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父ちゃんの随想録

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生活、気づき、思索、モノローグ、ダイアローグ、物語、批評、哲学、徒然なるままのみならず、少し突っ込んで考えます。
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#子育て

7月13日(こどもの権利)

7月13日(こどもの権利)

昨日、セーブザチルドレンの話を聞いたのだが、偶然にもこの日も子どもの権利についての話に。

遊ぶ権利について、子どもの権利条約では謳われているようだが、わたしの住んでる地域では子どもの遊べる場所は多いとはいえない。

友人の住んでいるマンションの一階はエントランスと駐車場で子どもが遊んでいたが、住民からの苦情により、先日から遊べなくなった。

我が家の向かいのマンションでも子どもたちが遊んでいるが

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7月11日(お向かいさん)

7月11日(お向かいさん)

長女の下校時間が早かったのをうっかり忘れ、一時間半遅れて帰宅。扉には張り紙。

「むかいの柴田です。長女ちゃんを預かっています。」

やってしまった。

すぐに向かいの家へ。
幸いなことに次女と歩いているといつも優しく声をかけてくれる柴田さんは、熱中症を心配して長女にアイスを食べさせ、涼しいクーラーの部屋で過ごさせてくれていた。すぐに家から出てきてくれた柴田さんは、

「ごめんねー!もっと早く気付

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6月30日(子どものしたいこと)

6月30日(子どものしたいこと)

ティッシュを出したがる子どもの話を聞く。うちの子も二人ともティッシュ期があり、一瞬の隙でも与えると部屋中ティッシュまみれになったものだ。

この時期は、わたしは自分の片づけたい欲求と子どもの散らかしたい欲求が闘っていた気がする(一歳半から二歳前くらい?)。

そんなときにちょっと癒されたのは『ちらかしぼうや』という絵本。
最後に、「いいさ、また片付けるさ」みたいなセリフがとても印象的で、なんだか微

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329日目(ぐずる子どもを楽しい気持ちにさせて保育園まで行く方法)

329日目(ぐずる子どもを楽しい気持ちにさせて保育園まで行く方法)

「今日は保育園だよ」

「行かない!おうちにいる!」

こんなやりとりから始まった祝日明けの木曜日。さあ、どうしたものか

妻をあっさり見送るいつもなら、

「母ちゃん送りにいく」

と言いだすの次女だが、今日はあっさり

「バイバイ。」

母ちゃんになんともそっけない態度。昨日はずっと「母ちゃんがいい」と言い続けて、長女が一緒に遊ぼうとすると突っぱねる始末だったのに。

妻曰く、

「きょうは昨

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「自分で考えなさい」から考える主体性【主体性論考①】

「自分で考えなさい」から考える主体性【主体性論考①】

友人の息子さんが、習い事の振り替えの予定を決める際、「いつにしたらいいかな」と、知人に聞いたのだそうだ。

友人が、「それくらい自分で考えなさい」と息子さんに言ったら、しばらく拗ねて黙ってしまったそうだ。

見かねた知人は、なぜ「自分で考えなさい」と言ったか、主体性(自分で決めて行動すること)の大事さを息子さんに説いたらしい。

「生殺与奪の権を他人に握らせるな」という思いが、知人にはあったそうだ

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313日目(薄皮饅頭とこころの発達にまつわるフィクション)

313日目(薄皮饅頭とこころの発達にまつわるフィクション)

子ども食堂でのこと。
男の子が不遜な態度で絡んでくる。

「なんだばかやろう」

人生ゲームわたしはそういうノリが嫌ではない。

「何か言ったかー?」

ふざけて同じノリで言い返した。

子ども食堂で食後に行われた人生ゲームの最中であった。こうたくんは初めから参加するつもりだったのだが、少し遅れて途中から参加していた。

みんな、コマを動かしたり、お金を渡したり、カードをもらったり、忙しなく動いて

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ボードゲームの会

ボードゲームの会

先日、親子を集めて、ボードゲームの会をした。ゲーム博士の友人を招いて。

・ペンギンパーティー
・ナンジャモンジャ
・おばけキャッチ
・ピクチャーズ

一人で遊べるパズルも。
・箱入り娘
・コブラツイスト

おもちゃもたくさん用意して、めいめいが好きなように遊ぶ。いつものことながら、子どもが何人か集まると、全員違う個性に驚く。

保護者にくっついて離れない子、さっと離れてボードゲームに興じる子、負

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察する(子どもの気持ちを)

察する(子どもの気持ちを)

気持ちを察して欲しいよく女の人が口にする言葉だ。私たち男はあまりそんなことを考えないばかりに、直接的にきいたり、聞かずに行動したり、何も言われないからやらなかったりすることで、投げかけられる。女性はなぜ、この言葉を口にするのだろう。

女の発達心理学小さい子どもを見ていると、言語能力が男と女で明らかに違う。理由はよく分からないが、これは子育てや教育の現場にいたことがある人はよく経験することだ。女の

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公教育と社会

公教育と社会

公教育と社会の関係私たち教員は、どれくらいこの関係を意識して教育に携わっているのだろう。改めて、教育は次の社会を創る人を育てるものであるという視点でみると、私たち教員の仕事はとても魅力的な筈である。

発達段階というミクロな視点まず、子供の世界を知るために、子どもの発達を理解することはとても大切である。特に幼稚園や小学校の先生は顕著であると思う。ヴィゴツキーの発達の最近接領域理論からもわかるように

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母との対話

母との対話

母のママ友わたしには保育園時代からの幼なじみ(Aとしておこう)がいる。といっても、最近は直接の交流はあまりなく、もっぱら母と幼なじみの母のママ友会によって繋がっている。そのおかげで、良いか悪いかは置いておいて、直接聞かなくてもお互いの子育て事情が筒抜けである。(少なくとも自分にとってはとてもありがたい)

保健師の功罪Aの家庭では、8ヶ月になる赤ちゃんがいるらしい。しかし、少し早産だったようで、幼

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