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ノマド日記

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ノマド日記です。
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#エッセイ

中国が約束を守れば台湾を巡って二つ目の戦争がはじまる展開か

中国が約束を守れば台湾を巡って二つ目の戦争がはじまる展開か

ペロシ米下院議長が訪台しました。これに対して中国外務省は、「政治的挑発」であり「絶対に受け入れられない」とする声明を発表。王毅国務委員兼外相も「必ず血を流すことになる」と断定し、中国軍は軍事演習の実施を発表。東アジアがいきなり、不安定な状況に陥りました。

蔡英文総統はペロシ議長を歓迎しますが、台北市内では、ペロシ議長が台湾に到着したその夜に抗議デモが起こり、中国のSNSユーザーがこれに反応し、中

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スリランカに続き南アジアは経済危機のドミノ倒しとなるか。ケジメをつける世界。他

スリランカに続き南アジアは経済危機のドミノ倒しとなるか。ケジメをつける世界。他

先週のノルドストリーム1の再稼働により、ドイツはひとまず安堵の表情を浮かべます。それでも深刻なエネルギー不足に襲われるドイツ(とEU)は、極寒の冬を迎える可能性があります。6月頃に露からのエネルギー購入を、来年までに9割削減すると宣言したEU。決定までに、冬を越せる分だけのエネルギーを確保しておきたかったのだと思いますが、この作戦は失敗に終わりそうです。

WHOがサル痘の緊急事態宣言。会議では反

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人類にグルテンフリーと自然農法で健康になれる大チャンス到来か。

人類にグルテンフリーと自然農法で健康になれる大チャンス到来か。

ドイツの開発大臣が、開発途上国に対して、小麦の輸入を下げるように要請。アフリカよ、いつまでも小麦に頼るなと。糖分多いからって甘えるなと。グルテンから自立し給えと。正論。小麦がなければグルテンフリーで健康になればいいし、農薬がなければ、自然農法で健康になれる。アフリカだけでなく、人類にとってのチャンスと考えられる。

ロシアからドイツへのパイプラインがメンテナンスにより停止。ドイツへの供給は10日間

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米国のバイデン大統領はジジイか、それとも若造か。ジジイの概念とは。

米国のバイデン大統領はジジイか、それとも若造か。ジジイの概念とは。

アメリカで、バイデン大統領(79歳)が実はジジイかもしれないという疑惑が出てきている。世論調査によれば、多くのアメリカ国民が、バイデンがジジイだと感じており、民主党員の多数も、バイデンがジジイであることをそれほど疑っていないという。

他方で、バイデンがジジイであるかどうかを探るホワイトハウス内で実施されたインタビューにおいて、バイデンには知的好奇心があり、会議では鋭い質問をしていることが判明して

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G7の途上国囲い込み。次世代エネルギー転換示唆。しかし世界は多極化か。

G7の途上国囲い込み。次世代エネルギー転換示唆。しかし世界は多極化か。

昨日のG7でバイデンがグローバルイニシアチブの為に6000億ドルを拠出したいと発表しました。イニシアチブの対象は、低中所得国とのことです。独裁国家との競争で、グローバルサウスなる国々を勝たせなければならなず、そのための資金となるようです。

合意が得られた場合、拠出はG7から出すことになるのだと思いますが、現在のG7にそんな余裕があるのだろうかと、率直に疑問に思います。独裁国家とは、ロシアを指すの

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カトマンズの米大使館とニューヨークタイムズの真意を考える

カトマンズの米大使館とニューヨークタイムズの真意を考える

ロシアのウクライナ侵攻開始以降、カトマンズのアメリカ大使館には、ウクライナ国旗がドーーン!と掲げられていました。

「ウクライナと一緒に闘おう!」だったか、「ウクライナを守ろうよ!」だったか忘れましたが、そのようなスローガンと共に横断幕が掲げられていたのですが、6月のはじめに、それらの幕が米大使館前から消えていることに気が付きました。しばらく様子を見ていましたが、復活させる意思も無さそうなので、米

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【ノマド日記】 システムの外側を考える

【ノマド日記】 システムの外側を考える

システムの外に軸足を移しておくことが必要かもしれません。システムとは、我々の生活を形作る枠組みのことです。パンデミックも、人間の手によってマネジメントされるべきものとなり、今後も訪れると研究所やシンクタンクなどで分析されている以上は、システム内の出来事であると考えます。金融市場の大多数を占める投資ファンドの一存で、いつでも引き起こすことができる株式の大暴落とセットで生じる大不況も、システム内の出来

