外来がツラい理由

私は基本的に、仕事は好きですが、外来だけはしんどいときがあります。

外来の本質は「説得」だと思っています。

患者さんが、自分の治療をこの医師に任せていいのかという判断を行う、そういう場です。

年齢と共に、経験と見た目が貫禄となり、多少認められやすくはなったものの、外来患者さんが増えれば増えるほど、時間との戦いになります。

待ち時間が2時間を過ぎれば、帰る患者さんもいれば、腹いせに口コミを書く患者さんも出てきます。

ただ、こちらはご飯もトイレも我慢して必死で回している。
このどうしようもない感じがツラいのです。

待ち時間が長くなれば、効率良く終わらせたいところですが、待たせれば待たせるほど、一人一人しっかり対応しないといけません。

じゃあ、予約制にしろっていわれますが、予約制にしたら、今度は診察の予約が半年後とかになります。

そこで私の考えた今の対策は、外来は主に非常勤にみてもらって、私はオペに集中するようにしました。

患者さんとゆっくりお話しするのはこちらも楽しいですが、毎日時間に終われて説得業務になってしまうとツラいです。

過労で倒れるまえにうまく行きますように…


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