLY」の試写会にウチの主人が応募していたらしく、それが当選し、27日の公開に先駆けて鑑賞しました。

監督は大好きな「るろうに剣心」の大友啓史。
脚本は「どうする家康」「三丁目の夕日」の古沢良太。

これは期待できるコンビですよね~!

なんと偶然にも、レキジョークルメンバーのリンさんも当選していて、そちらもご夫婦で観賞です。

実は付き合いが

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この設定で、これからどうする家康?

この設定で、これからどうする家康?

ちょっとちょっと~。
ツッコむところが多すぎて、困ってしまいます。

一言でいうと「斬新」過ぎて、初回の60分間、始終唖然としてしまいました。

これはNHK大河ドラマですよね!?
若い世代の視聴者に向けて製作したのでしょうか?
そうだとしたら、かなり頑張っていると思います。
しかし、頑張り過ぎて空回りするのではないかと心配もしてしまいます。

これからこの調子で話は進行してゆくのでしょうか?

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フロイスが見た日本のクリスマス

フロイスが見た日本のクリスマス

早いもので、もうクリスマスの時期となりました。

まずはm.Aさんの記事を紹介させていただきます。

彼女は主に西洋史関連の記事を書かれていて、サバサバした文体で無駄な言葉は一切なく、端的で解りやすい記事なのです。
日本史しか知らない私にとって、いつも興味深い学びがあり、見識が広まります。

本日の学びは「ビーダーマイヤー時代=わびさび時代」でした!
詳しくは是非とも記事を読んでくださいね。

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