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フランク・ロイドのヰタ・セクスアリス(Ⅱ)第二話 メグミ Ⅰ

フランク・ロイドのヰタ・セクスアリス(Ⅱ)
第二話 メグミ Ⅰ

シリーズ『フランク・ロイドのヰタ・セクスアリス(Ⅱ)』
第二話 メグミ Ⅰ

シリーズ『フランク・ロイドのヰタ・セクスアリス(Ⅱ)』
第一話 清美 Ⅱ

シリーズ『フランク・ロイドのヰタ・セクスアリス(Ⅱ)』
第一話 清美 Ⅰ

フランク・ロイドのヰタ・セクスアリス(Ⅰ)の続きの物語。主人公は代わって、マルチバースに登場する宮部明彦。森絵美は続いて登場。(Ⅰ)で登場した杉田真理子と加藤恵とは似ているようでいて、ちょっと違います。

加藤恵は加藤恵美(メグミ)という名前になります。島津洋子も登場して、第1、第2、第3ユニバースの登場人物とかぶります。いわば、第1、第2、第3ユニバースの記憶転移の干渉を受けない宇宙、第4ユニバースという宇宙です。この第4ユニバースで殺害された森絵美の記憶が第2ユニバースの神宮寺奈々(「A piece of rum raisin - 第2ユニバース」/「フランク・ロイド」のシリーズ [pixiv])に転移します。

登場人物

宮部明彦    :理系大学物理学科の2年生、美術部。横浜出身
加藤恵美    :明彦の大学の近くの文系学生、大学2年生、心理学科専攻
杉田真理子   :明彦の大学の近くの文系学生、大学2年生、哲学科専攻

森絵美     :文系大学心理学科の2年生、明彦の恋人
島津洋子    :新潟出身の弁護士、明彦の愛人
化学科の真理子 :杉田真理子とは別人の明彦と同期の化学科の3年生、美術部
清美      :明彦と同じ理系大学薬学科の1年生、美術部

小森雅子    :理系大学化学科の3年生、美術部。京都出身、実家は京都の和紙問屋、明彦の別れた恋人
田中美佐子   :外資系サラリーマンの妻。哲学科出身

 2020年代のラブ・ストーリーと1970年代のそれは違う。

 ぼくが考えるに、今のほうがずっとシンプルだ。美久やタケシのようにシンプルだ。ここに出てくる明彦、メグミや絵美、真理子は理屈っぽく、現代人なら苛つくだろう。

 これを読む人は、ここに出てくる宮部明彦が雅子編のフランク・ロイドと違って、好かれると思わない。優柔不断だし、すぐ女の子を乗り換える。メグミの基本的性格は他のシリーズと一緒だ。『ラムレーズンを一粒』は『A piece of rum raisin』。男の子は、ケーキの上のラム・レーズンみたいにちっぽけなもの。

1978年5月4日(火)

 ぼくが女の子にも性欲がある、それも男の子に勝るとも劣らないような性欲がある、と認識したのは、ぼくが16才の時だった。もちろん、女の子は男の子じゃない。セックスなんてしないでも平気なことが多い。個人差があるのだ。
 
 ぼくは飯田橋のルノアールで加藤さんとコーヒーを飲んでいた。加藤恵美は、堀向こうの大学の美術部の部員だ。加藤さんはぼくの女友達(この言葉というのは、友達でたまたまそれが女の子だということだ)の真理子の友達なんだ。加藤さんを知ったのも真理子の紹介から。

「あら?そういえば私の友達も美術部なのよ。加藤恵美っていうの。今度紹介したげるから」というので、紹介してもらった。何度か、真理子と加藤さんと三人で会っている内に、ぼくの大学と加藤さんの大学の美術部で合同展覧会でもやろうか?ということになった。ぼくは平日だったが、5月4日でどう?と二人に聞いた。二人ともその日の午後はGWの最後で空いていた。だから、デートというわけじゃない。