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EUの露制裁と、漁夫の利を得るかのような中国とインド。膠着状態が続くように見えて新たなフェーズに突入する世界情勢か

EUの露制裁と、漁夫の利を得るかのような中国とインド。膠着状態が続くように見えて新たなフェーズに突入する世界情勢か

私は戦争には反対です。ロシアを支持しているわけではありません。しかしながら、私が現在住むアパートの下の階には、ロシア系パキスタン人とインド人が住んでいます。従って、私は彼らに配慮する必要があり、「プーチンがクソで、ゼレンスキーが全て正しい」と、容易に言えません。といって、共産主義者でもありません。世界は多様です。ご理解よろしくお願いいたします。

EU首脳が、ロシア産石油の禁輸で合意し、今年末まで

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海外旅行中に中古の型落ち激安MacBookを買った僕はリアルなノマドになれた -後編-

海外旅行中に中古の型落ち激安MacBookを買った僕はリアルなノマドになれた -後編-

「貧乏旅行中に現地でPC買うなら中古の型落ちMacBook一択 -前編-」 の続きです。

前回までのストーリー:「海外でパソコンを買う必要が発生したが、あまりお金をかけられない。でも、仕事でフォトショップやイラストレーターを使いたいから、それなりのスペックが必要。タイで5万円で購入した僕の新品ノートパソコン(ASUS製)は、すぐに壊れてしまった。この反省を生かして、安く高性能なPCを買いたい。

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貧乏旅行中に現地でPC買うなら中古の型落ちMacBook一択 -前編-

貧乏旅行中に現地でPC買うなら中古の型落ちMacBook一択 -前編-

こんにちは。

今回は、

「海外でパソコンを買う必要が発生したが、あまりお金をかけられない。でも、仕事でフォトショップやイラストレーターを使いたいから、それなりのスペックが必要。そんな時、何を選べば良いか?」

についてです。

以下は、コスパ良くPCを買う方法を探している方の参考にもなると思いますが、僕が旅行している地域はアジア圏内のため、アジア限定のお話とさせていただきます。

いきなり結論

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日本で生活に困ったら、アジアに行って海外半移住生活してみよう。

日本で生活に困ったら、アジアに行って海外半移住生活してみよう。

こんにちは。シンジ之間道です(4000字くらいありますが、全文無料で読めます)。

未曾有の状況が続き、さすがに参っている方も多いのではないかと感じる昨今です。ネパールでは、カトマンズを中心とした複数都市のロックダウンが長引いており、外出の機会は激減し、生活コストは下がる一方です。

今回のテーマは、コロナ禍でのアジアへの海外移住についてです。

正確には観光ビザを利用した、一箇所での長期滞在を想

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ネパールのロックダウン延長と、インドとの強い絆(トラベルバブル)について

ネパールのロックダウン延長と、インドとの強い絆(トラベルバブル)について

カトマンズを始めとする複数地域で、15日間のロックダウン延長が決定しました。

当初、ロックダウンは4/29から5/13日の予定でしたが、今回はインド発の変異株とされる新たなウィルスがネパールに輸入され、ネパール特にカトマンズ渓谷内での感染者増加を受けての延期処置となります。

詳細は存じませんが、カトマンズ以外の地域でも、50-60の地域でロックダウンのような規制が行われている模様です。

現在

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ネパール。場末のローカル食堂の物語 【雑記】

ネパール。場末のローカル食堂の物語 【雑記】

高齢の夫婦が営む、場末のローカル食堂。

僅かに西日が差し込む時間帯。

薄暗い室内。

電気を付けるにはまだ早い。

三畳半程のスペースに、テーブルが二つ、縦に奥へと並ぶ。

客席は、ピンク色の花柄模様の薄い布で仕切られている。

一番奥の席に腰を掛けると、外の道路が透けて見える。

隅に穴が空いた布。

テーブルに押し付けられた煙草の跡。

スレンレス製の、曲がったままのスプーン。

布越しに

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回るバンコクの下町

回るバンコクの下町

なんとなく回る

バンコクの下町

少年が

屋台に現れた

あーん

口を開ける

それを見た屋台のおっさんは

少年の口の中に

肉を放り込む

少年は

去っていく

なんとなく回っていた

バンコクの下町の

思い出