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週休3日を目指す開業医。 趣味:株式投資,YouTube,温泉 座右の銘:「現状維持で…

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週休3日を目指す開業医。 趣味:株式投資,YouTube,温泉 座右の銘:「現状維持では後退するばかりである」

記事一覧

子離れならぬクリニック離れ~医療職人→経営者~

私が開業医をやめたかった理由 1.人の雇用管理が面倒 2.忙殺されてつらいが売上少なくてもつらい 3.飽きた 先日、同時期に開業した遠い親戚と食事をしました。 久々に会っ…

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1か月前
10

クリニックの運用利回りは?

先日、医療経営コンサルの方に今後の方針について相談しまして、 人の管理にうんざりで、仕事にも飽きてる私に頂いたアドバイスは、 「クリニックは他医師に任せて残しな…

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1か月前

院長の信頼度・退職危険度をさりげなく簡単に知る方法

いつもニコニコ働いているスタッフが、なんの前触れもなく突然退職を申し出てきた経験ありませんか? 今回は、スタッフから自分への信頼度と、退職危険度の簡単な見抜き方…

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1か月前
1

ストレスを極限まで減らしたクリニック開業

開業医の3大ストレスは、 売上 雇用 患者トラブル ではないでしょうか? これらを最小限にすれば、理論上ストレスフリーな経営スタイルが実現しやすくなります。 実際に…

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1か月前
12

究極のマネジメントとは

スタッフ10人程度のクリニックに関する話ですが、 マネジメントできてるところと、そうでないところの違いは、なんでしょうか? 私がチーム作りをする上で必ずやってるこ…

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2か月前
10

良かったこと
1.機能面・整容面で改善した患者さんにそれぞれ感謝された
2.注入セミナーの講師に選ばれた
3.右腕スタッフが戻ってくる

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3か月前
2

質の維持か売上の維持か

ここで言う「質」とは、サービスの質。 我々医療機関でもサービスの質は差別化の重要なポイント。 長く働いていた看護師が育休で出た。 変わりに入ったのは、23歳の感情…

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3か月前
4

外来がツラい理由

私は基本的に、仕事は好きですが、外来だけはしんどいときがあります。 外来の本質は「説得」だと思っています。 患者さんが、自分の治療をこの医師に任せていいのかとい…

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5か月前
1

マンションVS戸建て

この論争は、賃貸VS持家と行ったかたちでも行われ、双方のメリット・デメリットあると思います。 両方住んでみた私の結論は、子持ちなら絶対に戸建てです。 というのもそ…

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5か月前
5

開業医2.0

以前読んだ本で、開業医の平均寿命は勤務医より5年ほど少ないというのを見ました。 実際、私の周りの開業医も若くして脳梗塞、うつ病、自殺など患うのを見てきました。 …

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7か月前
5

医師に最適な株式投資法とは

ある程度 資産が増えてくると、 その運用方法に悩む時期があると思います。 特に所得税率が 高くなってきたあたりから、 働けば働くほど損している意識に苛まれるのは当然…

600
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7か月前
1

セミナーの利点

先日、 自ら主催して一般向けのセミナーを 行った。 テーマは 「美容医療との正しい 付き合い方 」 近年 美容医療における 被害者 が増えており、 その啓蒙のために、一…

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7か月前

不動産投資は医師には不向きと考える理由

ある程度手元の資金が貯まると投資を考えると思います。 私も一度は不動産投資に目を向けて、資格を取得したり、東京大家塾に相談したりしましたが、結果、マイホームと事…

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8か月前
3

抗Z世代抗体

一般的に扱いが難しいと言われるZ世代について考察してみた。 前提として、もちろん年代ですべての人を一括りには語れないが、 Z世代が仕事をすぐに辞めてしまう背景には…

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9か月前
3

仕組化で属人化は排除できるのか

今回はマネジメントについて。 最近の書籍では、属人化すると退職されたときにピンチなので、仕組化しなさいという結論が多い。 確かに理屈は納得するが私の現場ではなか…