 真理子と加藤さんと待ち合わせをして、ダベっていたのだが、話は合同展覧会の話になる、真理子は美術には興味がない。真理子は「今日は忙しいから、二人でもっとあなたたちの展覧会の相談をしていてよ。私は音楽系なので、悪いわね」といって、渋谷の屋根裏とかいうロフトに行ってしまった。
 
「そっちは何点くらい展示できそうなの?」と加藤さんが訊いた。「そうだな」とぼくはメモを見て「100号出したいってヤツがいてさ。その他は30号3点、20号2点、10号3点、6号5点、SM2点ぐらいかなあ・・・」「あら、じゃあ、こっちの方が多いわよ」「そりゃあ、加藤さんのところは部員も多いしね」「費用の割り方どうする?」「号数の合計ってわけにもいかないから、そっちが6割でこちらが4割じゃあどうなのかな?」「すごくざっくりした割り方ね」「こんなものは細かく計算したってしょうがないよ。それでよければ、こっちはぼくが納得させるからさ」「私たちはそれでいいわ」「じゃあ、それで決まりだ」「それでね、場所は四谷の・・・」

 招待状の分担、招待者のリストアップ、具象か抽象か、どう配置するか、だいたいのところを打ち合わせして、じゃあ、あとはスタジオ見てから詳細は決めよう、スタジオを見学する日は来週でいいかな?そっちはメグミがずっと担当するの?こっちがぼくが担当だ、と展覧会の話はいちおう終わり。

 真理子は、大学にパンツスーツを着てきたりして、フォーマルな服装を好む。加藤さんはというと、かなりカジュアルな服装だ。今日はダンガリーの半袖シャツにデニムのミニスカート。スカイブルーのサマーセーターを首のところで結んで背中に回している。

 真理子は長髪で面長の美人だ。加藤さんは、ショートヘアで、キャンディーズのランちゃんみたいな顔立ちをしている。スプーンでコーヒーをぐるぐるかき混ぜている。そんなに混ぜなくてももう十分だと思うけど、ペンを指先でクルクルやるような癖かも。かき混ぜるのがすんで、彼女はカップを両手で持って、コーヒーを飲み始めた。「宮部くん?」と彼女がコーヒーカップの縁越しにぼくを見ながら言う。「用事終わったのよね」

「そうだね、今日のところは」
「それで、宮部くんは帰っちゃうのよね、メグミにバイバイって言って」
「何かあるの?」
「何にもないわよ。何にもないから困っている」
「何が?」

「一緒にいる理由!」彼女は髪の毛を指で梳きながらちょっと怒ったように言った。
「いいよ、何かあるのならつき合うよ。買い物?本屋かい?」とぼくは何が彼女の気に入らないのかわからなかったので、当てずっぽうで言う。
「そういうことじゃないのよ」と彼女が頭を振りながら言った。「鈍感ね、宮部くんは・・・」
「え?」
「あのね」と加藤さんが言う。「ちょっと、訊いてもいい?」
「どうぞ」
「宮部くんとマリって、どのくらいの関係なの?」
「う~ん、どのくらいっていわれてもなあ・・・週に二度ほど会って、買い物したり本屋に行ったり、だべったり、ちょっとお酒を飲んだり、という関係?」
「ふ~ん、あのね・・・」

「なに?」
「宮部くんとマリ、肉体関係ってあるの?」
「バ、バカ・・・加藤さんは何を訊くんだか・・・な、ないよ」
「キスとかは?」
「ないよ」
「じゃあ、単なる友達?」
「いや、週に2度会っているんだから、仲のいい友達なんだろうね」

「キスしたいとか、セックスしたいとか思わないの?」
「真理子がどう思っているか知らないけど、まだ知り合って2ヶ月くらいだからね」
「宮部くん、知り合う期間が長ければ、キスとかセックスとかしてもいいってことなの?」
「そういう話じゃないって・・・」

