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米国のバイデン大統領はジジイか、それとも若造か。ジジイの概念とは。

アメリカで、バイデン大統領(79歳)が実はジジイかもしれないという疑惑が出てきている。世論調査によれば、多くのアメリカ国民が、バイデンがジジイだと感じており、民主党員の多数も、バイデンがジジイであることをそれほど疑っていないという。

他方で、バイデンがジジイであるかどうかを探るホワイトハウス内で実施されたインタビューにおいて、バイデンには知的好奇心があり、会議では鋭い質問をしていることが判明している。

イリノイ大学の健康専門家によると、バイデンは異常に健康で、バイデンの年齢が問題とされるようなエビデンスは、一つもないという。40年前からバイデン の下で働いているシニアアドバイザーのマイクドニロン氏も、今のバイデンと40年前のバイデンには「何の変化も見られない」と証言する。

けれども、バイデンがジジイではないかという疑念は根強い。

バイデンがカマラ・ハリス副大統領のことをを間違えて「ハリス大統領」と言ってしまい、ネットで大騒ぎになったことは、一度や二度ではない。バイデンはトランプの半分の回数しか記者会見やインタビューに参加していないし、先日自転車を楽しんでいたバイデンは、降りる際に転倒してしまったという。

本日(7月12日)の夜中に中東へ出発するバイデンだが、その出発前にけっこう長い間休んでいるのではないかとも指摘されており、中東旅行については、本当は先月ドイツで開かれたG7のついでに訪問する予定だったのが、疲れてしまったために変更になったとの噂だ。

そのバイデンが2期目の大統領選に出馬する意欲を見せるので、民主党内では不快に思われているという。

アメリカにおけるジジイはバイデンだけではない。下院のステニーホイヤー83歳はジジイだし、ペロシ83歳はむしろババアだ。上院のチャックシューマー71歳だってそれなりにジジイだし、トランプ75歳もやはりジジイ。バイデンより4歳後輩のトランプは、認知症のテストに合格したと誇らしげに話すものの、評論家からは完全に衰えたと見做されている。

バイデンが実はジジイではないかとNYTに報道されたことを受けて、ホワイトハウスは、バイデンは毎日働く「働き者」であると発表した。ホワイトハウスとしては、11月の中間選挙までは「バイデン=若造」のイメージで通したいのかもしれないが、昨年末の診断結果では、バイデンには無症状の心房細動があり、歩行は明らかに硬くなっており、逆流性食道炎による咳払いが顕著になってきているという。

それでもバイデンの主治医は、全体としてはバイデンは健康で元気な78歳の男性と言う。専門家ではない素人レベルの判断では、どう見てもバイデンはジジイに見えるが、アメリカにおいては、バイデンがジジイかジジイでないかという論争に結論を出せない現状だ。

かつての超大国が、自国の大統領がジジイかジジイでないかで悩む姿を見て、時の無情さや同情の念を禁じ得ない。しかし、人生140年と言われる昨今において、ジジイの概念が変わりつつあることも確かであり、その意味においては、バイデン大統領(79歳)はまだまだ「小僧」と言えるのかもしれない。

参考)
Joe Biden Is Too Old to Be President Again
At 79, Biden Is Testing the Boundaries of Age and the Presidency


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