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9か月前
3

勝負は採用時点で決まっている

最近、4年勤めた看護師が辞めた。 旦那が県外に転勤になったからついていくとのこと。 しかし、その翌月、医師以外が経営する近くのクリニックでアートメイクナースとして…

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10か月前
1

子離れならぬクリニック離れ~医療職人→経営者~

私が開業医をやめたかった理由
1.人の雇用管理が面倒
2.忙殺されてつらいが売上少なくてもつらい
3.飽きた

先日、同時期に開業した遠い親戚と食事をしました。
久々に会った彼は、痩せていて、下顔面が腫れ上がり、呂律が回っていない状態。
聞くと、舌の半分くらいのデカイ潰瘍があるとのことで、世にも珍しい口腔内の帯状疱疹とのことでした。原因はコロナワクチンと過労の影響だそうです。

彼も私と同じく7年

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クリニックの運用利回りは?

先日、医療経営コンサルの方に今後の方針について相談しまして、
人の管理にうんざりで、仕事にも飽きてる私に頂いたアドバイスは、

「クリニックは他医師に任せて残しなさい。そして、完全予約の自分がやりたい事だけやるクリニックを別にもうひとつ作りなさい。」

多くの開業医を見てきてらっしゃるコンサルタントさんなので、その経験から私にピッタリのアドバイスがそれらしいのです。

正直、次の暴落で株買い足した

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院長の信頼度・退職危険度をさりげなく簡単に知る方法

いつもニコニコ働いているスタッフが、なんの前触れもなく突然退職を申し出てきた経験ありませんか?

今回は、スタッフから自分への信頼度と、退職危険度の簡単な見抜き方をご紹介します。

方法は簡単。

スタッフの中から1人協力者を見つけます。

院長の誕生日か開院記念日等に、スタッフ全員から院長あての寄せ書きを集めてもらいます。

書き込まれた内容の結びが、

「今後とも宜しくお願いします。」や

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ストレスを極限まで減らしたクリニック開業

開業医の3大ストレスは、
売上
雇用
患者トラブル
ではないでしょうか?

これらを最小限にすれば、理論上ストレスフリーな経営スタイルが実現しやすくなります。

実際にそのような開業形態をとる先生が私の周りでも何人かおられます。

今回は、もし私がストレスフリー開業するとしたら…という視点で考えてみます。

まず広いスペースは要らないので、月に25万ほどのテナントを借ります。
受付、診察室、手術室

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究極のマネジメントとは

スタッフ10人程度のクリニックに関する話ですが、

マネジメントできてるところと、そうでないところの違いは、なんでしょうか?

私がチーム作りをする上で必ずやってることは、
「陰口、悪口をいう人を排除する」
ということです。
気に入らないことがあれば、直接経営者に言うか、陰で不満を言うくらいなら、自分の満足のいく職場に転職することを勧めています。

そうする理由は、チームをまとめるのに邪魔だからで

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良かったこと
1.機能面・整容面で改善した患者さんにそれぞれ感謝された
2.注入セミナーの講師に選ばれた
3.右腕スタッフが戻ってくる