「そう」と加藤さんは言った「じゃあさ、メグミが宮部くんとエッチしたいって言ったらしてくれる?」
「おいおい・・・」
「冗談よ、冗談」
「まったく・・・」
「あのね?」
「なに?変な質問じゃないだろうね?」

「どうして、私って生理の前になると無性にセックスがしたくなるんだろう?」
「変な質問じゃないか!」
「そう?でも、どうして?」
「それって、排卵が近づいて、子供が出来ますよ、子供を作ってくださいって、体が要求しているからじゃないか?」
「そうなの?メグミの体が子供を欲しがっているってこと?」
「そうとしか考えられないよ。だから、男の子が欲しいんじゃなくて、子供が欲しいからセックスしたくなるんじゃないの?」
「そうなんだ・・・あのね?」

「また、なに?」
「いま、その生理直前なの」
「だ、だから?」
「欲しいの・・・」
「加藤さんね、キミは真理子の友達で、ぼくは真理子からキミを紹介されたんだよ」

「だから?」
「だから、キミはぼくの友達の友達であって・・・」
「あら?メグミは宮部くんの友達じゃないの?」
「順序と階層の問題だと思うけど・・・」
「じゃ、マリよりも先にメグミと会っていたら優先順位が違ったということ?時間差の問題なの?近しさの問題じゃないの?」

「う~ん、・・・」
「だって、宮部くんはマリと何もないんでしょ?」
「そういわれれば、何もないとも言えるけどさ」
「じゃあ、メグミとエッチしたって構わないじゃない?」
「だって、ぼくとメグミと会ってまだ三週間くらいだよ?五回くらい会っただけだよ、それも真理子と一緒に」

「それで?」
「だから、つまり・・・」
「宮部くん、メグミとエッチしたくない?」
「急にそんなこと言われてもさぁ~」
「急だろうが、ゆっくりだろうが、したいか、したくないか、そんなことわかりそうなものじゃないの?」

「わかったよ、メグミはかわいいし、エッチしたくないって言えばうそになる」
「したいの?」
「うん、したい」
「じゃ、しよ!」

「え?いま?」
「バカねえ、ルノアールでエッチができるわけがないでしょう?」
「しよう、なんて言うから・・・」
「ここを出て、エッチできるところに行こうよ」
「どこ?」

「宮部くん、エッチしたことないの?」
「あるけど、そりゃあ、自宅とか彼女の家とかだしさ・・・」
「ウブなんだぁ~?」
「まったく、加藤さんはそんなかわいい顔して何を言い出すんだか・・・」

「あのね、宮部くん」と加藤さんが言う。「神楽坂ってさ、昔から置屋がたくさんあって、色街だったんだよ。早稲田通りの裏の三丁目や四丁目は料亭があるの。今でもあるのよ。それで、そういう色街ならラブホテルだってあるはずよ」
「なんだ、加藤さんだって知らないじゃないか?」
「知らないわよ、ラブホテルの場所なんて。だいいち、男の子にエッチしようなんてメグミから言ったのは生まれて初めてなんだから・・・」
「なぜ、生まれて初めてがぼくなんだ?」
「しょうがないじゃない?急に欲しくなったんだから、宮部くんが」
「頭が痛くなってきた・・・」
「頭痛はそのくらいにしておいて、さ、ここを出ましょう」
「本気なの?」
「冗談でこんな恥ずかしいことを女の子が言えると思う?」
「思わない。わかった、出よう」

 ぼくらは早稲田通りの坂をあがっていった。「どこにあるのさ?その置屋とかが?」「三丁目よ、たぶん・・・ほら、ここここ。怪しいわ、ほら、この近江屋ビル、ここを右に曲がってみましょうよ」「こんな路地の奥にあるの?」「普通、大通りに面して堂々とあるわけないでしょ?」「そりゃあ、そうだ」「ほらほら、居酒屋とかあるじゃない?」「居酒屋くらいあるだろ、普通」「いくわよ」「加藤さん、なんだか・・・」「ドキドキする?私もそう」「まだ昼間だよ?」「ラブホテルって、24時間無休じゃない?」「なるほど」「ほぉ~ら、ここ、芸者新路って書いてあるわ」「ここを入っていくの?」「まさかぁ。置屋の隣にホテルがあったらおかしいでしょ?私の勘だともっと先よ」「ほんとか?」「さ、行きましょう」

