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【創作】朝の市場で【スナップショット】
あと残っているものは何?
パブリカ、トマト、コショウ、
ニシンと食用酒と
グレープフルーツ
こんなところかな
オーケー、ちょっと休みましょう
そうだね
沢山買えてよかった
メモするくらい
こんなに沢山の種類の食材
買いこまなくてもいいんだけどね
何言っているの
私は色々な料理を作って
食べるのが大好き
食べることは喜びでしょう?
そうでもない
食べることが好きな人
2024年4月のお礼と振り返り、時代小説新連載のお知らせ
こんばんは、そして、こんにちは。ミックです。
今月もありがとうございました。改めて、皆さんが読んでくださることが、私が書くモチベーションになっています。お時間をいただいて、読んでいただくことで、皆さんにとって、少しでも楽しい時間を過ごしていただけたなら、幸いです。
今日はいつもの月次振り返り。とその前に、5月からの新連載小説についてお知らせしたいと思います。
時代小説新連載のお知らせ
【創作】最後のライブのあとで【スナップショット】
お疲れ様
ありがとう、来てくれて
とてもいいライブだったよ
歌も踊りも素晴らしかった
観客の人たちも
とても盛り上がっていたし
私の曲に興味がないんじゃなかったの?
そんなことはないよ
僕の趣味ではないけど
今まで君のライブに行かなかったのは
君に迷惑がかかるのが嫌だったから
そうだよね
本当にありがとう
もう週刊誌を怖がる日々もなくなるし
マスクをしなくても町を歩ける
いつで
魔力に浸る音楽 -名盤『レッド・ツェッペリンⅣ』の凄み
【金曜日は音楽の日】
ここではない、遠い場所からの力を感じること、それは音楽の醍醐味の一つだと思っています。
そんな、遠い異界の魔力を感じるアルバムの一つが、ハードロックバンド、レッド・ツェッペリンの1971年のアルバム、通称『レッド・ツェッペリンⅣ(フォーシンボルズ)』です。
『天国への階段』という、ロック史上に残る名曲を擁し、語り尽くされた感もあるこの大傑作ですが、改めて聞くと
「時」の真珠の魅惑-名作映画『ローラ』 について
【木曜日は映画の日】
時というものは、目に見えません。私たちが感じることができるのは、時の痕跡だけ。そして、それが驚くほどの美しさを見せることがあります。
そんな「時」の美しさをドラマで描き切った作品としてフランスのジャック・ドゥミ監督、1960年の映画『ローラ』を挙げたいと思います。
「ヌーヴェルヴァーグの真珠」とも言われるこの作品は、精巧かつ簡素な、素晴らしい「時」の結晶と呼
心の中を辿る旅 -小説『失われた足跡』の魅力
【水曜日は文学の日】
旅をすることは、自分の内面を探検すること。それは、ロードムービーや、旅を巡る小説における魅力でしょう。
私が好きな「旅をする小説」の一つに、キューバの小説家カルペンティエルの『失われた足跡』があります。探究としての旅が個人の内面にダイナミックに結びついた名作です。
アレホ・カルペンティエルは、1904年、スイスのローザンヌ生まれ。国籍はキューバでありながら