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さようなら、恋人|#シロクマ文芸部
寒風の吹く休日の朝、noter様にはいかがお過ごしでしょうか。
心の向くままに、20文字小説を創ってみました。
ありがとうとさよならが一つに重なった日。
ねむるあなたを、心の棺にそっとおさめた。
さよならだけが人生だ、なんて作家が言う。
そんな遊びのような台詞は言えない…今は。
休日の電車は人もまばらで休符記号のよう。
ドアのガラスから冬の陽の暖かさを感じた。
不意に…無自覚に落ちる涙。
sentimental trip|#シロクマ文芸部
十二月。
冬の日が短くなってから、
ひとりで夜の散歩をするのが
好きになりました。
冷たい空気を吸い、
頭を冷やすと
自由に考えに耽ることが
できます。
川べりの道路は、
ほとんど誰も歩かない時間。
一方通行の車が時折過ぎるだけで、
静かになってきていました。
コートのポケットに、手を入れて
歩きました。
ポケットの片方には、時計がわりの
携帯が入っています。
詩と暮らした日々|#シロクマ文芸部
昨日ゆっくり眠れたせいなのか、
夜中なのに詩が浮かびました。
詩の神様が消えてしまわないうちに、
失礼ですが投稿させて頂きます。
詩 と 暮 ら す
身を切るような冬の風に晒され
何かを忘れた罰を与えられているよう
詩 は 苛 む
ときに耐えられなくなる
詩 と 暮 ら す
朝の日差しがあたたかく頬に触れ
誰かの愛が心に流れてくるよう
詩 は 慈 し む
ときに 微笑みをもた
ポケットのプロポーズ〈male〉20字の小説|#小牧幸助文学賞
今日は友人と会いに街なかへ行きました。
すっかり冬支度になって、マフラーをする人がいたり、ホットワインを出すお店があったり。
恋人たちの姿を見ながら、20字の小説の続きが浮かんできました。
待ち合わせ満面の笑顔の君、まぶしくなる。
少し息切らし、並んで歩く姿。愛おしくて。
夜の街手袋をしない手。冷たそうに見えて。
繋ぐのは年甲斐もないかな?一人で照れる。
コートのポケットには、ちいさな箱が
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誰も知らない夜〈femme〉20字の小説|#小牧幸助文学賞
通勤帰りの女性と、すれ違いました。
この人の夜はどう過ごすのだろう?と
想像しました。
夜の電車。ドアの窓、街のあかりきらきら。
一つひとつに人と生活。まるで奇跡みたい。
夕べの食事早く済ませ、飲むプライベート。
サブスクの映画観て、しばしトラベリング。
あらい髪はていねいにドライ。鏡みつめる。
あたたかな毛布に、抱きしめられてねむる。
目覚まし時計は相棒。また光る朝が来るよ。
✢✢✢
20文字のYELL〜わが子へ|#小牧幸助文学賞
「20字小説#小牧幸助文学賞」
2度目のエントリーをいたします。
ねえ。君は本当に父親にそっくりになるよ。
やさしさの質量も。はにかんだその笑顔も。
人当たりは良いけど、実は頑固なところも。
嘘のないことばは、時にはどきりと刺さる。
傷つくのは若さの標《しる》し。怖がらないでいい。
飛び立つ日。もう母を忘れるかもしれない。
思い出した時には、いつでも待っているよ。
大切な大切な君。
20文字のフォトグラフ〈5枚〉|#小牧幸助文学賞
no+eの世界にこんな扉があるのを
初めて知りました。
#小牧幸助文学賞 20文字小説に
応募します。
『未熟さが眩しい』
もういい、と俯向く
君の横顔に見とれてる。
✢✢
『追い越された背』
低い声が降りてくる。
神様の贈り物だ、君。
✢✢
『勇気』
悩み苦しみは捨てて。
歩くと、もう過去。
✢✢
『君はアイコン』
暗色から優しい色。
心を映す君はアイコ
Tea for Two 二人でお茶を|詩
自分は価値がない、と
不機嫌に言い切っていた君
声をかけたかったけれど
何て言えば良いかわからない。
そんなことない、とか、
教科書にのっている話とか、
どこかで見た言葉では
かき消えて届かなそうで。
(君は 代わりがいないよ)
(生命《いのち》の分身だよ)
それはあとで気づいた言葉。
祈るように暮らしたある日。
君がココアを飲んでいた。
大好きだったココア。
何回も、
「富」を得る方法が
知りたければ、起業家が教えてくれる。
「名声」を手にする方法が
知りたければ、芸術家が教えてくれる。
「権力」を握る方法が
知りたければ、政治家が教えてくれる。
「真の愛」を確かめる方法が
知りたければ、
いたいけなこどもが教えてくれる。
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楽観主義 (Optimist)|詩
午後、病院で薬待ちをしている。
広いロビーには
待合い椅子が何列も並び、
患者やその家族は
頭を揃えるように座っている。
密やかな話し声、
案外楽しげで、不思議な会話。
大体二人ずつ。
大きな窓の外に、
枯葉が舞っている。
金色に光る木の葉。
偶には赤みを帯びて、
ずっと、舞い続けている。
少なくとも
「最後の一葉」の話は、
この病院に似つかわしくない。
少しだけ
MOTHER〜母を恋うる歌|詩
母よ。
あなたは わたしにとって
すべてを 受け入れる
ゆたかな 海でした
足もとを 照らしだす
やさしい 月でした
明るく かがやく
うつくしい 太陽でした
はられた根に
慈雨をそそぐ
大地 そのものでした。
母よ。
あなたがいるから
しとねに就き
深く 眠れました
母よ。
もうあなたは…
母よ、
せめて祈りを。
母よ
一年後の私へ|詩手紙
秋の柔らかい陽が、心をあたためてくれます。
一年後の私へ。
穏やかに、日々を過ごせていますか?
電車に揺られ、家々が通り過ぎていくのを
眺めていると、
それぞれの想いやドラマがあるのだろうと
考えてみたりします。
今から1年前。
癒えかけた心を、
片付かない引き出しに入れて、
口を閉ざしていましたね。
人生のワークシート
答えを探しまわって、
分からずに頭を抱えていましたね。
本当の答え
大嫌いだったけれど、大好きな母へ|詩手紙
お母さん。あなたを思い出すと、目を見開いて叱っている顔が浮かんでいました。いつも厳しく注意する声が聞こえていました。
お母さん。お母さんを真ん中にして、私と弟が川の字のように、布団を並べて寝ていた子供の頃。静かに寝静まった夜中、目が覚めると、いつもお母さんは弟の方を向いて寝ていました。私はお母さんの頭の後ろを見つめて、とても寂しかった。
「私より、弟の方が好きなんだ。
私は愛されてない