 ぼくらは細い道を歩いていった。それでちょっと広い道との十字路に出た。それで、十字路の左角に加藤さんのいうようにホテルがあった。

「うそ!」「ほら、メグミの勘を信じなくっちゃ」「だけど、加藤さん、これからどうすればいいんだ?」「メグミの見たポルノ映画の場面では、男の子がいやがる女の子の手を引いて、ガラッとホテルのドアを開けて、『休憩したいんですけど・・・』と受付の人に言うのよ」「あのさ、いやがる女の子って?」「いいから、いいから、私の手を引っ張って、入って、入って」「わかったよ」

 ぼくはひどく小さな窓があいた受付に加藤さんを引っ張っていって、「あのぉ、休憩したいんですけど・・・」と受付のおばさんに尋ねた。「ハイ、いらっしゃいませ。二時間三千五百円になります」「ハ、ハイ」とぼくは慌てて千円札と五百円札を窓からおばさんに渡した。おばさんがキーをくれる。「二階にあがって、突き当たりの部屋ですよ」とおばさんが言う。

 ぼくらはエレベーターで(なんと古びたエレベーターがあった)2階にあがり、突き当たりの部屋のドアをゴソゴソあけて中に入った。

「ほぉら、うまくいったじゃない?」と加藤さんが言う。「汗かいちゃったじゃないか」「私もドキドキものよ。生まれて初めて、男の子とラブホテルに入ったの」「うそ?」「ホント」「おいおい、加藤さんって、まさか処女じゃないだろうね?」「そうだったら?」「ええ~、うそだろ?」「うそよ、バカね」「ああ、よかった」「なんでよかったのよ?」「だって、自分からエッチしようって女の子が処女だったらどうしようかと思ってさ」「処女嫌いなの?」「好きも嫌いも、加藤さんが処女だったら、ちょっとさ、責任ってものがさ・・・」「ただのエッチだよぉ~?責任とか関係ないじゃない」「まあ、そうだけどさ」

 ぼくはカーテンを閉めて部屋の照明を消した。ベッドのサイドテーブルの明かりだけつける。「加藤さん?」とぼくは彼女を抱き寄せた。

「宮部くん、私のこと軽蔑する?」
「なぜ?」
「だってね、友達の彼氏に『エッチしよう』なんて言って、ホテルにきちゃったんだから・・・」
「だって、加藤さんはぼくとエッチがしたいんだろ?」
「うん、したい」
「ぼくも加藤さんとエッチしたい」

 ぼくらはキスをして、お互いの服を脱がしあった。床に服が積み重なっていく。二人とも裸になると、ぼくはベッドに加藤さんを横たえた。加藤さんの横に滑り込む。キスをしながら、加藤さんがぼくに触れた。ぼくも加藤さんに触れる。
 
「加藤さん、あの・・・」
「恥ずかしいから何も言わないで。『加藤さん』も止めて!メグミと呼んで。それで、濡れているなんて言ったらぶつわよ、だって、ホントにいっぱい濡れているんだから」
「わかった。じゃあ、ぼくも明彦と呼んで」

「オッケー・・・あ!避妊はどうしよぉ?」
「こういうホテルはどこかに常備してあるはずだと思うけどね」とぼくはサイドテーブルをガサゴソやった。「ほらあった。でも、一個だけだ。念の為に受付のおばちゃんに聞いてみよう」とぼくは受付のおばさんに内線をかけた。「ありますよぉ。五個入り三百五十円。今、欲しいのね。もって行くわ」とおばさんに持ってきてもらった。ドアを半開きにしてコンドームの箱をもらう。おばさんに三百五十円渡した。ヘロインの取引のようだ、って、映画で見ただけで知らないけどね。