質の維持か売上の維持か

ここで言う「質」とは、サービスの質。
我々医療機関でもサービスの質は差別化の重要なポイント。

長く働いていた看護師が育休で出た。

変わりに入ったのは、23歳の感情が読めないいわゆるZ世代と、47歳のベテラン。

23歳は病棟経験しかなく、人見知りもあって、患者さんとのコミュニケーションが苦手だ。
しかし、この年代は仕事の覚えは早い。

47歳は、外来経験も長いが、美容ともなれば勝手が違う。問題

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外来がツラい理由

私は基本的に、仕事は好きですが、外来だけはしんどいときがあります。

外来の本質は「説得」だと思っています。

患者さんが、自分の治療をこの医師に任せていいのかという判断を行う、そういう場です。

年齢と共に、経験と見た目が貫禄となり、多少認められやすくはなったものの、外来患者さんが増えれば増えるほど、時間との戦いになります。

待ち時間が2時間を過ぎれば、帰る患者さんもいれば、腹いせに口コミを書

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マンションVS戸建て

この論争は、賃貸VS持家と行ったかたちでも行われ、双方のメリット・デメリットあると思います。

両方住んでみた私の結論は、子持ちなら絶対に戸建てです。

というのもそもそも騒音で追い出されたわけですが、騒いでる子供を止める回数が減るために、精神的に楽です。

次に駐車場の近さ、エレベーターの待ち時間分のロスがないこと、あとは新築なら設備が全然良くなります。

家はデザインで選ぶのもいいし、機能で選

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開業医2.0

開業医2.0

以前読んだ本で、開業医の平均寿命は勤務医より5年ほど少ないというのを見ました。

実際、私の周りの開業医も若くして脳梗塞、うつ病、自殺など患うのを見てきました。

その原因のメインはおそらく心労でしょう。

私の場合は、目のアレルギーと戦っています。
ここ半年は、家で寝れない状態になってしまいました。
目の不調は、手術に影響するためモチベーションはかなり低下します。

「もう続けられない…。」

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医師に最適な株式投資法とは

医師に最適な株式投資法とは

ある程度 資産が増えてくると、 その運用方法に悩む時期があると思います。 特に所得税率が 高くなってきたあたりから、 働けば働くほど損している意識に苛まれるのは当然でしょう。

私は株式投資を、ジョジョの奇妙な冒険に出てくる「スタンド」だと思っています。
忙しい自分の裏でお金を稼いできてくれる存在。
イメージは、ハーヴェストではなく、スタープラチナです…。

さらに株式投資は、うまく分散すればイン

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セミナーの利点

先日、 自ら主催して一般向けのセミナーを 行った。 テーマは
「美容医療との正しい 付き合い方 」

近年 美容医療における 被害者 が増えており、 その啓蒙のために、一般の方に直接伝える機会をもうけたかったからだ。

同時に私は、仕事を続けるのに体力と気力の限界を感じていたため、最後のセミナーになるかもと思いながら、望んだ。

セミナー終了後、見ていた父から「他院の悪口をいうな」と注意を受け、

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不動産投資は医師には不向きと考える理由

ある程度手元の資金が貯まると投資を考えると思います。
私も一度は不動産投資に目を向けて、資格を取得したり、東京大家塾に相談したりしましたが、結果、マイホームと事業利用の土地くらいしか持ってません。

それは、不動産投資は医師には不向きだと考えるからです。

その理由を挙げますと、

1.忙しい
2.信用はあっても、人脈と知識がない
3.減価償却できても、利益に税金がかかる

まずただでさえ本業が忙

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抗Z世代抗体

一般的に扱いが難しいと言われるZ世代について考察してみた。

前提として、もちろん年代ですべての人を一括りには語れないが、
Z世代が仕事をすぐに辞めてしまう背景には、終身雇用の崩壊と共に、若いときのキャリアの重要性が増している事が原因と考えられている。
「ここにいてもしょうがない」と思うがゆえの早期転職だそうだ。

私も20代前半なんて使えない学生だったので、偉そうに評価するつもりはない。

氷河

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仕組化で属人化は排除できるのか

今回はマネジメントについて。

最近の書籍では、属人化すると退職されたときにピンチなので、仕組化しなさいという結論が多い。

確かに理屈は納得するが私の現場ではなかなかできない。

なぜなら、働く目的もモチベーションも吸収力も違う複数人を同じように育てるのは難しいし、
伸びない人を伸ばすより、伸びる人にリソースを集中させて伸ばす方が楽だからだ。

小さい組織では、育てる方の時間も確保するのが難しい

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勝負は採用時点で決まっている

最近、4年勤めた看護師が辞めた。
旦那が県外に転勤になったからついていくとのこと。

しかし、その翌月、医師以外が経営する近くのクリニックでアートメイクナースとして働きはじめた。

4年間毎朝カンファをして、マインドを共有して、正しい医療を誓ってきたのに、あっさり怪しいクリニックに就職してしまった。

もちろんうちにもなにか問題があったかもしれないので、それが悪いとは言わないが、この経験から言える

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