「明彦、よく知っているわね?」
「メグミと一緒。ぼくの見たポルノ映画の場面で主人公がコンドームをこうして手に入れたんだ」
「よかったぁ~、赤ちゃんできたらどうしようかと思ったの」
「そうしたら結婚するほかないよ」
「真理子に殺されちゃうわ」
「いまのままでも十分殺される理由になると思うよ」
「そうよねぇ、いけないことしているのかしらね?」
「だって、欲しいんだろう?」
「うん」
「じゃあ、しよう、余計なことを考えないで」

 終わったあと、メグミが言った。「わあ、よかったわ」「そう言ってくれるとうれしい」「ね、ね、明彦?」「なに?」「まだ時間あるわよね?」「あと一時間くらいあると思うよ」「もう一度できる?」「できるよ」「じゃあ、もう一度」

 結局、一時間では済まず、フロントに電話をかけた。「あのぉ~、一時間延長してもよろしいでしょうか?」とフロントのおばさんにぼくは訊いた。「結構ですとも。2千円になりますが」「今支払うんですか?」「出られる時で結構ですよ」「ありがとうございます」とぼくは受話器をおいた。

 メグミが枕にあごをのせてぼくを見ていた。「合計三時間!」「うん、三時間」「飽きないわねえ、私。明彦は?」「ぼくもメグミとなら飽きないな」「明彦、うまいわね、慣れているみたい」「そうでもないよ。誠心誠意やるとこうなるんだ」「変な表現」「メグミのどこが感じるか、というのに集中するとこうなる」「よく私の体のことがわかるのね?初めてなのに」「でも、メグミの中に入っていれば、ぼくのあれがそれを感じるからわかる」「そうなの?」「そう」「じゃあ、あと、残り一時間、私を感じてみて」「うん」

 ホテルを出たあと、神楽坂を降りていく途中でメグミが言った。「あ~あ、やっちゃった」「そうだね」「私たち、どうなるの?真理子にどういう顔で会ったらいいかしら?」「どうしようかなあ・・・だけど、メグミの生理前の性欲が高まった時だからなあ」「あら?それだけ?」「まさか、それだけじゃないけど・・・」「だまっていよ?真理子には。それで、メグミの次の生理前にまたエッチするの」「そういうものか?それで済むかなあ」「だいじょうぶだって」「だまっていようか・・・」「そうそう、沈黙は金」「でもだよ、ぼくが真理子とエッチしちゃったら?」「私、明彦を殺すわ。殺すかもしれない、ホント。だから、マリとエッチしてもだまっていてね、私には」「そういわれると、何もできないよ」「だったら、明彦はメグミとだけエッチしていればいいのよ」「真理子とは清い関係で?」「それでいいじゃない?」

 それから、ぼくらは何度も何度もエッチした。メグミの生理前だけじゃなくて、毎週、毎週、真理子に内緒で会った。神楽坂、新宿、渋谷、いろいろなホテルで。

「メグミ、ぼくらの関係ってなんだろ?」「お互いの性欲のはけ口友達!」「なんか、それって、空しくならない?」「そぉでもないよぉ~。エッチの合間にいろいろな話をしているし、もうメグミ、明彦の専門家だよぉ~」「ぼくもメグミの専門家だな」「そうでしょ?」「でも、これって、ぼくらが恋人同士ってことにはならないよね?」「ちょっと違うみたいね?」「メグミだって彼氏いるんだろ?」「いるわよ、明彦だってマリがいるじゃない?」「彼氏とはエッチするの?」「明彦と一緒、清い関係よ」「あ~、頭が痛くなってきた・・・」「頭痛はそのくらいにしておいて、さ、もっとやろ?」「了解」

 こんなことがダラダラと続いた・・・


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